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保育士としての働き方体験談①~保育園向いてなかった~

これから書くことは、あくまで私個人の体験であり感想です。

私は、保育士としていくつかの働き方を経験しました。

以前の記事にも書きましたが、必ずしも保育園で働かなくてもいい、と思っていました。

子どもと関わって働いていくにはどういう場で、どんな働き方をすると自分がいちばん幸せで満足できるのか。

それを強く考えるようになったのは最初に保育園で働いた経験が大きく影響しています。

子どもの発達段階をちゃんと知るには保育園で働いてみるのもいいのでは、と正社員として保育園に就職した私。

子どものワークショップに携わったり保育士の国試の受験勉強中に保育補助のパートをしてはいましたが、保育士はデビューしたて。

デビューしたてなのはわかってるんだからいろいろ教えてもらえるのだろう、と、一般企業感覚で思っていたけど、甘かった。

今考えれば、就職した保育園によって結果は違ったのかもしれない。
もっと吟味したら良かったかもしれない。

でも、よく知らない業界の就職情報に疎すぎました。

就職して2か月間ほどいろいろなクラスに行くフリーを体験した後に、クラス担任につきました。
ここで、学校に通わず国試だけで就職したことの弱さが露呈します。

保育計画を作成する練習ができていない。
クラスを運営するということがどういうことか、わからない。

保育補助やフリー保育士と担任の間には、とてつもない差がありました。

私が勤務した保育園では、法定人数にわりと近いぎりぎりの人数で回していました。
人が足りないから、じっくり教える余裕のある人がいない。
そして、しっかり教える力量のある人も、少ない。

慣れない保育計画や評価などの事務作業や、みんなの製作準備にたくさん時間を割く余裕もなく、持ち帰りサービス残業をよくしていました。

クモの子を散らすようにいろんなところに行く1歳児を、ひとりで6人見る日が多くありました。

子どものいろんな変化をしっかり見てサポートしたり、一緒に喜んだり、もっとしたい。
でも全体を見ていないと危険だから、ひとりひとりと関わるのもほどほどにしないといけない。

どうにか少しずつは慣れていったけど、毎日ヘトヘト。

もちろん。
皆さん親切でした。
子どもたちと関わるのは楽しさや喜びも多くありました。
勉強になったことも山ほどあります。
私の力量不足がいちばんの要因です。

だけど…もしかしたら私、保育園での保育士業務に向いていないのかしら。

ちょうど結婚も決まり、新生活準備や家のことと保育園での仕事を両立させる気力や体力が自分にあるのだろうか…と考えるようになりました。

同時に、もっと余裕をもって子どもと向き合える、私に合った保育の仕事はないのだろうか、とも。

自分が保育園での保育士業務に向いていないのでは、と考えたのには以下の理由がありました。

①大勢の子どもの叫び声や泣き声がいっぺんに聞こえてくるのがしんどい
 (これは、私にHSPの気があるのと関係していると思います)

②どうやらクラス全体を動かす醍醐味よりもひとりひとりとじっくり関わるほうがやりたい

③大量なうえにアナログな事務作業や行事などの大がかりな準備に時間を使うより保育がしたい

そこで私は、自分がどういった場で保育士として働くのが心地よくて楽しいのか、模索し始めます。

そして、保育園での勤務1年半ほどののち、別の場所で働く道をみつけます。

この続きは、また今度。

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