農業をひも解く19 ~農業2.0~
割と明確なヒラメキがあったのでnoteしておく。
現在の、いわゆる「慣行農法」、つまり、
畑を耕し、化学肥料をくれてやる農法
については、植物は、必要な養分(NPK)をこの化学肥料から得ていると言っていい。+αで「地力」からの供給分はあるのだが、おおむねこういうことと思っていいだろう。
であれば、植物を
大地に植える必要はない。
植物的には、このような環境でも問題ないわけだ。
ここで考えるべきことは、
もうこの星には、新規に農地を開拓する余地がない。
ということだ。
もっというと、いかに農業、つまり、人類に食料を提供する基幹的な産業である農業、であっても、これ以上この星を痛めつけることは許されない。
「日月神示」に、
四つ足、食うでないぞ
というフレーズがあるのだが、実は、牛なんかの肉を生産することで、大量の資源を消費し、結果、環境がものすごい勢いで悪化することを戒めているのか?と、今更ながらに思ったりする。
僕は以前、
というnoteを書いたのだが、やはりその方向性が必要だと思えてならない。
それともう一つ。
農業に他産業のノウハウを引き込むこと
だ。
先日の日経にもあったけれど、今、いろんな産業が農業に参入している。
それはそれでいいのだが、農業のほうから他産業のノウハウを引き込もうとする
考え
自体が足りないように思うのだ。
ちなみに、今の「スマート農業」は、ちょっと違うところに行ってしまっているから、多分、行き詰まるだろう・・と僕は考えている。
農業という産業には、大きく飛躍・発展する可能性がある。けれどその可能性は、農業の内側からは感じにくいのだ。
実際の現場でも、他職をやめて農業を始めた人のほうが上手に作ったりするもんだが、これも同じ原理だ。
言い切ってしまおう。
これらの歩みは、官(かん)には出来ない。
それが出来るのは、
民(みん)
である。
地力を収奪し、目的も心も食料の生産にとどまっていたこれまでの農業から、地球環境の修復と食料生産を両立させ、多様な人材とアイディアで、産業的にも大きく、持続的に発展する
農業2.0
へ。
僕らは進んで行こう。
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