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水田の畦畔管理86 ~二人での草刈り①~

日曜日。
朝から暑く、早々に「熱中症警戒アラート」が発令された。
ヤバい日である。

そんな今日、「4人目の男」D氏が、自身2回目の草刈りにやって来る。

「まあ、ボチボチやります。」
親方とそう合意して、僕たちはフィールドに向かう。
暑すぎたら今日は、途中で切り上げだ。

さて、今日は初の、

二人での草刈り


になる。
D氏の「教育」もあるけど、二人というメリットを考えてみたいと思った。

で、まず最初にやってみたのが、例の「スズメバチの巣の駆除」である。

幸い、D氏は、自宅が山の下にあり、蜂にはしょっちゅう遭遇するということで、巣の駆除には経験値がある。
この日も、スプレーと救急セットを持参してくれていた。
偉い!(笑)
昔から彼は、何かと気が利くのである。

ポイズン・リムーバーは、ネット購入であったとのこと。自宅に侵入する「ムカデ」に重宝しているとか・・・(笑)

僕は状況を説明し、D氏を監視に立たせて、3mほどに長く伸ばした「剪定鋏」の先端にスプレーをガムテで固定した、自作の「スプレー発射器」でもって、ススキの茂みをガサガサと刺激する。

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「飛びませんねー。」


D氏が言う。
確かに、働きバチが飛び出てくる気配がない。
再び、かなりガサガサしたのだが、結果は同じ。

これはもう、蜂たちはどこかに行ったのかも?なんて結論にたどり着き、「じゃあ・・」ということで、僕はその場を刈り払ってみる。
すると、

ブーン


と2匹の蜂が飛び立った。

いるやん!!!


全く、頼りにならないおっさん二人である。(笑)

しかし、「巣」の位置は特定された。これで戦える。

ついに巣のありかを特定

僕は刈払機をいったん下ろして体勢を立て直し、例の「スプレー発射器」を手にして、3mの距離から巣を狙う。

ブシュー!!


大量の薬剤が巣を直撃する。蜂が飛び立つ。

様子を見る。
・・しばらく待ったが、2匹の蜂は帰ってこなかった。
きっと1匹が女王、もう1匹が唯一残っていた働き蜂なのだと思う。

駆除された巣がこちら。
以前のよりちょっと大きい。

放り投げたとき、外殻が外れてしまった

背の低い灌木にくっついていたようで、どうやら僕が前回、ポールヘッジ・トリマーで、その灌木を倒してしまったようだ。

・・てことは、その時点で、巣は大きなダメージを受けていたことになる。
勝負は半分ついていたわけだ。

その後、別のところでアシナガバチの巣を駆除。この日二つ目。
この巣はなんと、「ヨモギ」に作られていた。これじゃ、どこも巣作りの場所の候補となってしまう。

ヤバいぞ!今年は。


けど、やはり二人いると心強い。危険な作業であることには変わりないけど、目と手が倍になることで、戦いやすくなる。
・・過信は禁物だが。

危険は去った。
では、本格的に作業に入ろう。

蜂の巣が撤去された畦畔



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