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御神木との出会い

前回の続きである。


目を閉じていた僕に、丹光が現れる。

何かがある(来る?)ようだが、よくわからない。
何というか、生き物っぽくないのである。

僕は意識を整えて集中する。うっかりすると見失ってしまうからだ。
すると、次第に画像がはっきりしてきた。

木?


どうやら、地面に立つ木のようである。

その木はどんどんズームアップし、僕の目の前に大きく聳えた。

御神木・・様?


そうだ。氏神様の御神木
欅ではない。木の肌がイチョウだ。間違いない。

うわー、と思った。
今までいろんな神社を周り御神木にもご挨拶してきたけれど、こうやって、”別世界”でお目にかかるのは初めてのことなのだ。

ものすごく大きい。これが霊界・神界でのサイズなのだろうか?

だが、言葉を発するようなことはなく、そこにおられるだけ。
そしてしばらく僕に姿を見せて、消えた。

作業二日目。
何となく御神木に見られているようでバツが悪い。(笑)
けど、喜んでもらえるんならいいか・・と丁寧に作業を進めた。

ひょっとしたら、雨で時間を教えてくれたのは、龍さんではなく、御神木様だったのかも知れない。

・・ありがたいことである。

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