農業をひも解く6 ~SDGs~
これはもう少し後に書こうと思っていたものですが、悲しいニュースが飛び込んできたので、思い切って書いてみることにします。
農業とSDGsに関する、僕の考え。
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SDGsについて、今さら僕が解説する必要はないだろう。
まず、農林水産省の考えはこんな感じ。
農業という産業「全体」が、SDGsにどう貢献できるか、という構成ですね。これはこれでOKかと。
ここで僕が思うのは、そもそも「SDGsのゴールとは何か。」ってことだ。自社の仕事が17の目標のこれとこれに当てはまってますよ、ってのももちろんいいんだけど、もう少し本質を掘ってみたい。
僕が思うにこれは、
誰ひとり置き去りにしない社会を作る。
これに尽きる。これがGOALだと思う。
そこで、冒頭の悲しいニュース。皆さんも目にしておられるだろうが、
女性の自殺者が増えている。(これはコロナが始まってから)
というこれです。
なんか、やりきれない。僕も母子家庭でしたからね・・
で、お前はどう考えてんの?ということだが、これは、
農業を、誰もが参加できる産業にする。
ってことだ。
農業は3Kとか言われて、悔しい思いもあるけれど、実際そういうところもあるから、否定はしない。けど、そこで止まれば、状況は何も変わらない。
土に触れ、植物に寄り添い、幸せな産業という側面ももちろんあるし、そのために農業をやっておられる方もいる。だが僕は、それに上記の要素「誰もが参加できる」を付け加えたいのだ。しかも強力に。
一例をあげよう。
例えば「あぜの草刈り(水田の畦畔管理)」であるが、
現在は、
「刈払機(かりばらいき)」による人力作業が主流
なんですね。 ※ この写真は田んぼじゃないです。m(_ _)m
これはしんどいですよ。夏は暑いし、傾斜地は足腰に来るし、蜂や蛇の危険と隣り合わせ。そもそも回転する刃物なんて、凶器そのものなんである。
これは、
誰もがやれる仕事じゃない。
しかしこれを、
「リモコン草刈機による遠隔作業」
に置き換えられたとしたらどうだろう?
上記の問題は基本、全て解決されるのだ。そして草刈りは
誰もがやれる仕事
に変わる。
そして農業自体が、屈強な男性だけじゃなく、普通に女性がやれる産業に変わっていく。
これである。僕はこれをやる。
ただその際、良い機器の開発や、ICTによる正しい応援など、今はない助けが必要だから、これはパートナーを求めるつもりだ。
これってどんな世界?
これを「予祝2」として、次に書いてみる。
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