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水田の畦畔管理111 〜ソバの収量を上げる〜

今朝はグッと秋っぽい。現場は肌寒いくらいである。

稲刈りは後半戦に入り、農家さんは毎日慌ただしく働いている。そして稲刈りの次に来るのがこれ、

ソバ


である。

白い花が満開。

ソバは「虫媒花(ちゅうばいか)」と言って、花粉を虫に運んでもらうタイプ。なので、訪花昆虫の数が収量を大きく左右するわけだ。

この場合、畦畔管理はどうあるべきだろうか?

虫達は雨の日、風の日は言うに及ばず、夜や日中も畦畔雑草の中で休んだりしている。そう、

畦畔は虫達の「お宿」


なんである。

モンキチョウ
ハナアブ
クロアゲハ

そこで僕達は、

畦畔の草刈りが、ソバの収量を上げる


という哲学で管理を行う。
具体的には、開花前後二週間は草刈りを行わない。

こうはしない。
こうしておく。

だから今は、農道の路肩だけを作業している。本来ここには草はなくていいはず、徹底的にやってしまいたいくらいだ。
・・いずれそうするけどね(笑)

before
after

以上のことはアニキに説明して納得、合意をいただいている。

畦畔管理が収量を上げるという成功事例を作っていきたい。

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