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農業をひも解く37 〜熱中症の予防②〜

農家の皆さんを脅しておきます。

熱中症にかかったら、死にますよ?


物騒だが、講義1日目の感想はこれである。



まずはこちらのデータをご覧いただきたい。僕の汚い字が書き込まれているが、堪忍。

左が熱中症にかかった数、右が熱中症で亡くなった数、である。一見してわかることは、

農業においては、熱中症にかかったら、亡くなる確率が高い。

ということである。
つまり、こういうこと。

もうこれだけで充分にヤバいのだが、一枚目の円グラフ、左側の「死傷災害」数は、休業4日以上の数だから、実際はこれ以上に多いのだということを認識していただきたい。

次。

農家さんに再確認していただきたいことは、

熱中症は、暑さだけで起きるのではない。


ということ。

そう、暑い暑い、と言っても、湿度が低かったり、風があったりすると、結構「涼しい」と感じるものだが、まさにそのこと。

逆に言えば、

それほど暑くなくても、蒸し込んだり、風が止まったりすると、熱中症のリスクが跳ね上がる


ということ。
で、これらの要素を全て含んだ概念を

WBGT(暑さ指数)

と言います。熱中症はWBGTで論じる。

ちなみにこのWBGT、専用の機器で測定するか、web等でデータを把握するか、ということになる。

後者については、スマホのアプリが沢山あるので、どれか一つインストールしておく事をオススメします!

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