ばあちゃんの思い出 〜参る心〜
先日、父方のばあちゃんのことを書いたのだが、一つ彼女のエピソードをnoteしておきたい。
歳はとっていたが、すごく聡明な人だった。
言うことに筋が通っていた。
そして二言目にこう言われた。
参る心を忘れたらあかん。彼女は敬虔な真宗の信徒だった。
そんなばあちゃんが、ある時、こんな話をしてくれた。
「夜に畑をしておってのう・・・」
「うん。」
「暗かったから気づかんと、杭につまずいて転んだ。」
「あら。」
「胸を打って、痛くて、声も出んかった。」
「大変や・・」
「し