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大家さんとわたし 「ワクワク贈る気持ち」の巻

今日はクリスマスイブですね。 
今月は十二月なので、
昨日はちょっと早めに月末の恒例行事、
大家さんへのお家賃のお支払いに。
  
実はうちの近くにはゆうちょ銀行のATMがあり、
ありがたく利用していたのですが、
昨日行ってみると、二十二日付で
そのATMがなくなっていました・・・
 
いきなりATMがなくなったら、びっくりしませんか?
 
でもね。 
一人暮らしなので、
こんなことがあっても、
普段なら人に話すこともありません。 
 
でも、昨日は大家さんのお家でご挨拶をした後、
わたし「ゆうちょのATM、なくなっちゃったんですね〜」
大家さん 「ああ、困るよね〜」
わ 「お世話になってたんですけどね〜。
   まさかなくなると思っていなかったから、
   びっくりしました」 
 
こんな会話ができることも、
実は結構嬉しいのです。 
  
大家さんはわたしが北海道出身で
実家が札幌にあることもご存知なので
 
「年末は、帰るの?」
「仕事は、いつから?」
「じゃあ、ゆっくりできて、いいねえ。」 
 
なんだか、親戚の方と
話しているみたいですよね(笑) 
そして、帰る前には
大 「櫻木さん、りんご、食べる?」
わ 「はい、大好きです!」 
 
大家さんの亡くなった奥様が
青森出身の方だったそうで、
そういえば、昨年も十二月に家賃のお支払いに伺って
立派なりんごをいただいたのでした。 
 
大家さんはごそごそと、2種類のリンゴを
紙袋に入れてくださいました。 
(お皿に乗り切らないので写真には写っていませんが、
ほんとはもっとたくさんいただきました🍎) 
 
「わあ、こんなに!
ありがとうございます🍏」 
 
お会いするのは今年最後なので
 
「今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年を。」 
 
とご挨拶をして扉を閉めた、その時。 
 
「あ、櫻木さん!」
という大家さんの声に
閉めた扉をもう一度開くと、
ワクワクした顔の大家さんが 
「櫻木さん、あのね、あのラグビーの、
どうだった?」 
  
大家さんがおっしゃるのは、
先月お家賃のお支払いに伺った時にいただいた
ラグビーW杯のフラッグのこと。 
 
W杯の前から全国のあちこちに飾られていたので 
あなたもご覧になったことがあるのでは、
と思います。 
 
わたしがいただいたのは
数ヶ月間、地元の町内会の各電柱に飾られていたもので、
閉幕後に町内会の希望者に配布されたものを
大家さんが譲り受け、
そのうちの一つを
わたしにもくださったものでした。 
 
わ「すごく立派です!
  嬉しくて、エアコンの下に飾ってます。」
大「なかなかいいでしょう?」 
わ「はい、近くで見ると、
  結構模様も細かく入ってるますよね。
  大家さんが選んでくださったから、
  とってもきれいで。」
大「裏もあるし、いいよねえ」
わ「はい、おかげさまで、素敵なのいただいて(^^)
  ありがとうございます✨」 
 
そして、あらためて感じたのは
大家さんは
「櫻木さんが喜ぶに違いない!」
と本当にワクワクしてわたしのために
あのフラッグをくださったのだということ。 
 
だから、きっと先月わたしにくださった後も
「どうだったかな?気に入ったかな?」
ときにしてくださっていたのでしょうね。 
 
人に何かを贈るって、
「相手がどれだけ喜んでくれるか」、
相手の喜ぶ顔を思い浮かべてすること、
なんですよね。  
  
相手のことを思って人に贈り物をすると
贈る方も気持ちが温かくなりますよね。 
 
その気持ちが届くと、
贈られた方も嬉しく、
あたたかな気持ちになりますね。 
 
もう一度年末のご挨拶をして、
わたしもあたたかい気持ちで帰宅しました。 
 
いただいたりんご、早速いただいています。
いい匂いがして、甘ずっぱくて、とっても美味しいです。
今日はクリスマスイブ。
たくさんの方の温かい気持ちが
溢れる日になりそうですね。 
 
どうぞ素敵な一日をお過ごしくださいね。
 
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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