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FRUITS ZIPPER『NEW KAWAII』【Daily Recommend 10】

2024.4.10 Release
アソビミュージック

アイドルグループに疎い方でも、FRUITS ZIPPER=ふるっぱーという名前を1度は聞いたことがあるんじゃないかな。

きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズが所属する事務所・アソビシステムの新プロジェクト「KAWAII LAB.」から誕生したアイドルグループで、プロデューサーは元むすびズムのリーダー・木村ミサ。
「実を結ぶ」を意味する“FRUIT”と、「元気を与える」を意味する“ZIP”の組み合わせで名付けられ、コンセプトは「原宿から世界へ」。

2022年2月結成とまだ2年あまりしか経っていないものの、2022年4月29日に配信された“わたしの一番かわいいところ”が振り付け動画もあいまってTikTokを中心に大バズりし、2023年末には日本レコード大賞にて最優秀新人賞を受賞するまでに飛躍するなど、もはや日本を代表するアイドルグループにまで急成長を遂げたのだ。
(レコ大の受賞発表後7人が涙ながらに“わたしの一番かわいいところ”を歌唱する姿はリアタイしてて泣けました……)
ビジュアル面やサウンド面でアイドルグループごとに様々なコンセプトを持って活動しているなかで、FRUITS ZIPPERはいわば王道アイドル路線。広く支持されるのも疑いの余地はない。

メンバーはページトップのアー写左から
 早瀬ノエル(黄色) ノエちゃん
 仲川瑠夏(紫色) るなぴ
 櫻井優衣(ミントグリーン色) ゆいちゃん
 鎮西寿々歌(オレンジ色) おすず
 松本かれん(ベビーピンク色) かれんたん
 月足天音(赤色) あぁちゃん
 真中まな(空色) まなふぃ
の7人。※メンバーカラー+あだ名
結成前に別のアイドルグループに所属していたメンバーもおり、当時のファンが再起をかけたメンバーを推すべくそのままふるっぱーも追いかけている方もいたりして、その信頼関係にはドラマを感じる。

そんなFRUITS ZIPPER、今月からテレビ朝日深夜のバラエティ枠『バラバラ大作戦』にて地上波初冠番組『マユリカとおねだりフルーツジッパー』が放送開始。
お茶の間のテレビ放送でもたびたびゲスト出演するなど、その勢いを加速させていくなかで、満を持して1stアルバム『NEW KAWAII』をリリース。
これまで発表されたシングル曲の中から選りすぐりの選曲に、新曲2曲を加えて16曲も収録した豪華ベストアルバム的な内容だ。


M-1"Overture~NEW KAWAII~"に始まり、M-2"うぇるかむとぅ〜ざ♡ふるっぱー!"は自己紹介曲ならぬ“他己紹介曲”。
おすず→ゆいちゃん→まなふぃ→ノエちゃん→あぁちゃん→かれんたん→るなぴの順で次の出番のメンバーのことを紹介し、紹介されたメンバーは一言キメてまた次へ……とリレー形式でバトンをつないでいく。
これ、自分が紹介されてるときに手が空いてるから思いっきりファンサできるのがいいよね。
なお、おすずの1発ギャグはぜひご自身で聴いてみてくださいw


M-3“君の明るい未来を追いかけて”は2022年4月10日にグループ初の配信リリースとなった楽曲。
落ちサビ、ゆいちゃんの《誰にだって 隠したって/隠しきれない愛がある/言葉でさ ちゃんと伝えていくよ》は実に神々しい。
いつでも前向きになれること間違いなし。
YouTubeには公式のライブ映像として、結成当初の初々しいパフォーマンスの模様がアップされてます。


M-4“ハピチョコ”は2023年2月1日、バレンタインデーシーズンに配信リリースされた楽曲。
第2の“わたしの一番かわいいところ”と言っても差し支えないほどに、ふるっぱーらしさ全開。
ゆいちゃんの歌う《(ねえ呼び出しなんて)なになに?》の部分が元ネタとなって、TikTokで話題となった「なぁぜなぁぜ」が生まれたのは知る人ぞ知るエピソード。
0:45《大人になったって ドキドキしてたいもんだって》のあぁちゃん・ノエちゃんの2ショットえぐいな!


M-5“わたしの一番かわいいところ”はもはや説明不要、上記のとおりバズるきっかけになり、グループの知名度と人気を一気に押し上げた代表曲。
サビ前のかれんたんによる《ねえ?ねえ?ねえ?》はファンにとってあまりにも有名で、かれんたん推しの方の8割はここで推し確したんじゃなかろうか。
配信リリースから約1年半後の2023年9月13日に各メンバー盤7種を含む形で異例のCDリリースされた。
ちょっぴりあざといのがクセになる王道アイドルソング。


M-6“RADIO GALAXY”は2022年7月29日に配信リリースされた楽曲。
キュートな楽曲が多いふるっぱーの中ではやや風変わりな、アップテンポでEDM調のダンスチューン。
中盤のラップパートも様になってて感心した記憶あるなあ。
《みんなまとめて最高へ招待》!


M-7は“Going!”。
会場中が大揺れ必至のパーティーチューン。
主にゆいちゃん・あぁちゃん・るなぴが張り上げるパートを担当し、ライブでは瞬く間に最高潮に、いつも元気もらえるんよ。
YouTubeには、2023年5月4日豊洲PITにて開催された「FRUITS ZIPPER 1st Anniversary 超めでたいライブ!」で初披露されたときのライブ映像がアップされてます。


M-8“ハートのローラーコースター”は“RADIO GALAXY”の続編的楽曲。
《急展開でもオーライ~》のところのぴょんぴょん跳ねる感じのパフォーマンスかわいいですよね。
こちらも“Going!”同様、YouTubeには2023年5月4日豊洲PITにて開催された「FRUITS ZIPPER 1st Anniversary 超めでたいライブ!」で初披露されたときのライブ映像がアップされてます。


M-9“CO-個性”は2023年10月4日に配信リリースされた楽曲。
ふるっぱーの曲の中ではサウンドからしてもやや異質だけど、ぼくかなり好きなんですよ。
《こ 個性/こーこーせい/こここ 個性/こーこーせい》とクセになるリズムから始まり、日常生活で垣間見える“個性”の狭間でむずむず揺れながらも、《オリジナルなこう世界を/どうやったって見せるのです/君のそんなとこ世界一好き》のパンチラインで結ぶ神展開。(「おれもー!」)
アルバムのちょうど真ん中に収録されているのも、「NEW KAWAII」の核となってる感じがしてぐっとくるなあ。


M-10は新曲“NEW KAWAII”。
アルバムタイトルにもなったグループのアイデンティティーとも言えるワード「NEW KAWAII」は、誰しもが生まれながらに持つ個性を大切にしながらアップデートしていくという意味が込められており、そのメッセージはM-9“CO-個性”に通じるところもある。
MVは「個性豊かな7人が集まってFRUITS ZIPPER」であることが最大限に表現された仕上がり。(ライブでもウクレレ弾くノエちゃん観たい……!)
みなさんも《さ アップデートしよ?》


M-11“ぴゅあいんざわーるど”は2023年8月4日に配信リリースされた楽曲。
アップテンポでジェットコースターのようにめまぐるしく展開するわちゃわちゃ感が楽しい。
2:56のるなぴのビジュえぐいて。舌ペロってするとこ!
《迎えにきたよっ》のおすずも!
《一富士 二鷹 FRUITS ZIPPER》!


M-12“ふれふるサマー!”は2022年8月19日に配信リリースされた楽曲。
YouTubeにアップされた、この自己紹介ver.のライブ映像にはいつも癒やされてます。
英語で感謝を伝えてるところをスーパーかれんタイムに被せられるノエちゃんがツボすぎて……!


M-13“ずっと、ずっと、ずっと!”は待望の音源化。
甘酸っぱい恋心がセリフ多めの歌詞で綴られていて、1stワンマンツアーで新曲として披露された、ふるっぱー流のラブソング。
どきゅんバキュンと狙い撃ちされたいものです……!


M-14“キミコイ”は2023年10月28日の東京体育館公演で初披露され、翌日配信リリースされた楽曲。
私服風の衣装のメンバーがたっぷり観れるMVは必見。
普段のワタシとアイドルのワタシが紡ぐラブストーリー、メンバーの切ない表情もいいね。
落ちサビ、おすずの《はにかんだ?》にはやられる!


M-15は新曲“BABY I LOVED”。
オトナな雰囲気漂う楽曲に、ふるっぱーの面々も思い思いのオトナ表現で魅せるボーカルは耳心地がいい。
ライブで生歌聴きたいなあ。
雨の日のドライブデートに似合いそう。


そして、ラストを締めくくるのはM-16“超めでたいソング〜こんなに幸せでいいのかな?〜”。
2023年5月4日にリリースされた楽曲で、ラスサビ前のハンドクラップで7人とオーディエンスが一体になれる。(まなふぃ大活躍!)
東京体育館のアンコールで日本武道館公演開催が発表された直後、お祝いを込めてメンバーの名前を叫ぶコールとハンドクラップが会場中に反響してたのが印象的だった。
あの日また忘れられない景色が観れた。


以上、長くなりましたが、ノエちゃん推しの音楽ライターでした!
昨日のマユフル観たけど、「負けたら嫌な気持ちになる」からじゃんけんできないなんて平和やなあ。
かわいすぎやろ……!


■FRUITS ZIPPER オフィシャルサイト
https://fruitszipper.asobisystem.com/

■「FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY SPECIAL LIVE 2024」
2024.5.18(土) 5.19(日) 東京 日本武道館



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