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名前のない病気①

今思えば、その前から少しずつ体の異変はありました。
どこがスタートなのか、どこから書けば良いのか悩みましたが、普通に生活ができなくなった日からをスタートとしてみます。
その前のことは、また追々。


2022年10月
私は名前のない病気にかかりました。

精密検査では何も出ない。
それならストレスが原因か?精神的な病名がつくのかと思いきや、それもない。

でも、明らかに症状はある。

何なら、何か病名がついてくれた方がよっぽど楽だったかもしれない。

謎の症状、いくつもの検査、大きな総合病院への通院。
ドラマのような日々を過ごしました。

「本書けるね(笑)」
そう言われたのでnoteに書いてみようと思います。

不安やしんどさ、その時の思いや状況、できるだけ詳しく書いてみます。

原因も病名もはっきりとはしませんでしたが、当時の私はインターネットで症状から検索し、調べまくっていました。
病院を信頼していないわけではありませんが、少しでも自分の状況を分かりたかった。
そんな人が他にもいるはず。絶対に同じように不安に思っている人がいるはずです。
そんな人へ、少しでも参考になればと思います。


《10月2日》
後輩と飲みに行って帰宅。
家には彼氏がいて一緒に就寝。

その日の夜中に初めて発作を起こしました。
その時は何か分からず「お腹に痙攣が起きた」と表現していました。
「お腹の痙攣」は一晩に何度か起きました。
意識はなくならず、体がお腹中心に仰け反る感じ。大きいものだと、体がベッドから浮くくらい仰け反ります。
何か分からずとても怖かったけど、彼氏が横にいてなだめてくれたので、なんとかなる気がしてそのまま朝まで寝続けました。
あの時もし一人だったら、救急車を呼んでいたんじゃないかと思います。朝起きて冷静に考えたら、それくらいの恐怖体験でした。
本当に一人じゃなくて良かった。彼にはこの後も助けてもらってばかりでした。本当に感謝しています。

《10月3日》
朝起きてからも痙攣が起きます。
その日は夕方から仕事だったので、もう少し休んでから出社することにしました。
彼には一旦帰ってもらいました。
夕方まで、なんとなく落ち着いて眠れました。

「昨日よくない飲み方したのかも。よく眠れたし、もう大丈夫。」

起きてすぐ、あまり体調の確認もせず、自転車に乗って仕事に向かいました。
異常な体験からまだ数時間。私には危機感というものが足りなさすぎました。

自転車に乗っている間にも痙攣が起きました。
体の中央がドクン!となるかんじ。

転んで事故に合わなくて良かった。。。

職場に着き、倒れ込みました。
体のしんどさと、驚き、不安、、、精神的にもだいぶやられました。
幸か不幸か、この時間の職場は誰もいません。
泣きながらすぐに彼氏に電話をし、迎えに来てもらって速攻で病院へ。
(仕事は急遽代わってもらいました。)

近所の総合内科へ。
受付で「昨日の夜中からお腹の辺りが痙攣していて。」と伝えました。
「お腹」というワードからか、消化器内科へ通されました。

消化器内科の先生に問診と触診をしてもらいましたが、「?」

一つ気がかりなことがあり、聞いてみました。
「数日前からピルを飲み始めました。それが原因な可能性はありますか?」
実は夏頃から生理前の不調がかなりひどく、9月の末からちょうどピルを飲み始めたところでした。

消化器内科の先生は、私の飲んでいたピルの副作用を丁寧に調べてくれて、
「関係ないと思います。でも心配だったら産婦人科さんにも相談してみてください。」

良かった。でもなんか怖いし飲むのやめとこう。

「血液検査しておきましょうか。あと、今度念のため胃カメラしてみますか?」

胃カメラ...受けたことないですが、想像するだけで嫌でした。でも、これまでに経験したことのない体の異変。何かあるかもしれないと思い、苦渋の「お願いします....」

次の週に胃カメラの予約をして帰宅しました。

この日が初診。
ここから怒涛の病院通いが始まります。

続く

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