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幸せを実感できる働き方をしているか?



いつから働き方が縛られるようになったんだろう。


毎日同じ場所・同じ時間に働くこと
始業時間には1分たりとも遅れることが許されないのに
就業時間には緩いこと

例えフレックスタイム・テレワーク制度があっても
上司や同僚の目があって利用するのを躊躇ってしまう組織風土。


いったい何のために働き方が縛られているのだろうか?


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長野県白馬村。
OMMのトレランイベントに参加した翌日。
各自仕事をするために川に入った。

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今日の仕事場は白馬の姫川。
つい数時間前まで雪だった雪解け水が流れていて
眠気が覚めてしまうほど冷たい。

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BGMは鳥のさえずりと川の流れる音

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川の水温が低くてコーヒーはいつも
キンキンに冷えた状態で最高だった。

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5人全員、白馬在住ではない。
神奈川・東京・アドレスホッパーなどなど
住む場所はもちろん会社・仕事内容もバラバラ。
月4万円で全国住み放題のサービスADDressで出会った友人達。


僕たちはこの活動を
“エクストリームワーケーション”と呼んでいる。



エクストリームワーケーション(通称 EW)とは?

エクストリームワーケーションは、
ワーケーションの延長線上にあるもの。

Q. ワーケーションとは?
仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた欧米発の造語で、テレワーク等を活用し、普段の職場や居住地から離れ、リゾート地などの地域で普段の仕事を継続しながら、その地域ならではの活動も行うもの。
(活動例:休暇、研修、オフサイトミーティング、地域交流、ローカルイノベーション創出等)

エクストリーム(extreme)には
「極端な」「危険をはらんだ」「極度の」の他に

・他よりも一段と新しい行き方をする
・目的、理想などを急激に実現しようとする

を表す「急進的」という意味もある。


自分達の理想の働き方・暮らし方を見つけて実現する
これまでになかったワーケーション活動にしたい。


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僕たちは
エクストリームワーケーションをこう定義した。

エクストリーム ワーケーション 定義
「自分のWell-beingが実現できる新しいワーケーションを探求すること」


ワーケーションとの違いは

① 自分の幸せ(Well-being)を目的とすること
② 自分の経験したことないor 他よりも一段新しい事に取り組むこと
③ ワーケーションを自ら探求すること

の3点を満たすこと。

Q. Well-beingとは?
Well-being(ウェルビーイング)とは、「幸福」のことで、心身と社会的な健康を意味する概念。定訳はなく、満足した生活を送れている状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉である。瞬間的な幸せを表す英語Happinessとは異なり、「持続的な」幸せを意味するのがウェルビーイング。

持続的な幸せを感じる働き方を発見できるよう
従来とは違った活動に取り組んで
能動的に探求するエクストリームワーケーション。

サービスとして提供される
受動的側面が多い
ワーケーションとは異なる。



働く場所を自ら積極的に選択できる文化を

ここ1年で世の中の働き方は大きく変化した。

2020年4月。
コロナにより緊急事態宣言が発令。

テレワークが1つの働き方として社会に浸透し、
依然と比べて働き方や時間の使い方に選択肢が生まれた。

しかし、テレワークといっても
どこでも好きな場所で働けるという意味ではない。
「自宅など決められた場所でのみテレワークを認める」
という企業が多いのも事実である。

忘れてはいけないことがある。

それは” 人間はロボットではない ”ということ。

環境さえ用意すれば、24時間365日
常に高いパフォーマンスで仕事ができるわけではない。

ヒトによってそれぞれ
パフォーマンスが出る環境は異なるし
例え同じヒトであっても、仕事内容によって
なんなら日によって、捗る環境は変わっていく。

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捗る環境は与えられるものではなく、
自ら発見し、創り上げていって初めて出会えるものだ。

もちろん選択した場所が必ずしも
パフォーマンスが出る場所とは限らない。

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上手くいかないことは当然あるし、
トライ&エラーは付き物。

大事なことは
“幸せを感じる働き方を自ら選択していくこと”

時間・場所はもちろんのこと、
仕事前後の過ごし方も含めて
好きな働き方を選んでいく。

働く場所や時間を自由にするだけでも
インパクトが変わる。

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毎日同じ職場・同じヒトと話すことよりも
訪れた土地で異なる考えをもつヒトと話す方が
仕事に対する視点も視座も変わりやすいはず。

そして人生は決して仕事だけではない。

仕事以外の時間は人生の2/3を占め、
家族との過ごし方・趣味の時間などが
仕事に良い化学反応をもたらすことはよくある。

画一的な働き方に縛るのではなく
自ら積極的に選択できる状態で過ごせることが
結果、企業にとっても働き手にとっても
経済的・精神的豊かさに繋がっていく。



追い求めるのは“ 生産性 ”ではなく” 幸せ ”

「幸福学の父」とも称される
米イリノイ大学心理学部名誉教授、
エド・ディーナーらの論文で面白い結果が出ている。

「幸せな社員は不幸せな社員よりも生産性が1.3倍、創造性が3倍高く、欠勤率、離職率が低い」

幸福度の高い人は職場において
良好な人間関係を構築していることも
影響しているとのこと。


何のために働くのか?


確かに売上も利益も大事。
ただ、幸せを優先すれば、
結果的に生産性にもつながる。

何より
働くヒトが幸せでないと
売上も利益も長続きしない。

仮に生産性向上に繋がらなくても、
働き手が幸せを感じているなら
それはそれで良いのではないか。



これで仕事ができるから

最後に
何故そんな場所で仕事をするのか?
この活動をしているとよく聞かれる。

答えはとてもシンプルで
“これで仕事ができるから”

もちろんすべての仕事ができるとは思っていない。

ただ、場所や時間・環境に縛られない仕事であるなら
好きな時に、好きな場所で、好きなヒトと過ごしながら
仕事をする方が楽しくできるのではないかと思っている。

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白馬村でのE-バイクツアーにて

一方で旅先のコワーキングスペースで仕事をしつつ
隙間時間でこれまで体験したことない
あるいは他になかなかない
アクティビティをするのも当然ありだと思う。


僕たちは日本全国いろんなところで仕事をしている。

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ボートの上だったり、

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小高い山の上で仕事をしたり。

あるいはターザンロープをした後に
コワーキングスペースで仕事をしたりなどなど

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全ては自分自身が幸せを感じて働けるから
エクストリームワーケーションをしている。

自ら選択し、なんなら選択肢を作り出せる暮らしが
どれほど幸せで、気持ちが豊かになるか。
そして結果的に生産性が上がる事に繋がっている。

僕らはそう信じて活動している。

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