ゆきなり

英国MBA→外資(多国籍コングロマリット)。Twitter Account: https://twitter.com/yukinari_ope

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最近の記事

子供に育てられる親

「子供は親のものではない」と言われるけど、自分が親から離れてしばらく経って、やっぱりそうだなと思う。子供が今はパパ、ママしていてもいずれ、親元を離れていく。 だったら子供に時間や手間、お金をかけてまで育てることに何があるのか? それは子供が親を大人にしてくれることと、仕事に追われ忙しく中での生活の意味を教えてくれると思う。モエでもないけど、時々「何でそんなに急いでいるのか、忙しそうにしているのか?」ハッとさせられる。 また、子供が何か問題を起こしたり、事故を起こすと親の

    • 意識が他の事に引っ張られること

      育休中で仕事から少し離れて気づいたことの一つに、「自分は普段、意識がかなり仕事に引っ張られていたな」と気づいたことがあります。 私の仕事はテレワーク可で比較的仕事以外の事(例えば家事育児)と両立してできる環境だったのですが、実際には頭の中は仕事の事でいっぱいになっていることが多々ありました。 例えば、あるメールを受信して、そのメールに対して内容を見て直ぐに何かアクションが求められる時(自分がコミュニケーションのボールをもっていて、自分の返事まちの状態の時)、意識して他の事

      • 依存リスク

        改めてだけど、今の生活って本当に人に頼って成り立っているなーと思う。 マクロの視点だと、ぱっと思いつくだけで、食糧、エネルギー、人、防衛(軍事力)は諸外国と比べて日本は国外に依存しているし、ミクロの視点だと、収入源を会社、株、プラットフォーム(SNS等)に頼っていたり、育児を保育園や配偶者に頼っていたりと、みんな得意なことに特化して(不得意なことや効率の悪い事は人に頼って)社会は動いていますね。 生産性を求める社会では自然とそうなると思うのですが(逆に生産性の呪縛からは簡単

        • 日本の人口減少問題にみる子供将来

          先日Twitterでイーロンマスクが日本の人口減少問題に言及していたのが取り上げられていました。 https://twitter.com/elonmusk/status/1523045544536723456?s=20&t=yR5zNDOWLsFJgvQ3uDnt1w 内容は日本の人口減少が進むと、計算上は日本の国民がいなくなってしまうと言うこと。 このような問題が取り上げられたり、記事になったりすると、いつも思うのが「自分の子供が大人になった時に、子どもの働く場所は日本で

          共働き夫婦における男らしさと女らしさが大切な理由

          育休に入って約3週間近くなるのですが、生まれたばかりの子はベットやバウンサーに置いてもすぐに泣くし、座って抱っこしていても泣くことが頻繁にあるので、毎日(当番のときは夜中も)頻繁に立って抱っこしている状態です。生まれたばかりの子の対応を久しぶりにやってみると、1~2歳の子供と違って「完全に自分の世界を生きている」というのを実感させられます。だって本当に自分のペースで泣いて、飲んで、寝てを繰り返すのですから。成長すると少しづつ「他者」を意識するようになって、これほどマイペースに

          共働き夫婦における男らしさと女らしさが大切な理由

          育ってきた環境が浮き彫りになるお金の話

          夫婦で現在の生活費の話や子供の将来の教育費の話をする機会ってどれぐらいありますか?特に共働きで子供がいると、お金の話や将来の教育方針の話よりも、毎日の仕事と家事育児の対応で忙殺されていて、とてもそのような込み入った話を取る時間を捻出することは難しいものだと思います。(僕もそうでした)もちろん、かといって頻繁にする必要はないと思いますが、年に1~2回程度はしっかり時間を取って話したいものです。大切なことですから。 ということで、先日、妻と時間を取ってFP(有料)の方に今後の生

          育ってきた環境が浮き彫りになるお金の話

          子供を保育園に預けることの罪悪感とベビーシッター

          先日ある知人が「0歳から保育園って早すぎでしょ!笑」って言っていました。僕は逆に保育園に預けるのが普通(というか、預けないと共働きは回せない)と思っていたので、グーグル先生に聞いてみると、年齢に関わらず、子供を保育園に預けることに罪悪感を持つ親は一定多数いるみたいですね。 保育園に預けることに罪悪感を持つ理由として、1)子供が小さい時は親の手で育ててあげたいから(個人的理由)、2)家族や周りが保育園に預けていないから、または社会でそう言われているから(社会的理由)の2つの理

          子供を保育園に預けることの罪悪感とベビーシッター

          仕事の柔軟性無くして共働き+子持ち家庭は成立しない話

          共働き+子持ち家庭において、妻か夫のどちらか片方が、柔軟な対応ができる仕事や会社というのは凄い重要で、逆に言うと、それが無いと共働き+子持ち家庭は運営していけないかと思います。 理由としては、当たり前ですが子供は熱が出たり、体調を崩すと保育園や学校に行けなくなること(コロナなど病児保育にも預ける事ができない場合は特に)や、仕事で急な会議や出張が入ったりすると、子供の対応(送迎、ご飯等)の対応が出来なくなってしまうことなどがあるからです。あと、これはメリットとしてですが、柔軟

          仕事の柔軟性無くして共働き+子持ち家庭は成立しない話

          職種と職位について(共働き子持ちの視点から)

          前回共働き家庭+子持ちのキャリアのジレンマについて書きました。(共働き家庭にみる、生活の為の仕事 vs やりたい事 (仕事)vs 家事育児)その中で最後に、「もし、自分がやりたい事が組織や業界になければ、組織や業界を変えるのも一つ」と書きました(当たり前ですが)。今日はここをもう少し深堀してみたいと思います。 学校を卒業した時の就活の視点は「業界や職種」という視点から仕事を選択してきたと思います。例えば、業界でいえば、旅行、広告、運輸、コンサル、金融など。で、その枠を決めて

          職種と職位について(共働き子持ちの視点から)

          共働き家庭にみる、生活の為の仕事 vs やりたい事 (仕事)vs 家事育児

          (前回に続き、キャリアに関して。) 共働きで子供がいる方なら十分承知の事だと思うけど、あえて書いてみます。 結婚して子供が生まれる前までは、時間の振り分けは下記のようになっていました(A)。 A: 1. 70%:生活の為の仕事(働いた分金銭的な見返りがあること) 2. 20%:やりたい事(仕事や勉強、金銭的な見返りは無いか、少ない) 3. 10%:遊び(趣味なども含む) 子供ができる前は、1番の「生活の為の仕事」を思い切って30%もしくは十分な貯蓄や収入があれば0%にす

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          学生の時の目標をいつまでも追うのが理想?

          昨日、ボクシングをやっている知人との話しで、「あと3日で29歳になりるけど、今後どうしようかまだ決めていないんです。」と言う話になった。この知人はプロボクサーであるものの、何かしらタイトルを持っている訳ではなく、有名というわけでもない。 僕はボクシングに詳しいわけではないけど、話を聞く限り、プロボクサーは大体30歳前後で引退するか、続けるかの判断をするそうだ。体力的にも、野球や柔道などよりもハードなスポーツだと思うので、確かに年齢によるアドバンテージは大きいのだろう。 ボ

          学生の時の目標をいつまでも追うのが理想?

          3か月間の育休開始と目的

          3月31日に大型案件の契約を無事に締結して、4月1日から6月末までの3か月間の育休が予定通りスタートしました。もちろん、その育休の間に子供達の相手をしたり、家事をしたりするのが一つの目的でもあるけど、もう一つの目的として、今の会社を続けるのか、もっと言えば、サラリーマンを続けるのかを考えたいと思っています。もちろん、3か月あっても答えなどでないので、今考えているビジネス案を実行して検証したいと。 大学を卒業して、組織に勤めて、カレンダー通りに今まで働いてきました(一応、有休

          3か月間の育休開始と目的

          子育ては長期投資、そして親はマネージャー

          先日三人目が生まれました!今までの子供二人でも、自分の体力が子供達の体力に比べて劣っていたので、更なる体力アップをしようと考えています。。 子供三人目が生まれた報告を周りにすると、「これから大変だね! 笑」とか「賑やかになるね!」ということを言われますが、「三人目なんて、そもそも子供を持つことすら考えられない」という人も中にはいました。 僕は個人的には子育ては長期投資だと思っていまして(ちなみにここでの“投資“とはお金だけではなく、老後の生活や楽しみも含みます)、長期投資

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          今まで可愛かった子供達が悪魔に見えた2週間

          子供がコロナの濃厚接触者として、今月の12日から約2週間近く、二人の男児を保育園等に預けず、終日ワンオペ(+平日は仕事も)をやってきた。そしたら、見えていなかったことも見えてきたのでここに書いておきたい。報道での感染者減少とは裏腹に、保育園で濃厚接触者になって登園できない人は増えているようなので、似たような経験をした人もいると思う。 大前提として、コロナの濃厚接触の場合、外部に子供達を預けることはもちろん、身内にも、高齢者や感染してはマズイ人には預けることができない。なので

          今まで可愛かった子供達が悪魔に見えた2週間

          サラリーマンが逃げられない時間泥棒

          また保育園がコロナの影響で休園になって、且つ妻もいないのでテレワーク+ワンオペが今週続いている。仕事をしている最中に子供が相手をしてほしいと求めてくるのだけど(写真)、それを強制的に拒否するのは意外とつらい。 そして仕事が終わると家事、育児の対応。やっと寝れると思ったら昨晩は地震でなかなか眠れなかった。これが続くのはキツイ。。 閑話休題 「会社はリーンとかカイゼンと言って無駄をなくして業務を効率よくしようとしているけど、効率を限界まで上げていった暁には、人員が余剰になり且

          サラリーマンが逃げられない時間泥棒

          知らない方がいいこと、選択肢が無い方がいいこと。

          NHKのドキュメンタリー「目撃!にっぽん 選▽妹が生まれなかったかもしれない世界 出生前診断と向き合って」で、ダウン症の出生前検査が可能になったという社会を取り上げていた。世の中はどんどん豊かになって、自由になっていくけど、改めて、世の中には知らない方がいいことや、選択肢が無い方がいい事もあると思った。 ・自分の子供がダウン症なのか事前に知る事ができて、その子を産むか産まないかの選択肢が持てることはいいこと? ・予期せぬ妊娠が発覚して、その子供を産むか生まないかの選択肢を持

          知らない方がいいこと、選択肢が無い方がいいこと。