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[感想・ストーリー編]白猫プロジェクト6周年「Original Horizon」

ユーキです!
今回は前回に引き続き、白猫プロジェクトの6周年イベント「Original Horizon」の感想を書いていこうと思います。

前回はキャラについて書いていきましたが、
今回はストーリーの中で気になるポイントや、
味方以外のキャラクターの気になる点などについてとなります。

前編のキャラ編は上記からお読み下さいませ🙇‍♂️

前回に引き続きネタバレを含みますので、
ネタバレ回避したい方はこの時点でブラウザバックをお願い致します🙇‍♂️。




・再誕の力

ホライゾンシリーズのストーリーの主題ともいえる「再誕の力」。
クラホラではそのショッキングな発動方法でユーザーに衝撃を与え、更に今回はその力を巡っての争いが主題となった。

オリホラ開始時点で個人的には正直これが信用ならない、というか「怪しいポイント」であるとはうすうす感じてたり。

というのも、アピスやル=グイン含めて、
こうしたら発動する、という話はあっても、
「具体的にこうなる!」という話が無かったから。
耳触りのいい、悪く言えば都合の良すぎる話が先行していて、その具体的な原理がイマイチない話なのに、
妙にみんなそれを絶対視してしまっている。
よくある詐欺と一緒で「そんな都合の良い話あります?」っていう。

そしてそういった話を中核に持ってきて落とし穴を掘るというやり口が、
今回の黒幕であろう人物がよく使う手であることは、
白猫を長くプレイしているユーザーならば嫌というほど知っているはず。

結局ユベル、ニエルの思いをしっかりクロカ、シローが受け継ぐ事で、ル=グインが語っていた形ではない条件で再誕を発動。
(これにより子、ひいては子孫のために命を落としてまで再誕の力を調査したユベルとニエルはようやく報われる形となる)

この力の発動は味方陣営側のみに働いただけで、
利用されてきた子供たちに対しては働かなかったけれど、これは精神世界でエヌマ様が語った通り痛みを無かったことにするだけでは成長もないから、ということだと思う。

というかそれでも十二分にご都合主義だとは思うけど、まぁ散々苦しめられたわけだしそれぐらいはいいんじゃないかな?




・エヌマ様

グラホラの時と比べて妙に物分かりが良くなった感のあったエヌマ様。
お母さんというか、クロカ、シローに対してはおばあちゃん感あった(^^;

エヌマ様はグラホラ時点ではストーリー上でも語ったとおり「自らの力で世界を再誕する」ことに固執していた。
ここが今回のストーリー上で理解者的な立ち位置に変わったのは、人の歴史を見ていて考えが変わったから、というのもあるけど、
エヌマ様をずっとフィエゴらの目線で見てたから違和感を感じるように見えていただけで、元々話せばある程度理解しあえる存在だったのでは?
でなきゃちょっと話しただけでこうも理解して貰えないし。

もちろんエヌマ様も強引すぎた点もあるからちょっと、って思うトコはあるけど、どちらかというとフィエゴが神獣の力を回収したり、
再誕の力を良いように利用して操りたくてユベル達をそそのかしたという事だろうと感じた。

ちなみに、クロカ、シローがエヌマ様と出会った後のクエストでクエストカメラを後ろに向けると、ちゃんとエヌマ様が。
芸が細かい。




・イズネの役割

キャラ編ではイズネに触れなかったけれど、
どちらかというと設定よりの話なのでこちらで。

ずっと疑問だったのが、「何でサニオはイズネを助けたの?」って事。
イズネ持ってないので思い出を見てないからそこは分からないけど、あんまりストーリー的にイズネの必要性って語られてないと思う。
一応イズネの予想ではアピスを制御して止めさせたかった、という事も言っていたけど、それだけの為の割には時間を使う手だな、と。
それにその割にはすぐ手放してるし。

で、これは予想ではあるけれど、
「ユベル、ニエルの時の再誕の発動の再現」をするため、という事も考えられる。
ユベル、ニエルはレヴの莫大なソウルを所謂ブースターとして、正しい形ではない再誕の発動を行おうとした。
これをレヴの力を「混ぜた」イズネを使う事により状況を再現、結果クロカ、シローが苦しむ形で再誕を発動する事を繰り返し、真に絶望的な再誕を行わせようとしていたのかな?

これならストーリー上のイズネの役割にも納得を感じるけど、どうでしょう?




・主人公の落とされた「場所」

主人公がル=グインに落とされた世界。
描写的にも14島に登場した虚空の幽園、黒猫のウィズの言葉を借りれば「零世界」であると思われる。

なぜル=グインが主人公を零世界に落としたかは不明だが、これまでの流れをみても主人公を現時点で殺そうとは思っていないはず。
主人公がユベル、ニエルの力を得て戻ってくることまで計算していたかまではわからないけど、少なくとも主人公を零世界に送る理由があったと思われる。

14島では闇の王も虚空の幽園で零世界に入ったし、
カイルも明らかに関係があるように見える。
今後も零世界に関連する事象は増えそう。

また、再誕の力を「この世界にはない」ところから持ち込んだのであれば、それはつまり零世界を通して異界から引き出しているはず。
であれば、ユベル、ニエルが零世界にいたのも再誕の発動の失敗後に残留思念として残っていた、という説明がつく。

イルカルラも零世界に関わる人物であると思われる。
近い設定のイナンナとも関連があるはず。
白猫かウィズでこいつみたいな肌が灰色で目の色が金のキャラがいたような気がしたけど、何だったかなぁ....?




・フィエゴの目的

今回の核心の話。
といっても、いくつかの話の断片を切り合わせた上に朧気でしかないけど。

まず、ル=グインの発言から、
グラホラ後のフィエゴは

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①グラホラ以降アイリスを求めさまよう

②この世界にアイリスがいないと気付く

③変わりの「守る価値のあるもの」を作ろうとする

④何らかの理由で世界の行く末を知り絶望

⑤世界に絶望しかないと知らしめるために暗躍開始
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こんな動向かと思われる。
描写もないので何ともだけど、
④は零世界から何かを知ったんじゃないかな、多分。

サニオが不安がうんぬん、弱者がかんぬんとか言ってたのも、結局はこの世界は絶望だ!って事を言ってるわけで一貫はしてる。

⑤以降は「何でそんな事知ってるの?」って突っ込まれそうな事も「未来樹が言ってた!」で誤魔化しつつのらりくらり。
クロカ・シローが絶望するまで失敗する再誕を繰り替えし、結果「絶望しかないと知らしめる」世界を作りだそうとしてたのかな、というのが個人的予想。

まぁ予想なので外れてるかもだけど。




後ちょっと気になるのは、
今回登場したフィエゴってどっちのフィエゴ?ってこと。

普通に考えれば

・グラホラで元々いたフィエゴ→エピタフ
・ファイオスっぽいフィエゴ→今回のフィエゴ、

って事なんだけど、
その割に今回のフィエゴってセリフがエピタフっぽい。

上に書いた①~⑤のどこかでファイオス・フィエゴがエピタフっぽく変わってしまったのか、今回のフィエゴがファイオス・フィエゴとは別にエピタフから分かたれたものなのか...?

エピタフ絡みはまだまだ疑問は尽きない。



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今回の感想は以上となります。

前編と合わせて6,000文字を超える長文記事になってしまいましたが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

最後に、Original Horizon含めたホライゾンシリーズ、最高に楽しめました!
今後も白猫プロジェクトの世界がより広がっていき、
より楽しいストーリーが読めるよう応援していきます。


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