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ワンちゃんはどこから入手するべき?ペットショップ・ブリーダーなどから4選徹底比較

「変な病気にかからないかな?」
「もう少し安くできないのかな」
「どれくらい大きくなるんだろう」

ワンちゃんを検討されている方々から多くの疑問が寄せられます。

折角新しい家族を迎えるのに「思ったのと違った」結果になるのは、飼い主にとっても、ワンちゃんにとっても、非常に残念なことです。

先ずはペットショップ・ブリーダーなど、それぞれのメリットデメリットを把握して家庭に合った選択肢はどこか、考えていきましょう。





オススメは?

残念ながら万人にオススメできる選択肢はありません。
ですが敢えてオススメするとするならば、$${\underline{\text{ブリーダーをオススメします。}}}$$

ワンちゃんの居る家庭では、
「思ってたより大きくなって世話が大変」
「こんなにお金がかかるなんて思わなかった」
など、思わぬミスマッチを起こしています。
ブリーダーから購入するのであれば、こういった将来的な不安を極力減らすことが望めます
ただ、家庭によって様々な事情があるので、次項で紹介する入手先も考慮してみましょう。


・ペットショップ

メリット
・アクセスしやすい
・豊富な犬種を取り扱っている
・生活用品一式揃えられる
・子犬が多い
・保証・サービスが充実している
・特に条件がない
デメリット
比較的高額
・不衛生
・両親を把握していないことが多い

お迎えまでの手順
1.目的の子を探す
2.見積もりを貰う
3.各種保証やサービスの案内
4.お迎え

多くの方が真っ先に候補に挙げられるペットショップですが、見落としがちな重要な点がいくつかあります。

先ず、子犬の飼育について。
子犬は人間の子どもと一緒で、好奇心旺盛ですが体が弱いです。
ペットショップは販売業なので、需要に合わせて子犬を中心に取り扱っています。
ただ、狭い犬舎での生活と人手不足で、細かいケアまで行き届いていません。

またペットショップの子犬は、親兄弟から犬社会を教わる社会化期の真っ只中に引き離されてしまいます。
これらがきっかけで、様々な問題行動や免疫低下などを起こし、お迎え後は環境変化も重なって、特に体調が不安定になります。

また両親が分からないことでどういった子に成長するか分からず、将来設計も立て辛い点にも注意しなければなりません。
そして、各種保証・サービスの中には必要性の低いものも含まれ、最終的に高額になるケースが多いです。

「どれが必要なものか分からない…」
そんな時は、飼育経験のある知人に尋ねてみるとよいでしょう。
但し、家庭によって必要になってくるものが異なるので、あくまでも参考程度にするとよいです。

<こんな方にオススメ!>
ペットショップだけで完結し、一部ですが動物病院が併設されているので、初心者向きと言えます。
ワンちゃんのことを知りたい方は、先ずは近所のペットショップに尋ねてみるのがいいでしょう。


・ブリーダー

メリット
・両親を把握している
・取り扱っている犬種であればスペシャリスト
・基本的なしつけがなされている
デメリット
・ブリーダーが見つからない=目的の犬種を探すのが難しい
・趣味や個人経営も多く、対応が疎ら

お迎えまでの手順
1.見学の日取りを決める
2.ワンちゃんと対面
3.飼育方法の指導や査定(ブリーダーによって異なる)
4.お迎え

ブリーダーは繁殖・育成を主な生業にしています。
ブリーダーの最大のメリットは、扱っているワンちゃんの特性を十分に把握していることです。
ワンちゃんと生活していく上で生じてくる様々な疑問に答えてくれる心強い味方になってくれることでしょう。
ペットショップと比較するとお迎え時にこそそれほど金額差はありませんが、両親が分かることで将来的な病気を予防したり、性格に合わせてライフスタイルを調整したりすることができます。
特に早いうちから病気の予防をすることは、生涯費用を安く抑えることが期待できるでしょう。

「悪徳ブリーダーがいるって聞いたんだけど…」
残念ながらそういったブリーダーも中にはいます。
そこで、見分けるための質問事項をいくつか紹介します。
・両親や兄弟の情報(出産時の年齢、出産した頭数、病歴、性格、体格など)
・飼育環境を見学させてもらう
・しつけがなされているか実際に確認する
・保証内容を説明してもらう
大切な命を預かり、お迎え後のトラブルを避けるためにも、必要だと思われる情報は必ず確認しておきましょう。
但し、あまり疑心暗鬼にならずに良識の範囲内で行いましょう。

「ブリーダーが見つからない…」
ブリーダーマッチングサイトを頼ってみてください。
もし遠方のブリーダーを頼るなら、様々な不都合が生じることがあるので注意してください。

<こんな方にオススメ!>
ワンちゃんに関する知識を備えている、または身近にいる。
販売に精力的でないブリーダーも多いので、軽率な発言は控え、命を預かる責任感を持ってやり取りしましょう。


・保護団体及び行政施設

メリット
トライアル飼育制度がある
・行政相手なので安心してやり取りできる
・社会貢献ができる
・安価
デメリット
・ワンちゃんが何らかの事情を抱えている
・子犬がほとんどいない
・希望のワンちゃんとマッチできないことがある
・両親を把握できていないケースが多い
・条件が厳しい

お迎えまでの手順
1.住居環境や希望のワンちゃんを記載する書類を提出
2.ワンちゃんと対面
3.説明や指導
4.トライアル飼育(数週間~1か月)
5.最終確認
6.お迎え

保護団体及び行政施設では、何らかの事情で行き場のないワンちゃんが保護犬として管理されています。
お迎えにかかる費用は、無料もしくは数万円程度に抑えられます。
費用に関しては各保護団体及び行政施設で異なりますので、HPなどで確認してください。

保護団体では、ワンちゃんと実際に触れ合える譲渡会が行われることがあります。
但し、即日譲渡は基本的に行っていません。
また、マッチングサイトと提携している団体も多く、アクセスにあまり困ることはないでしょう。

「成犬から育てるのって大丈夫なの?」
多くの方が子犬から育てる方が良いという先入観を持っているかもしれませんが、成犬から育てる利点もあります。
例えば、
・体が丈夫
・性格が分かる
・これ以上大きくなる心配がない
・お迎え費用を抑えられる
などなど、必ずしも子犬が良いとは限りません。

<こんな方にオススメ!>
ワンちゃんを飼おうか検討しているけど、ちゃんと世話できるか不安。
保護団体及び行政施設の審査は厳しい内容です。
逆に言えば、合格すれば自信に繋がります。


・個人間での譲渡

メリット
・お迎え費用がかからない
・生活用品などを譲ってもらえる
・特に条件がない
コストを最大限抑えられる
デメリット
リスクが大きい
・連絡が取れない時がある

お迎えまでの手順
個々による

様々なトラブルが生じることが予想されるので、必ず知人相手と行いましょう。
注意するべき点は、ワンちゃんは環境の変化に弱いことです。
対策としては、
・お迎え前に自宅で慣れさせる
・お迎え後にも元の飼い主に定期的に訪問してもらう
・使っていた毛布などを譲ってもらう
とにかくワンちゃんの負担を極力減らす工夫を可能な限り行いましょう。
お迎え後のトラブルも想定し、病歴及び受診歴や性格、好きな遊びなど細かな情報を教えてもらうのも忘れないようにしてください。

「SNSで譲渡って大丈夫なの?」
非常に危険です。
個人間の譲渡では特別な資格も義務も必要ないので、お迎え後のあらゆるトラブルを想定するべきです。
仮に見知らぬ相手とやり取りする場合は、連絡先や個人情報を必ず教えてもらいましょう。


まとめ

見た目で選ぶのも大事ですが、先ずは家庭に合った条件でワンちゃんを探してはいかがでしょうか。

何故なら、ワンちゃんのいる家庭が持つ主な悩みは、$${\underline{\text{「思ってたのと違った」}}}$$です。

家庭を癒やし、明るくするかけがえのない家族を迎えるために先ずは正しい事前知識を持ち、家庭に合った選択肢を選びましょう。

この記事があなたの素敵な出会いに繋がる一助になれば幸いです。


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