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『リバース:1999』夜はやさし・中編【ストーリー備忘録まとめ】

あらすじ(ネタバレあり)

前編はこちら!

リバース1999ストーリー「夜はやさし」続きからです。

前回から一気に情報量が増えた気がするので、現状を書いておくと、

・もうすぐ「ストーム」が訪れる
・ストームによる異変「貨幣が食品に、食品が異物に見えてしまう」現象が始まった
・ストームの異変は神秘学家は影響を受けないっぽい

という状況下で、ヴェルティソネットは別行動でマヌス・ヴェンデッタの謎に立ち向かおうとしていました。

ストーリーが佳境に入ってネタバレも強くなっていくのでご了承ください。


07-08

場面は、マヌス・ヴェンデッタの拠点にて、ドルーヴィスⅢミュオソティスの会話から始まります。

ミュオソティスはストームの異変による混乱下で、政府から物資や貨幣を奪う計画を立てていました。
大規模な胃病が蔓延する世界で、政府は大型の集中治療所を作ろうとしています。
治療所を手中に収めるのがミュオソティスの狙いでした。

治療所にふさわしい場所として選ばれたのは、ドルーヴィスⅢとヴェルティが初めて出会った、焼けた森

ミュオソティスの甘言

ミュオソティスはドルーヴィスⅢを「森の主」と呼び、甘い言葉で彼女を惑わします。
彼が去った後、物思いにふけるドルーヴィスⅢ。
その頭にはヴェルティのことが思い出されていました。

5時間前、ヴェルティとシュナイダーを捕らえた時のこと。

手を尽くして脱出を試みるヴェルティに、逃げられないと観念したシュナイダーは、とある策を持ち掛けます。
それは、「その時が来たら左胸を狙って殺して」という内容でした。

ヴェルティ、シュナイダーは純血の神秘学家ではない?

ヴェルティは驚きますが、シュナイダーは「信じて」と生き延びる意思を見せます。
しかし、そんな計画は危険であり、何よりドルーヴィスⅢに全て聞かれていると指摘するヴェルティ。

シュナイダーもそれを承知の上で、自分たちの運命はドルーヴィスⅢにかかっていると笑うのでした。



そして、時間軸は戻り、シュナイダーを捜索するヴェルティの場面へ。
バーの地図や必要な物資、そしてドルーヴィスⅢから渡されたローワンの枝を手に地下を進みます。

ヴェルティによる地下分析

すると、ローワンの枝が意思を持ち、ヴェルティに道を指し示します。
道の先では、マヌス・ヴェンデッタの使徒がミュオソティスの計画について会話していました。

明日には政府と衝突し、奪った大量の物資をヴェンデッタの「聖域」へ運ぶと。
「聖域」では、ストームの影響を受けずに済むようです。

しかし会話の途中で、使徒は突然化け物のような姿に成り果てました。
ヴェンデッタの仮面の影響か、アルカナのしわざかと警戒するヴェルティ。

同じく仮面をつけているヴェルティは、仲間を装いますが、異形の姿は構わず襲い掛かってきました。
異形を振り払い、ローワンの枝に導かれて先を急ぐヴェルティ。

ローワンの枝の道案内

ローワンの枝は、地図にない下層を指し示します。

急いで浮遊階段の先へと降りていくと、そこには血まみれのシュナイダーが横たわっていました。

左胸を打ち抜かれたシュナイダー

呼びかけに応え、薄っすらと瞳を開けるシュナイダー。
ヴェルティは回復ポーションによる治療を施します。

そして、食料としてパンを与えようとすると、シュナイダーは不思議そうな反応をします。

いったいどうやって生き延びたのかと疑問をぶつけるヴェルティに、説明する体力がないと弱々しく答えるシュナイダー。
シュナイダーはドルーヴィスⅢの決断を気にしていました。

その時、ドルーヴィスⅢから与えられたローワンの枝が開花します。
花の中には一切れのメモが。「明日の朝10時、霧、森の中心にある治療所にて

枝から蕾へ、蕾から花へ

このまま行けば、予定通りシュナイダーは死体として扱われソネットの元に送られるはず。
ヴェルティはシュナイダーに、ソネットと会うまで決して目を開けてはいけないと言います。
二人は治療所で落ち合う約束をしました。


09-12

場面はサザビーの邸宅へと移ります。
神秘学家以外はストームの影響で食品に関する感覚を捻じ曲げられ、食事が取れなくなっていました。

イタリア人は飢え死にしてもパイナップルピザは食べない

サザビーは幻覚には幻覚で対抗しようと、幻覚ポーション調合を繰り返し、彼らに食事を取ってもらおうと奮闘しています。
ソネットは財団からの返事が未だにないことに危機感を覚え、とにかくヴェルティの救出を最優先にと考え込んでいました。

そんな時、屋敷にマヌス・ヴェンデッタの使者が訪れました。
彼らは白い布に覆われた何かが乗った、白い担架を届けに来ました。

布の中から覗く手を見て、マリアンは悲鳴を上げます。
それは妹のシュナイダーの屍でした。

ヴェルティが彼女を殺した、マヌス・ヴェンデッタの一員となった、と告げる使者。
ソネットは信じません。
タイムキーパーのことを信じて、使者たちを一掃します。

ソネットの厚い信頼

すると死体は目を開き、シュナイダーはソネットへ軽口を叩きました。
ヴェルティの真の成果を示す証として、ドルーヴィスⅢのメモを託し、気絶するシュナイダー。
一同は急いで治療を施します。

一方、ヴェルティはミュオソティスの企みを追って、焼けた森の治療所にいました。
ミュオソティスの目的が物資の強奪であることを、即座に見抜きます。

マヌス・ヴェンデッタの思惑を突き止めるヴェルティ

そんなヴェルティの動きをドルーヴィスⅢが監視していました。
逃げるのかと声をかけるドルーヴィスⅢに、一緒に行かないかと誘うヴェルティ。

ヴェルティの意思は変わらない

ドルーヴィスⅢは悲しげに焼けた森の現状を見つめ、ヴェルティの誘いに応じると言います。
しかし、森との別れを前にまだどこか躊躇いがある様子。

その頃、ソネットはメモの記載通りに治療所に向かっていました。
シュナイダー、サザビー、執事のカーソン達も同行しています。

幻覚ポーションの実験台になりたがるシュナイダー

治療所の周りは霧による術で侵入対策が施されていました。
ソネット一同は慎重に侵入を試みます。


治療所の内部ではミュオソティスが首相や軍隊、メディアを前にもてなしを行っていました。
メディアが来ていると知って顔色を変えるドルーヴィスⅢ。

ミュオソティスの独断

記者たちが現れると、ミュオソティスはたちまち本性を示し、カメラの前で人々を爆破していきます。
そこに見えるのは人間達への深い憎悪でした。

ドルーヴィスⅢは神秘術を使ってミュオソティスの凶行を止めようとします。
彼女が姿を見せると、記者の一人がにわかに騒ぎ出しました。

このあたりからドルーヴィスⅢの生い立ちが少しずつ明らかになります。

ドルーヴィスⅢの過去

森林業を営むウェアーハウザー家の義理の娘であったこと。
ウェアーハウザー家の森林事業は、破産の道を辿っていたこと。
そしてその後、大規模な森林火災によって、両親も森も全てが焼け落ちたこと。

かつてのメディアは、火災の原因をドルーヴィスⅢの黒魔術(神秘術)だと決めつけ、勝手な報道を行いました。
己に反対する両親を殺し、債務からも逃れようとした、と。
カメラの光を浴びて当時のことを克明に思い出し、絶望するドルーヴィスⅢ。

過去から逃れられずに苦しむドルーヴィスⅢに、ヴェルティが強く呼びかけます。


ヴェルティはドルーヴィスⅢを抱えて走り出します。

そこへ召喚されたマヌス・ヴェンデッタの使者が、何者かの侵入をミュオソティスに報告します。
ソネット達が到着し、防衛を破ることに成功したのでした。

ミュオソティスはヴェルティを追い、戦闘に突入していきます。

……


ドルーヴィスⅢの物語が転機を迎えたところで、キリが良いので一区切りです。

ドルーヴィスⅢの絆情報(図鑑要素)を読めていないので不確かなまま書くのですが、
彼女はアイルランド出身で、そこから母と一緒にアメリカに渡ってきたっぽいですね。
(作中に出てきたローワンの枝の説明はドルーヴィスⅢのルーツと同じと思われます)

・アメリカで暮らすにあたって、出自を隠し髪色を変えていた
・そしてずっとアメリカで起きた事件の過去に囚われて生きてきた

そこから、洞察で髪型が変わるのはめちゃくちゃ熱い演出なのでは……
と思います、きっと洞察後の方が本来の髪色ですよね。
ストーリー外の要素でも過去のトラウマと決別したことを示してくるのがめっちゃ良いな~!

というドルーヴィスにかなり寄った感想となってしまいましたが、中盤はわりと彼女の物語メインだった気がする。
とはいえ全員がそれぞれの生い立ちがあって目的を持って動いてるからホントに情報量がエグいですねリバース。

では、次回こそ後編です!

ここまで閲覧いただき、ありがとうございました!