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自然療法珍道中

うかうかしていたらクリスマス・イヴではないか。
世の中の恋人たちは幸せラブラブ絶頂期だというのに、私は家から一歩も出ず、
noteをやり始めてみることにした。

さて、私は先日コロナになった。
ようやく自宅療養期間も終わりを迎えようとしている。
その時の自然療法珍道中でも書こうと思う。

病気になった時、私は自然療法のお手当てをする。

2日目平熱に下がったと思いきや、
また上がり37.8度当たりから下がらない。
頭がガンガンする。
頭の中でマンションが建ってるのかと思った。
いつから私の頭の中は建設現場になったのだろうか。

発熱の頭痛ってこんなにすごかったっけ?
こんなに続く熱と痛みはいつぶりだろうか。

ひたすら解毒と解熱、炎症を抑えるためのお手当をし続ける。
こうした手当の材料は野菜である。
療養中は、我が家の台所が薬局になる。

今回は本当にたくさんの英雄たちに助けてもらったので、
感謝の意を表して、我が家の英雄たちを紹介しようと思う。

梅干し(万能)
里芋(湿布)
豆腐(熱冷まし湿布)
生姜(万能)
蓮根(喉)
大根(熱冷ましと喉)
ハチミツ(大根と一緒に咳止め)
青菜(熱冷まし)
キャベツ(熱冷まし)
こんにゃく(熱冷まし)
ごま油(生姜汁と一緒に頭に刷り込む)
りんご(食べる。時々みかん)

一家に一冊、東城先生の自然療法

私の自然食の母校(卒業してない笑)、あなけんこと、あなたと健康社の自然療法の本がこの時のバイブルである。
これは持っておくと何かと役に立つ。
やり方は細かく書いてくれているので、あとは自由に楽しくやることが、自然療法では大切だと、私は思っている。
このお手当が、なんとも気持ちがいいのだ。
温泉でも入っているんじゃないかっていうくらいに、身体にスーッと染み渡る。
しかし、中には少々困ったものもある。

●頭痛の大根おろし湿布
これまだやってないからやってみよう✨と、
イソイソと湿布を頭に貼り付ける。

い…痛い。
い……痛い!!!
大根の辛味成分がおでこに直撃なんですけど、東城先生。
合ってるのか、これ?笑
と思いながら、ヒリヒリするおでこの痛みと熱の痛みのダブルパンチを頭に抱えながら暫く貼り付ける。
夜、おでこは薄赤くなっていた。
熱のせいか大根のせいかはわからない。

●こんにゃく熱冷まし
普段は温めるお手当に使う。
熱冷ましになるもの、と冷蔵庫をあさり、
生こんにゃく使えるんじゃないの?って思ってこんにゃく枕にした。
(アク抜き不要)

おお、いい感じな気がする✨
ガンガンする頭痛の中に、一筋の光。
気持ちよさは頭痛にかき消されていたが、
熱にうなされる2日間、こんにゃく枕で寝た。
2日目の夜、
「あぁ、アロマの香りにでも癒されて寝たい」
そんな夢心地を求めてラベンダーとフランキンセンスのアロマを枕元に置いた。

く…臭い。
く……臭すぎる。

想像出来るだろうか。
当然ながら、私の枕元はこんにゃく臭い。
喉や胸元には梅干しや生姜を使った湿布。
ここにラベンダーとフランキンセンスをブレンドしてみて欲しい。

瞬時にアロマは退散。

こんにゃくの匂いに包まれて眠ることにした。

●キャベツヘルメット
青菜は熱冷ましに使える。
しかし大量に必要とする。
冷蔵庫を見ると、キャベツを発見。
被ってみることにした。
これが頭にピッタリフィットでとても良いではないか。

こうして、キャベツヘルメットが生まれた。

枕にはこんにゃく
おでこにはキャベツ
喉と胸や背中には生姜入りの芋湿布と梅干し湿布。
背中に湿布をすると、熱と毒を吸ってドロドロになるため、
タオルをモコモコに使う。

そう、病気の自然療法をしているときは、
絶対に誰にも見せられない。
そして、臭う。
1000年の恋も冷めるだろう。

かなり壮絶な現場である。
いつだって、現場は過酷なものなのだ。

こうして、英雄達のおかげで、
想像を絶する4日間に及ぶ戦いが終わった。

全く、初めての投稿とクリスマス・イヴに書く内容ではない。
もっと他になかったのか。
でもこれが、今、最もホットな内容なのだ。

恋人たちのように熱々のラブラブではないが、
面白おかしく今日も過ごしている。

Merry X'mas🎄