ひとりぼっち暮らしを救ってくれた愛知県の皆様に感謝を込めて#ひとり暮らしのエピソード
大学を卒業しがむしゃらに研修を受講し
ようやくなんとか1人でもお仕事が出来るかな?と思い始めたころ、辞令をいただきました。
異動先 東海支店〇〇課
入社して半年のことでした。
転居を伴う移動があることもよく分かった上での入社だったので、異議はありません。
ただ、辞令は突然って本当なんだな。
と感じ、その日1日はフワフワした感じがして何度も椅子に座り直していました。
いつもは厳しい隣の先輩が、優しい笑みで、そんな私を見守ってくれていました。
なんとかなるでしょ。
関東から出たことのない私だけれど、
実家から離れたことのない私だけれど、
やっていける。
そんな気持ちで、バタバタと準備をすすめ、
二週間後、東京駅発博多行きの新幹線に乗り込みました。
発車前、不意に流れた「いい日旅立ち」を聞き、
不意に不安が全身を覆い、泣きたくなりました。泣かなかったけれど。
愛知県のど真ん中にある東海支店のカバー範囲は、岐阜県、三重県、そして愛知県です。
一人暮らし
初めて訪れる土地、
カバー範囲が広がった仕事、
ナビを頼りながらの運転、
慣れないとこが多いからこそ、
無我夢中でした。
新しい土地で、頼る友達がいないことにも気がつかない程、夢中で必死でした。
ある夏の日、私は地下鉄東山線の中で倒れます。お腹が痛くて、たまりませんでした。
十二指腸炎
ストレスが原因と見られるこの病気をきっかけに、私ははじめて仕事を休むことになりました。
どうしよう。
お母さんに来てもらおうか。
頑張って新幹線乗って帰ろうか。
そんな弱気になっていた時、
メールが届きます。
アイスとポカリドアノブにかけておきます。何かあったら言ってください。
実は同じマンションに会社の先輩がいました。先輩は、私の身を案じ、食料を運んでくれたのです。
残念ながらこの時のアイスは発見が遅れ、
無残な姿になってしまいましたが、
手にまとわりつくバニラはあたたかく甘く至上の味がしました。
約2日後、出社した私を先輩はいつも通りに迎えてくれました。
そして
「今週末、フットサルをしよう。靴ある?」
唐突だけれど、久しぶりの仕事以外の誘いに私は心からの
「ありがとうございます」
を伝えました。
フットサルを通じて、愛知県のいろいろな方に出会い、いろいろな場所に行きました。
知多市の砂浜で、網での漁を体験したり
小牧市で、織田信長に思いを馳せたり
岡崎市で、開拓が進む街をながめたり
渥美半島で、食べた苺の美味しさに感動したり
誰かとつくる思い出の尊さを思い出させていただきました。
それに、仕事で回るだけではわからない土地の魅力、人のあたたかさをたくさんたくさん教えていただきました。
以前の記事で書いたディーゼルエンジンのオーバーホールに立ち合わせていただいたのもこの時期です。
(↓こちらの記事です。)
私が出会った愛知県の皆さんは、
とても真面目で一途で、あたたかく
お節介な方が多かったです。
お腹が痛くなったと知ると、名医が開業したと評判のクリニックを紹介して下さったり、
薄給であることを知ると、激安スーパーを教えて下さったり
彼氏がいないことを知ると、出会いの場をセットして下さったり(^^)
フットサルに誘ってくださった先輩が愛知出身ということもありますが、
関東から来た私を仲間として受け入れて下さったこと、今でも心から感謝しています。
彼らが話す「だもんで」は今でも口にしたくなります。
結婚して愛知を離れる時、
「ちっちゃいのに、よく頑張ったな^ - ^」
と言ってくれましたね。
あの時みんながくれたフォトフレームは私の宝物です。(中身の写真は家族には見せられないけれど✌︎('ω'✌︎ ))
一人暮らしに必要なのは、温かく迎え入れてくれる仲間だと強く思います。
あの時、ひとりぼっち暮らしから「ぼっち」じゃなくしてくれた愛知県の皆様に心からお礼を伝えたいです。
本当にありがとう。
コロナがもう少し改善したら、また遊びに行きます。
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こちらの記事はメディアパルさんの企画参加の投稿です。
メディアパルさん、ステキな企画をありがとうございます。参加させていただきました^ - ^
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