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生命理工学系3年後期の感想

生命理工学系は3年3Qから研究室に仮配属されます。仮配属された研究室に、4年生になると本配属されるので実質的に3年2Qで授業はほとんど終了です。特別課題研究に向けて各研究室での活動になります。

しかし、授業が全くないわけではなく一部の授業が開講されます。また、多くの生命系学生にとって授業がないので、落単した科目や興味のあった科目を回収するチャンスでもあります。

生命理工学系300番台で後期に開講される授業は以下の通りです。

生命理工学特別講義1~4:院試対策です。4分野あります。
生物科学基礎:今年初開講です。英語科目
生化学基礎演習:英語プレゼンの授業です
研究プロジェクト2・3:研究室での活動に単位がつきます。申請しなくてもいいらしいです。合否で判定されます。

私は、生命理工学特別講義1(物理化学)と生命理工学特別講義3(生化学)を受講しました。その他にいくつか系外の授業も受講したのでその感想を書いていきます。

300番台生命理工学系科目

生命理工学特別講義1(物理化学分野)

物理化学分野の院試対策の授業です。
30分間前回のテストの解説+テスト形式の演習という形で進んでいきます。アトキンスで予習すべき範囲が連絡されるので、それで演習対策をします。
答案返却をする回もあります。

院試に向けた演習なので電子機器・電卓禁止です。手計算がとても面倒くさい。数値も計算しやすい値がそんなに出てこない。あと範囲の指定が曖昧な回もあります。

一番の難点は月曜一限対面なこと。ほかの特別講義はオンラインなんですけどね…

生命理工学特別講義3(生化学分野)

生化学分野の院試対策の授業です。

講義の最初に演習問題が出され、その解説、最後に小テストという流れで行われます。生物化学と分子生物学で習ったことが出てきます。授業内演習の解説聞いてれば小テストも解けると思います。聞いてなくてもググれば解けます。

先生によっては小テストの問題量が多すぎてタイピング大会になることもあります。でもやっぱりオンラインは楽でいいですね

その他の科目

教養卒論

文系教養の総まとめの位置づけの授業です。
別に感想を書きました。

そういえば4Qの終わり頃に講義のアンケートが届いていました。アンケート内容からすると、もしかしたら来年から講義パートはオンデマンドになるかもしれないです。

生物工学基礎J(融合理工学系)

他系の「生物」がつく科目なので取りました。T2SCHOLAにアップされる課題をやるだけでとても簡単。後半の先生は出欠を取っていました。

Excelを使って簡単な生態学のシミュレーションをしたり、遺伝子工学、生命倫理を広く浅く勉強したりします。生命系300番台の合成生物学と少し似ている科目ですが、こちらは200番台で易しめです。

課題は全て簡単なので全部出席すれば満点を取れると思います。私は1回だけ用事で出席できなかったので満点を逃しました。

バイオシステム基礎(システム制御系)

システムの観点から生物を見たり、バイオミメティクス(生物模倣)、医用への活用などを学びます。試験は1講義あたり1問、1問あたり10点で、14問中得点が高い10問の分だけ計算されます。全問題で9割程度の得点を取るよりも、4問(=4講義分)捨てて10問満点を取る方が得点は高くなります。
生命系にはバイオミメティクスを扱う研究室がなかったような気がするのでまだ触れていない分野でした。

テストは選択肢問題が多かったです。1講義あたり2~5問の小問があります。講義中の穴埋めや概要のところからの問題が多かったです。

3年生では47単位+他大学の講義8単位で合計55単位分履修しました。前期の一橋の授業はほぼ受講できずに落としたので得単は53単位。最大まで取ってはいませんが、今年度も多くの授業を取れました。
早期卒業を目指す場合は研究室の活動が忙しくなります。早期卒業でない場合は研究室によってだいぶ異なります。ほぼ活動がないところもあったり、週5近く活動したりと差は大きいです。また、ゼミ(論文紹介、研究発表など)も聞くだけか発表もするかは異なります。最初は3年生のみで行うところもあるみたいです。研究室見学の際に、配属直後は何をやるか聞いておくと良いと思います。
特別取る必要のある授業はないので、研究室の活動頻度と相談しながら興味のある授業や他大学の授業を取るのもよいですし、趣味などに使ってもいいと思います。もちろん将来も見据えて研究関連の勉強もできます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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