野球指導における5つの「揃える」

 野球の指導における5つの揃えるについて書いていこうと思う。一つ目は、心を揃えること。これはチーム全員が同じ方向を向き、一つの目標のために行動することだ。2つ目は、目標、目的を揃えること。心を揃えるで述べた通り、一つの目標に向けて、みんなの目標が揃っていなければ意味がない。なので、目的と目標を揃える。3つ目はカバン、道具の向きを揃えることだ。物をキチンと整えて、整理することは、心の安定にもつながるし、常に同じように整理できる人は、揃えるということが、その人の中で定着しているため、どんな状況であっても、落ち着いて行動することができるからだ。4つ目は足を揃えることだ。ランニングや移動の際に、全員が足を揃えて動くことによって、チームの一体感を演出できる。また、意識して揃えることから、集中力、協調性を身につけることができる。5つ目は、掛け声を揃えることだ。これも4つ目の理由と同様だ。
これらを意識することによって、より強いチームを作ることができる。しかしながら、現在教育において、勝利至上主義はあまり肯定的ではない。その多くの理由として、勝つためになんでもするというイメージがあるからではないか?そうではなくて、勝つためにはなにをするのか。日本一になるためには何をすればよいのかを考えることが需要だ。たとえば、目標が日本一になること、目的がいい男になるためであるとする。(これは岩岡中学校の目標と目的だ。)日本一になるためには、もちろん小細工だけではなれない。日頃から日本一の練習をする必要がある。では、日本一の練習ってなに?これを生徒に意識させることが需要だ。たとえば、日本一になるためには、まず、日本一のアップをする。そのためには、日本一の声を出し、足を揃えなくてはならない。そして、日本一の挨拶をしよう。誰かがこられたら、全員が止まって、頭の位置、角度を揃えて、おはようございますと元気よく挨拶をする。しかも、お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・すとハッキリと合わせて言う。また、日本一のグランド整備をしよう。そのためには、丁寧にするはもちろんだが、グラウンドを整備するのにだって、トレーニングはできる。守備の姿勢を意識して、腰を下ろして、整備する。それを内野が終わるまで、繰り返す。相当な時間を体力を使うが、練習の始めと終わりにする。そこからさらにブラシがけをするのだ。それを聞いて、練習時間を削ってすることか?と思うかもしれない、しかし、これも上の揃えると言う意味では欠かせないことだ。なぜ、この整備方法でやっているのか、なぜ挨拶をしているのかを生徒たちが理解して自ら実践して初めて意味がある。そう言うことをこれからこどもたちに教えていきたい。

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