治療

私は赤ちゃんが粉ミルクを飲んでくれたのでパニック障害の治療を始めたのですが。私の住んでいる所にはほぼ心療内科や精神科はなく小さな昔からある精神科に通う事にしました。

当時はまだそれ程パニック障害が知られておらず、不安神経症と診断されました。
ただ私以外誰も私の病気や治療に関心を持ってくれる人はいませんでした。

母がくも膜下出血で倒れて暫く実家で過ごす事になったり、祖父が亡くなったりしたのですが、夫は祖父のお葬式さえまともに来てなかったし、母の事も心配したことはありませんでした。

私はこの辺りから記憶がほぼなく曖昧です。

ただ実家にいる時に、住んでいたアパートが男性の一人暮らしの部屋になっていた事で多分夫と電話で喧嘩、言い合いになり勢いで処方されていた薬を全部飲んでしまいました。
約200錠は飲んだようです。

私は目覚めないかもと言われていたとも。
五日ほど意識不明。

気付いた時は大きな病院の精神科の閉鎖病棟のナースステーションの一番近い所でした。

夫とたぶん別れる話をしたんでしょう。
伝い歩きを始めた娘と私が寝ている夜明け前に家を出てサーフィンをして遊んでいた事は覚えています。

悪いところばかり覚えているものです。

初めての娘の誕生日も祝ってあげず、初めて歩いたお正月も一緒にいてくれなかった。
私が発作を起こしたら一緒にいてくれずに病院に置き去りにした。

辛くて、娘が可愛そうで。
この人は私たちを守ってくれるわけでもなく、一緒にいる意味のない人だと思った。

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