先ずは私がパニック障害

1997年、私は初めての子どもを妊娠していました。
楽しみでもあり、不安もあり。
私は知らない土地で暮らし始めたところで、
夫は大手住宅メーカーの営業マン。新人でした。
彼は実は同期の女性と不倫していて、
私は気付いていました。
ストレスがたまってきたのか
私はある日突然夜中に心臓が破裂しそうな、
呼吸出来ない、じっとしていられなくなり、
家の中をウロウロ歩き回るしかありませんでした。
夫に産婦人科に行ってもらい赤ちゃんに影響の無い
薬をもらってきてもらいました。

でもそれから地獄の日々は続き、
いつこの死ぬかもしれない、不安で爆発しそうな気持ちと身体。
私は日中は雨戸も締切、電話の線も抜いて、インターホンも切って布団に潜り込む生活が始まりました。当時はまだ携帯電話が一般的ではなく、夫も私をどう扱ったら良いのか妊婦になってからそういう態度でした。
私が赤ちゃんの為に哺乳瓶や玩具を買ってきたのを見せても『いいね』『かわいいね』だけ。
彼は就職して自分でお金を稼げて親から遠く離れてきっと私や赤ちゃんは早すぎたと思ったんでしょう。

出産してもまだ私のこの何か分からない不安は続く事になりますが、未だに治らないとまでは思っていませんでした。

そして人からこんなに冷たく扱われることになるとは思ってもいませんでした。



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