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性格、考え、全てを拗らせた人の末路


後悔なんかしても何の意味もない
今日は自分に向けた口調で文章を書いてみる


なぜこんなにもネガティブなんだろう
なぜ過去の失敗に執着して新たな一歩を踏み出せないのだろう


受験で第一志望に通らなかった
好きな人に告白できなかった
やりたいことを我慢して勉強した後に残ったのは
空虚と後悔だけだった

自分の過去の行いに納得できないまま
悶々と毎日を過ごしている。


このままいくと社会不適合者でろくに
定職にもつけないまま派遣社員またはフリーターとして
不安定な収入を得るか、生活保護のお世話になるのだろう


正直言って毎日の生活に活力を見出せない。
なぜ周りの人たちはあんなにも楽しそうに毎日を送れているのだろう
何がそんなに嬉しくて楽しいのだろう


仲良く手をつなぎながら通り過ぎるカップル
子供と幼稚園での遠足の話をする親子

次のテストの点数で俺が買ったら飯おごれよ
などと笑い合っている受験生


今年もサクラが満開だねぇと顔をほころばせる老夫婦


そんな楽しそうな会話をよそに
独りで懐疑的な目を向ける自分がいた


何がそんなに楽しいんだ
そんなにクズで無能な人間しか周りにいないで
どうしてそんなに笑えるんだ


対して勉強もできない、
お金の管理もままならない
愚痴の言い争いなんか日常茶飯事で
くだらない世間話で盛り上がっている庶民たち



毎日最短最効率だけを求めて勉強している
自分があいつらに負けることはないと、知らぬ間に
世間の全ての人間と競争している自分がいた。
いやそうしなければ、正気を保てなかった
といったほうが語弊がないだろうか


とにかく受験勉強に必死で
ストレスだらけで周りで楽しそうにしている奴が
非常にやっかいもののように思えた。
自分の前から消えて欲しかった。


テレビを見るやつは無能
ゲームをする奴も無能
下ネタで盛り上がる奴も無能
悩んで何もしない奴も無能
すべてにおいて無能扱いしていた。



自分だけが優れているんだ
周りが俺についてこれるはずがない
合う人すべてに猜疑心を抱いていたため
友達がほとんどできなかった
いつも孤独だった
孤独こそが成功者の印だと自己正当化していた


彼女彼氏にフラれたことがどうこう悩んでいる
などと話す人に対しては「そんなに悩みが増えるなら
最初から付き合わなかったらいいのに、馬鹿じゃない?


テストの成績が上がらない、
なかなか暗記できないなどと言ってくる奴には
つべこべいわず勉強しろや、その時間がもったいないやろ


友達を連れてカフェや図書館で勉強している人を見たら
勉強を他人とするとか効率悪すぎやろ
勉強なんて独学で一人でやるのが効率良いの知らんのか?」



などと常に人を見下してきた。
性格も悪かったと思うが
それ以上に、自分に全く自信がなく
見栄を張り、自分を高く見せるしか自己を保つ方法がなかった。


こうでもしていなければ今
自分はこのように記事を書いたりなんかしてないだろう
とっくに命を絶っていた


人生初のバイトでは
人間関係が上手く気づけない理由で
工場での単純作業を選んだ。
立ちっぱなしで横から流れてくる商品を永遠に
仕訳をする作業だ。


金なんて簡単に稼げると思っていた。
頭の悪い奴だけが生計を維持するのに苦労していると思い込んでいた。
単純作業のバイトはどんなものなのか、
社会最底辺のバイトでも見ておくか、などと
非常にふざけた態度で職場の人を見下していた。


どうせ社会不適合者しか働いていないだろうと
なめてかかった。しかし、現実はそんな簡単な者じゃなかった。
正直、想像を絶する職場で言葉を失った。

一日8時間以上立ちっぱなしで常に手を動かして
商品を仕分けなければならない。
誰でもできる簡単な動きである。


しかし、簡単な作業を何時間も何時間も
心を無にして手を動かし続けるのがどれだけ苦痛なのか、
当時の僕は知る由もなかった。


数日バイトに行っただけで頭が狂いそうになった。
こんなにも仕事が大変だなんて
今まで一切の社会を見てこなかった
世間知らずの僕は徹底的に打ちひしがれた。


バイトの帰りはいつも活力がなく、
ボーっとして「やっと今日も終わった、いつまで
この地獄が続くのだろう」
と悶々としていた。
ストレスで身体がどうにかなってしまいそうだった。


こんな単純作業も自分には継続できないのかと
さらに自信を失った。

自分を保つためにまた思い込み発作が発動した


こんなバカみたいな仕事やってられるか、
俺の能力があれば生活費を稼ぐことなんてたやすいことだ


こうして職場の人間を常に見下して心の中で
始終馬鹿にしていた。こんな無能なんて社会の役に立ってないだろ
どうやって貢献感を感じているんだ、
この人たちの生きがいなんてあるのか?


絶対自分がこの職場に戻ってくることはないな
そう心の中で強く誓った。


理想的な生活を妄想しながら数カ月働き退職した。
このままいくと就活で失敗し、一生バイトで働くか
パートやフリーター、最悪は生活保護……
冷たい冷や汗が額から流れ落ちるのを感じ、
背筋がぞっとした。


バイトを辞めてからの僕の行動は正直
今までとは全く違っていた。
将来への不安と、心の中で膨れに膨れ上がった
誇大妄想を現実化しようと心の中と肉体とで戦い合った。


バイトで感じた言葉で言い表せない苦しみと
将来の不安と焦り…
このままでは絶対にヤバい、
そう訴えかける「ナニカ」が僕の心を強く揺さぶった。


認識と思い込みを捨て
理想と現実とを客観視し
考えと行動を変え
習慣と継続を計画し
一切のいい訳と愚痴を排除した。


そんな人間がどう変わったのか、
何をしたのか、どんな結果が出たのか
次のパートで話すつもりだ。
どうせ人間変われないとほざいている
そこのあなたにこそ読んで欲しい内容です。


それではまた次回…




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