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Day 20 Microwave 電子レンジ

こんにちは。
今日は、ひょんなことから気づいたアメリカの電子レンジの素晴らしさについてです。

我が家のレンジはアパートに備え付けられている家具の一つで、日本で見かけないGE(general electric)社製。

横長で大きい

欧米のアパートあるあるかもしれませんが、換気扇と一体型になっています。
換気扇は跳ねた油を吸い上げて飛び散るのを予防するだけの役割です。
日本の換気扇と違って、排気口が外に繋がっておらず、レンジの上から吸った空気がそのまま出てきます。
それにも関わらず、キッチンで肉を焼いた場合は少しの煙でも感知して、爆音で火災報知器が鳴り響くのです。
ニューヨークではそれが嫌で、カリフォルニアに来る時はキッチン周りに窓がある家、換気がしやすい家を探しました。
私にとって、換気扇付きの電子レンジは"大きくてやたらパワフルなわりにうるさくて使いづらい家具"の代表。
電子レンジでコーヒーや冷凍しているご飯を温めたりするくらいしか使っておらず、色々ボタンはあるものの無視していました。

ポップコーンボタンが一番最初にくるのはアメリカっぽい

先日、家で冷凍していたステーキ肉を焼こうとした時のことです。
大きめのステーキ肉を常温で解凍していましたが、結構時間がかかっていたので、レンジの"解凍(defrost)”機能を試してみることにしました。
肉を入れ、解凍ボタンを押し、重さか時間をいれるよう言われたので適当に1分くらいで設定。
30秒過ぎたあたりでモニターに"burn”という文字とアラームが鳴ります。
取り出したステーキ肉は、火が通って色が変わっている部分が少しありましたが、見かけは冷凍された時のままです。
やはり上手くいかなかったかと思い、包丁をいれたところ…

サクッ

びっくりするくらいサクサク切れてしまいました。
写真や動画を残しておけばよかったと後悔しても既に遅く、とても綺麗なサイコロステーキができました。
大きなステーキ肉でもほぼムラなく、綺麗に解凍できるなんて、アメリカのレンジって素晴らしい。

よく考えてみれば、アメリカは冷凍食品大国です。
スーパーの冷凍食品売り場の面積を考えれば、日常のメニューが冷凍ピザ、冷凍ハンバーガー、冷凍ディナーキットという家の方がきっと多いのでしょう。
日々料理をしないので、換気扇が発達しない代わりにレンジの機能が発達するのかもしれません。
今まで家電に感じていた不便さは、アメリカの家電の性能が悪かったわけではなく、アメリカで日本っぽい暮らしをしていたせいなのかもしれません。
暮らし方によって、家電も合わせて進化するのだなと実感しました。

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