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Day 15 Unit conversion 単位変換

こんにちは。

今日はアメリカで生活していく上で避けて通れないアメリカの独自単位多すぎ問題について。

日本と同じ単位を使うものがほぼありません。
毎日、何らかの単位換算が必要な場面が出てきます。
スマホ一つで調べられたり、複数の単位が併記されている商品も増えてきましたが、それでもしんどいです。
単位換算表はこちらに大変お世話になっています。

過去の日記にも書きましたが、数の大小がイメージしづらいので、オンラインショッピングの際はかなり気をつけています。

日常生活でよく使う単位のフラストレーションを少し書き出してみました。

温度(華氏)
ドイツの学者であるファーレンハイト氏が考案した単位です。
ドイツでは使われておらず、アメリカ、ジャマイカ、バハマなどアメリカとの関係が深い国が常用し、一部イギリスとその連合国では過去に使っていたそうなので、公式単位を摂氏に切り替えた今も少し残っているようです。
ファーレンハイト氏は、自宅の庭で観測できる一番低い温度を0度とし、ファーレンハイト氏の体温約37度を100度と設定しました。
摂氏が水の凍る温度と沸騰する温度という再現性のあるロジカルな基準なのに対して、一学者個人の庭の温度と個人の体温というランダムな値を基準として使うのがよくわかりません。
日常の温度観測内でマイナスや大きな数字を出したくなかったという理由だそうですが、昨今のアメリカではマイナスも100度以上も当たり前になってしまいました。

重さと液体容積(オンス)
アメリカにきた当時、オンスは日本でも貴金属のコインなどに使われていたりするので、他の単位に比べるとまだ身近だと思っていました。
しかし、オンスは私が知っている以外にもたくさんあったことが判明しました。

  1. 常用オンス(oz) 1oz=28.3495g

  2. トロイオンス(toz) 1toz=31.1035g

  3. 液用オンス(fl oz) 1fl oz=29.5735ml 

私が知っていた貴金属のコインは②のトロイオンスで、米国ヤードポンド法における①はまた別物。
だいたい30グラム、30mlで割り切っていますが、この微妙な違いにイラつきます。
また、英国ヤードポンドと米国ヤードポンドも若干違うので、難解さが増しています。

計量カップと計量スプーン
アメリカで食品の外箱などに書いてある食べ方や作り方のインストラクションには、ozやfl ozはあまりでてきません。
代わりに出てくるのが、cup, table spoon, tea spoonです。
それぞれ、カップ、大さじ、小さじです。
最初は言葉通り自分の家にあるカレー用の大きめのスプーンやティースプーンを使っていました。
それぞれの家でスプーンの大きさは違うのでは…と疑っていましたが、後に日本と同じ15ml&小さじ5mlと教えてもらいました。
何故ここだけ同じなのか全然わかりません…。

カップはアメリカの方が若干多く、1カップ=8fl oz≒約240mlです。
写真の通り、ジュースのパッケージ上52fl ozと記載あるなら、そのジュースを使ったレシピもfl ozで揃えてくれたらいいのに、”ジュース 2カップ”と書いてあります。

有名スーパーTrader Joe’sのオレンジジュース
ウェブサイトで公開されているシャーベットのレシピ

一番イライラするのは、2/3カップとか3/4カップという時なので、アメリカの計量カップ(2/3や3/4のメモリ付き)は買い直しました。


この単位換算は、皆さん同じ悩みを抱えてらっしゃるようで、ブログやNoteの記事もたくさん出てきます。
日常でよく使う温度、重さ、長さはようやく慣れてきましたが、熱量や圧力の単位も日米では違うことを同僚と話していました。
まだまだ新大陸の新単位は出てくると思います。

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