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なかなか取れない身体の痛みの治し方
なかなか取れない身体の痛みについてシンプルに解説します。
まず、痛みを自分自身が感じるまでの過程をイメージにしたのが以下の図です。
![](https://assets.st-note.com/img/1700469337321-HZCowbQbE2.png?width=1200)
身体のどこかで「何かが壊れた、壊れそう」という事故が発生します。 これの連絡を受けた脳内の無意識の部位が、意識(我々)に対して、報告書を作成します。 この報告書こそが「痛み」です。
つまり、痛みの程度はこの報告書を作成する担当の匙加減の影響を強く受けるのです。
再び、同じような事故の連絡があったとします。 二回目からは報告書をイチから作成する必要がなく、前回のコピペをベースに作成できるので、スムーズに痛みの報告書が意識に対して上がってきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1700469355075-XNyv8DjaLk.png?width=1200)
これそのものが問題という訳ではないのですが、この報告書の作成にあまりに慣れてしまうと、もっと小さい事故においても同じ報告書を使いまわすという事態が起こることがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1700469379342-DCjtdRud41.png?width=1200)
こうなってくると、怪我が治ったのに、痛みがなかなか取れないという問題に発展します。
・怪我をした→痛い
・怪我が治ってきている→同じように痛い
・怪我は治った→まだ同じように痛い
これは、報告書の担当者の怠慢のように感じますが、この担当者は危機回避が主な役割なので一方的に攻めることは難しいです。
実は担当者が同じ報告書を使いまわしてしまう原因は意識である大脳皮質の働きの低下にもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1700469396294-KmJkB8UUYd.png?width=1200)
本来は、大脳皮質が報告書を精度高くあげてくるよう、無意識の領域を制御しないといけないところで、ここが上手く働いていないと「アイツどうせちゃんとチェックしないから同じ報告書をあげておけばOK」となってしまうのです。
これが怪我が治っても痛みが続くことや、古傷の痛み、組織そのものが壊れていないのに痛みが発生する原因だったりします。
こうならないためには、大脳皮質を適切に働かせておく必要があります。 シンプルに疲れがたまっている、寝不足であるということ以外にも、
・呼吸の回数が多く、酸素を脳の細胞にうまく送れていない。
・食事の乱れで適切な栄養状態でない。
・運動や日常の活動が不足しており、そもそも脳が活発に働くことを求められていない。
このような条件で大脳皮質の働きは低下します。
つまり、怪我をして絶対安静でい続けることが、なかなか痛みがとれない原因にもなってしまうということです。
怪我をした場所がいつまでも痛いという方は、まず「痛み=まだ怪我が治っていない」という考えを更新して、改めて現時点で何をすべきか考え直しても良いかもしれません。
※ケガした直後は本当に組織が痛んでいると思うので、無理しないでくださいね
あと、「報告書を作成させないこと」も大切です。
報告書を作成すればするほど、それが上手く速くなるので、痛みを探して確認するような動作は避けて報告書の作成の仕方を忘れさせましょう。
昨日はなぜか「すみません実はここに痛みがあって…」という方が複数いらっしゃったのですが、エクササイズをする中で皆さんかなり回復していました。
数週間前の怪我で靴下履くだけで足首が痛い…という方も、帰りはその痛みが消えて感動していらして、僕自身もとても嬉しくなったので、このあたりの情報をシェアしました。
恵比寿駅徒歩5分のパーソナルジムでトレーナーをしています。
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恵比寿でパーソナルトレーナーをしています。 ダイエットやボディメイクに興味のある方はお声かけ下さい。