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個展の準備 #2 作業を開始

今週から具体的な作業に入りました。

テーマはまだ、ぼやっとしたままですが、手を動かしながらテーマについても同時に考えてゆくというスタイルです。

①額の塗装
作品ができてから額の仕様などの展示方法を考えるというのが王道ですが、展示の全体を考えると額入りの小品は、最低2点ぐらいは必要になりそうなので作業をしました。

額は、額屋さんで買えばよいのですが、貧乏性とやりたがりの性格から今までも自作しているものが沢山あり、今回は、それらを再利用するために、つくった作品を分解して、きれいに塗装をし直しました。

ペンキを新たなものに変え、今日から新たなスタートじゃ!と意気込むも、なんか、とても水っぽい、、、ここ数年でペンキも進化したのか?そして、乾くとつやつやの光沢感が、、、なんで、テストしなかったのかー?と後悔しても始まらず、土台の白色なんて誰も観てないからそのままでいいでしょ、と悪魔がささやきますが、

なんでこんなペンキが売ってるんだよーというような恨み節は、最後まで消えることはないので、買って試しもしないオマエが悪いのだー!と自分に言い聞かせ。すぐに新たなものを物色し買い直し、次に試したものは今まで使ったことがないマットな良い感じに仕上がったので結果オーライ!ということになりました。

今回は、この白で行くこと決定です!


②全体感の見直し

今回は、インスタレーション的なものはださず、平面的なものを中心にと考えていたのですが、ラフを描き出すと面白さが感じられないので、ある程度の「でかさ」のあるものに挑戦したくなってきました。

言葉と、いくつかの作品から、観てくれる人の脳内でそれらが再構成されてイメージが定着するという方向は変わらないので、「でかい」ものがメインで、その説明がまわりにあるという感じにならないよう、全体を物語として成立するような感じにしたいなぁー。


③ミシンワーク
今までの作業を確認しながら、小さくても緊張感が出せるように、いつもより細いワイヤーのテストをしました。ワイヤーをつなぐアルミパイプの新たなカット方法を思いつき、作業効率がアップできました。


塗り直した額とミシンのテストワーク
© 2023 Yuki KATANO


◇◇◇


いきなり、ペンキ塗りでつまずくとは、、、ですが
制作とは、そういう地味なところも重要だったりするので
ひとつひとつ丁寧に、かつ、新鮮に!

ではー。

応援、よろしくお願い申し上げます。



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