見出し画像

制作日記-無数の塵・受け入れる空間

昨日、占いをみていると「今月は、人生をかえる大きな出会いがありそうなので、出会う人や物事に敏感になってすごしてくださいませ。」というお告げがでておりました。noteやインスタで約2ヶ月間やってきましたが、アウトプットするのが精一杯で、そこでの出会いみたいなものは、まだ早いと感じておりまして、見に来てくれる人に対して恥ずかしくないように、しつらえておくことは二の次になってまして、整えることより、雑でも書くことに集中していく方針は変えず、雑然とした部屋に遊びに来てもらっている感じですが、余計なことはあまり考えずにいきたいと思います。

私自身、アートのことだけを考えて生きてゆくのを目指したいですが、生きてゆくために最低限必要な物事に、多くの時間を費やさなければなりません、自分のアート活動を支援できるのは、まずは自分自身しかいないので、私自身が、わがままなアーティストと、それを支える誠実なパトロンが同居する二重人格になっているのです。noteなどに書き綴ることも、アーティスト自身というより、パトロンがアーティストを世に送り出すために一生懸命に営業活動をしてようなものなのです。

ですが、パトロンとして、溺愛するアーティストの活動を支援したり、魅力を伝えてゆく気持ちはあるものの、そのリソースのなさに打ちひしがれてしまい心が折れそうになります。

そんな時にどこからか、応援してくれる人が現れては、救いの手を差し伸べてくれる、ハートを残してくれる! そんな繰り返しで、なんとかここまで、やってこれました。あらためて、ありがとうございます。皆様方に本当に感謝申し上げます。

なんとなく4月1日なので、気持ちを新たにして、アーティスト人生の再出発の流れになってまいりましたので、それについて書いております。人生を振り返ると、過去何度か、集中的に制作にいそしみ、その後で結果が実り、充実した時を過ごすことができるということが何度かありました。美術大学を受験するための浪人時代もその集中期でした、毎日毎日、ライバルの作品と自分の作品を比べられ、なんとか、上の方に這い上がっていかないと大学には行けないというサバイバルを体験したのです。

無事に成長することができ、大学への入学も果たし、今につながる貴重な修行をその時にしたわけです。実は、現在その予備校があったすぐそばに住んでいて、なにかの縁を感じていたのですが、昨年来から、過去の振り返りをして、これからの人生をいかにしてゆくかを熟考し、今がまた、アーティストとしての集中修業期に入るべき時かもと気づいたのです。あの、屈辱的な浪人時代の日々をまた繰り返してみてもいいのではないかと。

ここ十数年ぐらいは、震災やコロナなどの影響もあって時代の変革期でした、そんな中で、アート以外のことに気をとられ、アートのことは少しほったらかしになっていて、過去の資産の上にあぐらをかいているだけだったかもしれないと反省しました。年齢的にも後輩たちに自分の経験や知識を伝えて、その成長を見守ることへの優先度が上がっていました、かっこよく言えば後輩の育成というものですね。それはそれで、達成感や充実感、自分自身への学びを感じてはいたのですが、思えば、自分が目指しているアーティスト像とは、少し違和感がありつつも、誰かの役に立っている幸福感があったので、自分に甘くなってしまっていたのだと思います。

そして、ぐんぐんと伸びてゆく後輩たちをみていて、「いいなぁ。」とふとつぶやいていました。そう、羨ましがっている自分に気づいたのです。自分の中に眠っていた感性に気づき、それを発展させ修練させ作品として完成させ、それによって、人間自体がこんなにも輝くのか!おぉこの幸福感よ!

こんな歳になった今でも、自分もあんな風に成長できるのだろうか?まぁ、やってみればいいんじゃないと軽い気持ちでスタートしたのですが、それから数ヶ月、これは、みごとに導かれていると思わざるを得ない出来事が次々に起き始め、本当に、大いなるものに感謝するしかないのですが、その流れになってきました。

来年には、個展の予定も入っているので、いままでとは違うアプローチで進んでゆくことは、なんとなく想像はしていて、いままでの自分にはなかった何かをつかめそうな予感がしています。

それは、日々忙しく生活する中で無数の塵のような、美しさへとつながる断片をあつめ、私という、それを受け入れる空間の内を常にキレイにしてゆくことから始まるものなのかもしれません。

読んでいただいてるパトロンのみなさま、
いまアーティストはこのような状況です。


ぜひ、今後ともご支援いただけることを心よりお願い申し上げます。


本日も読んでいただき、ありがとうございました。
自分で言うのも何ですが、本当に不思議なシンクロを感じます、
なにかに書かされている状態であります。

無数の塵が集まってくる様相が、なんとなく感じることができ
深層で感じていることが少しだけ表出してくる。

では、また



© 2023 Yuki KATANO

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?