見出し画像

【生命科学編10冊】高橋祥子氏(株式会社ジーンクエスト代表取締役)

「生命科学を学べば、生きやすくなる。」


経歴

1988年生まれ、大阪府出身。2010年京都大学農学部卒業。2013年6月東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程在籍中に、遺伝子解析の研究を推進し、正しい活用を広めることを目指す株式会社ジーンクエストを起業。2015年3月、博士課程修了。生活習慣病など疾患のリスクや体質の特徴など約290項目におよぶ遺伝子を調べ、病気や形質に関係する遺伝子をチェックできるベンチャービジネスを展開。現在は東京工業大学非常勤講師、個人遺伝情報取扱協議会理事も務めている。10年後に世界を変えるビジョンとテクノロジーを持った企業に送られる「リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー」受賞、「科学技術への顕著な貢献2015(ナイスステップな研究者)」に選定。東京大学大学院農学生命科学研究科長賞受賞、テクノロジー&ビジネスプランコンテスト優秀賞受賞など。


① 生物と無生物のあいだ

生命科学の入門書として挙げたい本です。私がプライベートで主宰している読書会でもお薦めの書として紹介しました。生命科学に縁のなかった人でも、面白く読めると思います。


② 動的平衡

生命科学の入門書として挙げたい本です。私がプライベートで主宰している読書会でもお薦めの書として紹介しました。生命科学に縁のなかった人でも、面白く読めると思います。


③ 遺伝子 親密なる人類史

世界的ベストセラー『サピエンス全史』の遺伝子版で、遺伝子研究の歴史から未来までを網羅的に把握するのに最適な書です。


④ ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー

ゲノム編集がどのように生まれ、どのような原理で、今後はどんなことに応用されていくのかがまとめられています。


⑤ジャンクDNA ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?

遺伝子研究の急速な発展を知ることができます。


⑥ エピジェネティクス 新しい生命像を描く

エピジェネティクスとは、遺伝子の配列は変わらないものの、化学的な変化によって後天的に獲得された形質が受け継がれるという新しい概念。生命科学の分野では今最もホットな領域です。


⑦ CRISPER(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見

人類の福音とも厄災とも成り得る技術を開発した女性科学者の成功と苦悩が具体的に綴られています。私自身の起業時の葛藤とも重なり、とても引きこまれました。


⑧ 宇宙の扉をノックする

私が折に触れて読み返す書です。特にお薦めしたいのが第1章です。


⑨ 心理の研究 仏教と宇宙物理学の対話

仏教学者と物理学者が世界の真理について語り合った書です。両者は「人生の目的は与えられているものではなく、そもそも生きることに意味はない」という結論に至ります。


⑩ 福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一

「動的平衡」を提唱する福岡伸一先生が、「西田哲学」の継承者と対話を重ね、生命科学と哲学の共通点を見出していきます。

この記事が参加している募集

ありがとうございます!いただいたサポートは書籍代に充てさせていただきます。(本が好きなので)