見出し画像

【Legacy/ The Spy】ピン刺しの《再活性》

こんにちは。「ひらこ」と申します。

もうすぐ2児になる父です。普段はDiscordサーバーで遊んでおり、レガシーもプロキシからチマチマ集めています。

先日、Spyにおける《記憶の旅》ガイドを編纂された方をフォローしたところ、MOで5-0したとのツイートが。https://twitter.com/faultedform/status/1618152436602142720?s=20&t=vs_PGj-ZzCGljNukJN98ww

「なんでメインが61枚なのか」という話は後にするとして、今回はテンプレートには入っていないカードを紹介します。

それが《再活性》です。

《再活性》って何ですか?

《再活性》はマナ総量分のライフを犠牲にしながらも、墓地のクリーチャー1体を場に出すことができるカードです。黒1マナのソーサリー(重要)で墓地のクリーチャーを場に戻せるカードは《再活性》だけ。亜種の《発掘》はマナ総量が3以下に限定されていますよね。

《再活性》の英語名「Reanimate」を冠したレガシーのデッキもあります。

《再活性》を入れるリターン

黒1マナが余分にあれば、打ち消されても簡単にリカバリーができます。

《再活性》は黒1マナという破格のコスト。打ち消された《欄干のスパイ》や《地底街の密告人》、はたまた《タッサの信託者》を場に出す役割を持ちます。《欄干のスパイ》や《地底街の密告人》はクリーチャー呪文であり《否定の力》では打ち消されません。また《タッサの信託者》を墓地から場に出すときは《戦慄の復活》を主に使います。

つまり、《欄干のスパイ》《地底街の密告人》《タッサの信託者》は打ち消されても墓地にいることが多いのです。

《再活性》が無いと、もう一度《欄干のスパイ》達を引き込みつつ4マナを捻出しなければなりません。《再活性》が無いと、《戦慄の復活》を打ち消されたらゲームエンドです。そういった面倒臭いリスクを《再活性》は解消してくれるのです。

オマケですが、ごくたまにコンボが決めきれず、手札が8枚になって已む無く《欄干のスパイ》達を捨て、次ターンは黒1マナでコンボ開始、なんてこともあります。

《再活性》を入れるリスク

ツイートのリストを確認すると、《陰謀団の儀式》が3枚です。テンプレートは4枚ですから、ココが入れ替わっていますね。リスクは《陰謀団の儀式》が3枚になることです。

《陰謀団の儀式》は1BでBBBを生み出すソーサリーです。一般的にはスパイの中では2番目に弱いマナ加速であり、2枚以上引いても困るカードではあります。

またスパイにおいては、サイドアウトカードが《金属モックス》2枚と《陰謀団の儀式》3枚が流派の1つです。《陰謀団の儀式》を4枚にしたときはサイド戦で1枚残ることになるんですが、この1枚と《再活性》、どちらが良いのかは個人の判断に委ねられます。

サーチできない1枚のカードは「あったら凄く影響を及ぼす」が「試合中1回唱えられれば良く」て「引かなくても別に負けることはない」ようなものが多いので、《陰謀団の儀式》がそれらを担っているのかは疑問。

個人的には《陰謀団の儀式》3枚のリスクよりも《再活性》1枚を入れるリターンの方が大きいように思います。

終わりに

今までテンプレートでしか回してこなかったのですが、再考すると1枚入れても良いと思えるようになりました。

デッキに入っているカードは入っている理由を探すよりもリターン・リスクの視点で考える方が一段階深い理由を探せるのではないかと思っています。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?