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【Pioneer/ LotusCombo】ロータスコンボに入っているもの

こんにちは、「ひらこ」と申します。
2児のパパです。普段はDiscordで遊んでおり、レガシーやパイオニアをチマチマ集めています。

いま、Discordメンバーと一緒に、ロータスコンボを練習しています。

ロータスコンボは、中身を知らないと「何されているか分からず」「マストカウンターも分からず」敗北してしまうデッキです。

中身を知っていれば、止めどころや私が何に苦しんでいるのかが分かるので、手札の使い方やサイドボードなどを楽しめます。

一方でコンボデッキである以上、知らないと「なんか知らんけど負けた」といった不快感だけが残りがちです。

ロータスコンボについて、ざっくりと何をするデッキであるかは調べれば分かります。

しかし、個々のカードの役割について書かれた記事は(私が探した限りでは)見つかりませんでした。

今回は、個々のカードが果たす役割をつらつらと書いていきたいと思います。

◆デッキリスト(サンプル)

https://www.hareruyamtg.com/decks/595893?display_token=917b5.6ca5d1fb36de3e

◆土地

《睡蓮の原野》《演劇の舞台》

デッキのエンジンであり、これらの土地を用意することが序盤の目標です。

3ターン目に《睡蓮の原野》、4ターン目に《演劇の舞台》を揃え、《演劇の舞台》の効果で《睡蓮の原野》をコピーします。

この流れを円滑にするための呪文カード達がデッキに入っています。

《植物の聖域》

「ファストランド」と呼ばれる2色土地で主に速いデッキで採用されます。
このデッキでは2ターン目にアンタップするだけでなく、《睡蓮の原野》《演劇の舞台》と揃った5ターン目に置く土地という役割も担います。
ちょうど土地が3枚目になるため、アンタップできるんですよね。

《神秘の神殿》

1ターン目に置いて占術1を期待します。

ロータスコンボの1ターン目は《樹上の草食獣》を置くくらいですので、タップイン処理しやすいです。

重ね引いてもコンボが遅くなるだけですので、3枚採用が多いです。

《繁殖池》

コピー前の《演劇の舞台》が《耐え抜くもの、母聖樹》によって破壊された時に探してくる土地として採用されています。

初手に来てもタップインして処理しても良し、他のターンでアンタップインしてコンボ準備を進めても良しであるため無駄がありません。

大抵は《植物の聖域》で十分なので1枚です。

《耐え抜くもの、母聖樹》

揃えられるなら揃えて欲しい超強力カード。

サイド戦における《減衰球》を打ち消されることなく破壊してくれます。

「パルヘリオンⅡ」などアーティファクトが活躍するようなデッキにおいても部分的に刺さり便利。

「森」の枠が《耐え抜くもの、母聖樹》になったようなものですが、重ね引くと置けなくなるので3枚の採用。

《天上都市、大田原》

「島」に加えて特定のパーマネントをバウンスします。

《スレイベンの守護者、サリア》《黙示録、シェオルドレット》など、こちらにとって致命傷なものをバウンスしてコンボに決めにいきたいですね。

《耐え抜くもの、母聖樹》で破壊したいもの以上に《天上都市、大田原》でバウンスしたいものはなく、《耐え抜くもの、母聖樹》で森をカウントし《天上都市、大田原》と《島》で島をカウントすると考えると、ちょうど3枚3枚になるため、《天上都市、大田原》は2枚で十分でしょう。

《島》

《暗殺者の戦利品》《耐え抜くもの、母聖樹》など、破壊される代わりに基本土地を戦場に出すときのアテになります。

《森》はコンボパーツが支払う固有マナシンボルではないため、《島》を優先します。

◆クリーチャー呪文

攻撃ではなくコンボの土台を作るものを採用します。

《樹上の草食獣》

主に1ターン目に唱え、土地セットの加速を行います。

このクリーチャーのおかげで、コンボ開始ターンを5ターン目から4ターン目へと進められます。

0/3に到達というスタッツのため、アグロデッキやスピリットデッキの初動を抑えることもできます。

アグロデッキには必要な一方で、ミッドレンジ・コントロール系デッキには特に必要のないカードです。

4ターン目で負けることは少ないのが理由。

また、必要なタイミングが1ターン目であることが多く、3ターン目や4ターン目に引くとそれはそれは悲しくなるでしょう。

昔は4枚でしたが、上記理由や有力なアンタッパー・ドローカードにより、今は3枚以下であることが多いです。

《砂時計の侍臣》

昔からいるアンタッパー。サイクリングでも土地をアンタップできます。

このため《睡蓮の原野》を利用してサイクリングすれば、1マナ余った状態になります。

非伝説でサイクリング持ちのため、今でも4枚の採用。

《溺神の信奉者、リーア》

フィニッシュに使うクリーチャーの1つ。

フラッシュバックにより、一度使った《見えざる糸》やサーチカードを使い回します。

《見えざる糸》をフラッシュバックすれば《全知》の素キャストも目指せますし、サーチカードをフラッシュバックすれば2度目の《副陽の接近》も唱えやすくなります。

伝説のクリーチャーですし、サーチカードから持ってくることが多いため、1枚で十分でしょう。

《旅するサテュロス》

2023年2月に行われた「プロツアー・ファイレクシア」で見かけたのが私の初めての出会い。

このカードは土地1つを対象にしてアンタップします。

《砂時計の侍臣》に次ぐ第2のアンタッパーですが、このカードのおかげでフィニッシュターンを無理矢理早くすることができるようになりました。

特に「緑信心」は除去カードが極端に少ないため《サテュロスの道探し》が定着しやすいです。

メインとサイド合わせて、2枚か3枚であることが多いです。

《遵法長、バラル》(いまは採用してません)

ソーサリーやインスタントの支払うマナを1減らします。

つまり《見えざる糸》や《熟読》がそれぞれ1マナや4マナの呪文になります。

この意味において《遵法長、バラル》はマナ加速に貢献するため、用途は違えど「第3のアンタッパー」の役割を果たします。

メインとサイドで1枚ずつの採用が多いです。

私はこのような「役割の似たカードを散らす」ということの理解と練度が浅いため、《遵法長、バラル》は採用しておりません。

もっと練習して《遵法長、バラル》を使って行きたいと思います。

◆呪文(コンボパーツ以外)

《森の占術》

土地カードを探します。主たるサーチ先は《睡蓮の原野》と《演劇の舞台》です。

このカードの有無は私にとって初手のキープ基準です。5枚目以降の《睡蓮の原野》と《演劇の舞台》になるからです。

《睡蓮の原野》と《演劇の舞台》と《森の占術》で12枚体制にするため4枚確定です。

《衝動》

インスタントの2マナ呪文でデッキトップ4枚から好きなカードを選びます。

パイオニアの2マナ呪文の中では最も多くのトップを見られるカードになります。

キーパーツは早めに探したいですし、《森の占術》《衝動》《旅するサテュロス》の10枚で2ターン目や3ターン目を過ごしたいので、《衝動》は4枚確定です。

大事なのは「2マナ」であることです。つまり、2ターン目や《睡蓮の原野》をセットする3ターン目に使うことを想定しています。

《見えざる糸》

《睡蓮の原野》と《演劇の舞台》だけでなく、《砂時計の侍臣》や《旅するサテュロス》もアンタップさせます。

《睡蓮の原野》とコピー済み《演劇の舞台》の下では4マナ余らせるカードとなります。

《見えざる糸》を2回唱えると《全知》素キャストが狙えるなど、2枚以上欲しいカードのため、4枚確定です。

ちなみに他をタップさせたり「暗号」したり等は、未経験です。

《熟読》

カードを3枚ドローし、土地を2つアンタップさせます。

ドローした後は手札から1枚捨てることになりますが、キーパーツを引き込みやすくなり、アンタップにより継続的なキャストを可能にします。

貴重な「カード1枚でカードを2枚にする」カードであり、土地をアンタップしてくれるので4枚確定でしょう。

《バーラ・ゲドの復活》

表面は墓地からカード1枚を手札に加え、裏面はタップイン土地になります。

表面は《全知》設置後において墓地のカードを何でも1枚唱えられるカードになり、裏面は1ターン目のタップイン土地になります。

コンボ準備・コンボ中ともに役割があるので強力なカードの1つです。

一般的にコンボ用に2枚必要であり、初手にあっても嬉しいがダブりが嬉しくないことも多いため、3枚採用が多いです。

《多元宇宙の警告》

コンボの準備と環境によるところのために採用されています。

目の敵にしているのは「ラクドスミッドレンジ」。つまり、ハンデスと単体パワーで押し切るようなデッキへの対抗札になります。

とにかくリソースを枯らしてくるので1枚で2枚増やすカードは貴重です。

本来は4マナで唱えますが、予顕により2マナずつに分けて唱えられるのが特長。

最初の2ターン目と3ターン目の行動を埋めてくれるのが他の4マナインスタント2ドロー呪文との利点です。

メイン1枚サイド1枚が一般的です。

ただ私はカードの種類を減らしてデッキの動きを単純にしていくため、メイン2枚サイド1枚にしています。

◆呪文(コンボパーツ)

《出現の根本原理》

ロータスコンボにおいて、中間目標となる呪文です。

これを唱えるために序盤は準備を整えます。

《出現の根本原理》を唱え、《全知》とサーチカードを選択し相手に選ばせます。どう選んでも《全知》が出るようにするのが一般的。

この後の動き方は参考文献に詳しく書かれているので、そちらを読んでいただけると幸いです。

ドローソースやサーチカードで持ってこれたり、サイド後の兼ね合いがあったりで3枚採用が多いです。

《全知》

《出現の根本原理》から設置し、《首謀者の収得》から《副陽の接近》を2回唱えるためのキーカードです。

サーチ前提のため1枚あれば十分です。

《闇の誓願》

《出現の根本原理》の後、《闇の誓願》があり、青1マナが余っていれば確定〆ルートに入れます。(参考文献1)

たまに1枚あればフィニッシュできますが、墓地経由しないルートを採るために2枚採用することもあります。

《首謀者の収得》で〆ルートに入れるので0枚というケースもあります(参考文献2)

《来世の警告》

デッキから好きなカードを3枚探せます。

《全知》の素キャストやサイドカードと《見えざる糸》を持ってきて無理矢理唱えることもしました。

もう1回唱えたいときは大抵、《溺神の信奉者、リーア》や《バーラ・ゲドの復活》を経由するため、1枚あれば十分です。

《首謀者の収得》

サイドカードの《副陽の接近》を唱えてフィニッシュするときに使います。

これ以外にも別のサイドカードや《全知》、サイドインしたカードを持ってきたり等、用途が多いカードです。

《来世の警告》と同じ理由で、1枚あれば十分です。

《掘り起こし》(いまは採用してません)

1マナで基本土地、4マナで何でも探すことができます。

《旅するサテュロス》のおかげでアンタップ手段が増えたため、コンボルートの選択を複数採れるようになりました。

《バーラ・ゲドの復活》は土地か墓地回収、こちらは土地サーチか何でもサーチと役割が微妙に異なるカードのため、選択肢を丸くすることができます。

コンボルートを単純にするため、いまは採用していませんが、いつか採用して使用感を試していきたいですね。

《希望の標、チャンドラ》いまは採用してません

大マイナスで使い捨てれば、任意対象2つに5点のダメージを与えます。

つまり2回唱えられれば《希望の標、チャンドラ》で20点ダメージを与え、勝利することができます。

そうではないケースでも1対2交換をしたり、《見えざる糸》が2回使えたりなど、用途は幅広そうです。

あるリストも無いリストもあるので、まずは無い方で試したいと思います。

◆最後に、サイドボードについて

サイドボードについては、私のデッキへの理解が一段と深まった時に改めて書きたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

◆参考文献

◆参考文献1

晴れる屋記事:ロータスコンボ完全ガイド ~睡蓮と共に歩む~

◆参考文献2

若みどり様:【パイオニア】ロータスコンボでプロツアー権利を取ったり、トロフィーを貰った話

https://note.com/wkmidori/n/n518d8df6679b#7e07f7a0-27d0-4456-a7ee-b3609dddc059

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