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佐賀県『地域とつながる高校魅力づくりプロジェクト』アドバイザー業務が終了しました

福島にいた頃から、3年間に渡って遠隔で細々と担っていた佐賀県『地域とつながる高校魅力づくりプロジェクト』のアドバイザー業務。事業の最終年度を迎え、先日、無事に終了しました。

とは言っても、バトンが繋がれただけで、佐賀は今年度からこのプロジェクトをさらに発展させ、指定校の数を増やし、より組織的な動きとして、さらなる高校の魅力化・特色化の推進に、新規事業と共に打って出ようとしています。

プロジェクトの一区切りということで、佐賀県教委さんが成果報告書を送ってくださったのですが、そこには複数枚に及ぶお礼のお手紙が…。泣

正直、2020年からは、コロナの影響によってなかなか思うような活動もできなかった。それでも、情報交換会をオンライン化に切り替え、県教委と共に、でき得る高校現場のサポートに奔走し、その中で各高校も歯を食いしばり、創意工夫をしながら、学びを止めずに本当に素晴らしい活動を継続させてきた。

そんな難しさと隣り合わせのプロジェクトだったからこそ、自分の関わりも遠隔ということもあり、どこまで見たい景色に近づけたのだろうかと肩を落とす日もあったけれど、こうやって最後の最後まで丁寧に対応して下さったことで、とても救われた気持ちにもなった。本当にお忙しいだろうに、心遣いに感謝感謝です。

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佐賀の地に初めて足を踏み入れたのは2019年の5月23日。ちょうど島根大学のコーディネーター養成コースにも通い始めたタイミングで、学びを即実践に活かす、そんな機会としても、自分にとってとても大切な時間になっていました。

その時に現場に投げかけていた問いは、「地域にとっての教育と、子どもにとっての教育は交わるのか?」という豊田さんからもらった問い。いま思えば、その頃からこの問いを、ずっと追いかけ続けているような気もします。

地域にとっての教育と、子どもにとっての教育は、その2つの側面が1人の人間の中に内包されているものでもあるし、どちらの声も本物であり、個人の願いでもある。その願いと願いとを相互承認していく過程は、社会をつくることそのものでもあり、だからこそ、このぶつかり合いの中でこそ感じ取れる、真正な学びが潜んでいるのだと思う。

水と油みたいな関係性の中、やっぱりマネジメントする立場の人はとても(いや、かなり)大変なんだけど、そこでしか得ることができないこともたくさんあるから、まったく持ってやめられないのだろうな。笑。いい学びがあるもの、そこには。

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そんなわけで、佐賀にはまだまだ何かと関与をしていくことになるかと思います。が、まずはバトンをしっかり渡すことが自分のいまの役割。今後の動きは近日、また共有できればと思います。乞うご期待!

佐賀への大きな愛を込めて。

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