「採用コンサルタント」を辞めた理由
もしかすると、
記事は私にとって重要なコミュニケーションツールかもしれない。
先日の記事公開以来、たくさんのお祝いをいただいた。
それに付随して、他の記事も読んでくれた人から、
「あれってどういうことなの?」
「この記事すごくよかった!」
などの感想をいただく。
記事を書くこと、
記事を以て誰かと会話することで、
今までにない角度から話題が生まれる。
とっても新鮮な感覚だった。
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さて、今回は「採用コンサルタント」を辞めた理由についてつらつらと。
転職したわけではない。
私の目指す先や役割を考えた時に、
この名刺で語るのはもう違うかな…
と感じていたので、
今の考えをまとめられたらと思う。
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ひたっている暇などない
冒頭の通り、今まで担ってきた仕事では、
一定の成果を出せた、それは嬉しかった。
ただ、その感情にいつまでもひたっている暇などない。
この状況を「どう使うか」が肝心だし、
また次の課題や目標が押し寄せて来る。
「押し寄せて来る」とは言ったものの、
実は案外嫌じゃない。
究極の飽き性である私にとって、
次なる目標が見いだせない時の方が
前に進めなくなる。
気持ちが乗らなくなる。
だから、「いい状態」の今だからこそ、
先のことを考えないといけないな、と感じる。
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なりたい自分の輪郭が見えてきた
パートナーになる。
一緒にお仕事をする人、会社と「共創」する。
最近意識が向いている先だ。
そう思った時、今までの自分の仕事を振り返ると、
「採用」でできることなどたかが知れている。
組織・会社にとっての「入口」でしかなく、
根幹を変えることなどできない。
※もちろん重要であり、「採用」が変わることで
組織の「血液」が変わりはじめると思う
もっといいパートナーになるためには、
もっと「共創」するためには、
根幹から相談を受けられる人になりたい。
というのが最近の私の考えだ。
会社には根幹の考えがあり、経営があり、
人事戦略があって、その一つが採用だ。
だったら、その視点を以て向き合いたい。
そうすることで、まわりまわって、
採用のよりよい最適解を見いだせるかもしれない。
そんなことを考えている。
そんな考えを上司にぶつけてみた。
「僕の名刺、もうそろそろ【採用コンサルタント】
じゃなくしていいですかね?」
そうしたら、2秒で返ってきた。
「そうだね。いいじゃん、そうしよう!」
もともとそんな議論は多々してたけど、
拍子抜けするくらいの即決だった。
こうして私は「採用コンサルタント」の
「採用」という冠を外した。
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職位や役職などどうでもいい。
ただ、私の担う仕事は、正しく誰しもに
伝えられるようになりたい。
そんなことを考えた時期であり、
その想いが一歩進んだ出来事だった。
私自身が目指したい先が、
会社の目指す先と合致するなら、
それはそれですごく幸せなことのように思う。
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「私の仕事」とは?
いろいろ書き連ねてきたけれど、
「私の仕事」を現時点で定義するのであれば、
こんなところだろうか。
こんな定義なら、ライフワークとして楽しめそう。
やれることも爆発的に増えていきそう。
それに、
「人材よりは広告業界で働いているような気持ちなんだけどな…」
という違和感にも、
「プライベートでは1対1のコミュニケーションを重要視したい」
というこだわりとも、
なんだか折り合いがつく。
しばらくはこんな想いを以て取り組んでいきたいと思う。
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相も変わらず
「何をしている人なの?」と聞かれると、
説明が難しい私なのだけど。
ちょっとずつ明確にして、前に進んでいきたいです。
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日々感じたこと、ほんの少しでも誰かのためになることを なるべくやわらかい言葉で伝えていけたらと思います。 これからもどうぞよろしくお願いします。