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Regenerative Futures Camp-RFC に参加して

ある日、インスタの広告にポッと現れた「Regenerative Futures Camp」。
サブタイトルには、こう書かれていた。

〜世界をよくする会社をつくる人へのオンライン研修〜

タイトルの「Regenerative」という単語も、主催の「Earth Company」という会社も正直全く知らない、聞いたこともなかった。
でも、このサブタイトルがなんかパッと目に止まり、自分に刺さって。
概要、過去の参加者の声を見て、「あ、受けてみよう」と申し込んだ。

ベンチャー企業で働く私にとっては、とても高価な自己投資。
日々生きるのにいっぱいいっぱいなのに、それでもなぜか迷ったのは一瞬だけで、逆になんかやる気が沸々と湧き上がってきていた。

全7回に及ぶプログラムで、期間は9月から12月までの3ヶ月間。

初回に参加したとき、誰1人知ってる人なんていないし、
自己紹介では聞いたことのある企業名ばかり出てくるし、みんな私より年上で、参加動機は
・Earth Companyを知っていて〜
・ともさん/ アスカさんの繋がりで〜
とか、「あ、わたし無知すぎるまま飛び込んだんだ」ってしっかりここで感じた。疎外感も。

でもそんな感覚もすぐ飛んでいった。

講座の流れとしては、1回の講義の中で、インプットして、気づいたことなどをグループに分かれてシェアする、というサイクルを何度か繰り返す。

でもこの座組みがとっても良くて。
この講座に参加している時点で、感じている課題感が共通していたり、同じ思いを持っていたりと、自分の感じたことのシェアに対するリアクションはもちろん、メンバーが発するシェアに気付かされることもとっても多かった。

こんな、素敵なメンバーと出会えたことがまず、私にとってかけがえのないものだった。ここに対して同じ思いだった人は多かったと思う。

そして、何かをシェアするときに感じた心理的安全性的なものも大きかったなと。
誰もがみんなを否定することなく、それぞれが思ったことを声に出せる場所があるって、すごく幸せなことだなって思った。

実を言うと、何度か感情が溢れ出てきて、この環境に出会えたこと、自分の身を置いてあげられた事が嬉しくて、ぶわっと泣きそうになった。

そして、参加していたみんなはもちろん知っていたんだろう、
この講座のタイトルにもなっている「Regenerative」という単語。

この言葉の意味の説明が3回目の講座内であったんだけど、
私にとって衝撃の回だった。人生を変えると言うと大袈裟かもしれないけど、私が今まで人生で掲げてきたビジョンがアップデートされるきっかけになったほど。

私はもともと、環境問題にとても関心が強くて、就活時代前半は、「環境問題をどうにかしたい!」とものすごい熱量で進んできた。
だけどその途中、とある人事の方から質問されたのが

地球が仮に幸せになったとして、人が幸せでなくてもいいの?

という言葉。これを投げかけられた時、
「あれ、そうじゃないや。じゃあ私がアプローチしたいことって何だろう」と迷った時、頭に浮かんだのはドイツにいた時感じたこと。

全員とは言わないけれど、環境問題に関する意識が高くて、ペットボトルやプラスチックを使っている人はもちろんいたけど、日本人との圧倒的な差は「現状を知っていて、その選択をしているか」だった。

そう、どこかのデータでもあるように、日本人は特に、世界の中でも当事者意識が低い国だなと思う。
「自分が世界を変えられると、信じているか?」との質問に対して「Yes」答えた人の割合が、圧倒的に低い、という結果だった。

そこで私は、
「あ、私って、意志を持って自分で自分の人生の舵をとって生きる人を増やしたいんだ」
と行きついて以来、「我がままに生きる人を増やす」をビジョンに掲げてきた。

でも、こうやって進んでいる中でも、目の前まで迫ってきている環境問題に対して、自分が本当に今持てるだけのパワー全力で向き合えているのか?もっとできることってあるんじゃないのか?って
何度も何度も押しつぶされそうになる瞬間が多くて。

やりたいことが2つあるようで、どちらに進むべきなのかわからなくなってしまってきていた。

でも、講座内でこのスライドの説明があったとき、全てがつながったような気がして。
「Regenerative」という言葉をちゃんと知って、これこそが私がやりたかったこと、見たかった世界だ、って確信した。

ディジェネラティブサイクルを打破するには、マインドセットの変革が不可欠。そう、人も地球も、どちらも幸せ(=ウェルビーイング)である必要がある。

自分らしく生きたいと思うことも、地球に優しくありたいと思うことも、
どちらも諦める必要なんてなかった。そう、私が目指したい2つのことは、分かれてなんかいなかった。つながっている。

「Be-Do-Have」
この3つの関係性を知れたのも本当に良かった。

私たち日本人は特に、小さいころから「何になりたい?」と問いかけられ続け、大人になっても「何をしてきたのか」「何をしたいのか」を問われ続ける。

でもこの説明を聞いたときに、全てが腑に落ちたような気がした。

”Be” に基づいた ”Do” は誰にも敵わない。
先に何かを手に入れようとするのではなく、本質的な選択と行動の先に、自然に得られる ”Have” こそが、幸せ(=ウェルビーイング)につながる。

こう思った。

自分がありたい状態=Be
を自分でわかっている人ってどれぐらいいるんだろう?

そもそも、この順番じゃないとディジェネラティブサイクルは回り続けるし、そうなると私が見たい世界から遠ざかってしまう、
って、目指すべき方向が明確になった気がした。

私が作りたいのは、人も地球も幸せでいられる、愛が循環するプラネタリーウェルビーイングな世界。

この講座は、環境問題に関する、私が知らない世界をたくさん教えてくれた。(意識が高くて色々知っている方だと思っていたけど、まだまだ知らないこと・現状がたくさんだった)

だけどそれ以上に、私はこの根本的な部分にアプローチしていたところが、一番素敵だなって思った。

健康と一緒で、長年の積み重ねによって生じている現代社会の問題は、特効薬もなければ、即効性のある解決策もない。
「何をやるか(Do)」って、まず第一に考えてしまうけれど、「(自分のありたいBeに基づいた上で)今、確実にできること」にちゃんとフォーカスしていきたい。

私がやりたいアプローチは、「面白い」「かっこいい」「おしゃれ」「ステキ」「ワクワク」など、言語化できない(しなくていい)感覚的な部分へのアプローチ。

結局、正義や正論を振りかざしたって、人は動かない。社会は変わらない。
だから、その先に見たい世界をしっかりと自分の中に刻んで、自分が一番楽しみながら、感覚的アプローチでパワーやエネルギー、ワクワクを波及させていきたい。

自分が作りたい世界に向かって、直感に従った・深い愛を纏った挑戦をし続けることが、私にとっての自分らしさであり、美しい生き方だなって思う。
私はこんな生き方をしていきたい。

こうやって、自分がとにかく自分らしく生きて、その生き様を見て、自分らしく生きたい!とどこかに思っている人に届けばいい。過去の私がそうだったように。

自分の「あり方・生き方」についてたくさん向き合うことができて、目指したい世界をここまで描けたのは、この講座に参加したから。

本当に参加して良かった。間違いなく、2022年のハイライト!
自分の直感だけはずっと信じながら、これからも私は走り続けます。

Earth Company、本当にかっこよくてだいすき。
講座終わって、バリにぶっ飛んで mana earthly paradise にも2泊もした。
なんかこれも運命だったのかなぁ
あとは間違いなくここで出会えた人たちもだいすき!これからたくさんワクワクすることが起きそう!ふぅ、これからの私の人生楽しみ!

どんな時も、わたしらしく。
これからも中谷優希をよろしくお願いします!

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