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終#14【ネタバレあり/百英雄伝】これで最後だァアア!!【PS5版/プレイ日記】

20240610-12.

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運送トラブルで発売日から少し遅れてのスタートとなった『百英雄伝』のプレイ日記もようやく終わりの時を迎えようとしている。


ラスボス戦までの流れを書いているため、ネタバレ注意でお願いします。




【前回の記事】










chart37.最後の大号令




──これより、カルディア帝国 オルドリック公爵領へ進軍する。



一ヶ月前までは、田舎の村から出てきたばかりのお上りさんだった名も無き少年は、これまでの幾多の戦いの果て。

担ぎあげられた同盟軍のリーダーの名を自分のものとして受け入れ、皆の前に立つ。

──同盟軍リーダーのノアとして。



これまで、多くの戦いがあった。


多くの辛いことがあった。


だが、皆と共にここまで戦ってきた。




思い返すは、帝国の研究所でオルドリック公爵が、"人間"が新たなステージに進化するためだとうそぶいて、ヤエルたち、魔導レンズに愛された者たちに行っていた──非人道的な魔導レンズを使った人体実験。



そして"人間"が支配する国をつくるためにオルドリック公爵が進軍した大戦では多くの人々が傷つき命を散らした。
オルドリック公爵の蛮行のせいで、多くが人が奪われ苦しめられた。



これは、その大きな辛苦、大きな努力、大きな想いを全て集めた戦いになる。












chart38.対決!



『最後の大号令』が終わると直ぐ戦争パートになる。

戦争パートでは、"指定された場所に行く"だけで良いので、ガンガン前へと進軍して行きオルドリック公爵の軍を倒してしまえば楽勝だ。



今回の大戦でポールの恋人シルヴィ(魔導タンク)が遂に役目を終えた。
本来は荷を運ぶのを手伝う運送用だったのを、オルドリック公爵の命令で軍用兵器として禍々しい見た目に魔改造されていたが、これからは戦いのない平和な時代が来る。だがら生まれ変わったカノジョは"本来の姿"で、今まで以上に人々の役に立っているのだろう。


お疲れ様
少しばかりの休憩を









chart39.ガルドヘブン城




さて、ラストダンジョンである"ガルドヘブン城"。
ストーリー必須メンバーは主人公組 ノア・セイ・メリサの3人だが、わたしも連れて行ってほしいみたいな事を我らがボス ペリーエール嬢が仰っているので、敢えて足でまといペリーエール嬢を連れて行くのも有り。


絶対わたしも行くマン



ペリーエール嬢は"英雄を全員仲間にしていないルート"では連れていけないし、連れて行けばオルドリック公爵に対して追加の台詞があるためそれだけでも無理する理由はある。
ちなみに、ペリエール嬢はバトルメンバー枠のみ。サポート枠には編成不可なのに注意しよう。






 ガルドヘブン城は閉ざされた扉に対応する魔導レンズを探すところから始まる。


赤と青の魔導レンズを探して来る




最初は"青の魔導レンズ"から。
青の魔導レンズは右奥にあるため、探索するのは右側から始めよう。


青のレンズ






青の魔導レンズを手に入れいた後は左側へ。
道中、宝箱があるので忘れずに回収しつつ、帝国の図書館にたどり着く。


図書館では、"3つの本"を銅像にはめる必要がある。
本は1つはめたら、次の本への道が開くと行った感じだ。


本順番 右→左→真ん中




図書館限定で出てくるモンスターがベーゴマの石版に対応しているので、ベーゴマバトルを極めたい人はサポートにDr.コキトを置くか、アクセサリーをドロップ率up大を装備するのをおすすめする。

換金アイテムも稼げるため、個人的にはドロップ率upの方を強くおすすめする。
理由は、最後の本がなかなか見つからなくて、鞄パツパツになるまで稼いだから。値段は忘れたが大当たりはかなりの金額だったような気がする。


最後の古びた本もここにあるので、図書館は隅々まで探索した方が良い。









図書館を越えた先で、ナルンガードとの最後の戦いとなる。

ルーンの遺跡を荒らし、太古の知識を悪用する黎明れいめいの協会はガーディアンとは相容れない組織。





高火力の魔法攻撃を連発して来るナルンガードに危うく全滅仕掛けたが、なんとか勝つことができた。

しかし、時間稼ぎが目的だったナルンガードは目的は果たしたと、さっさと立ち去ってしまう。ガーディアンのメリサとナルンガードの因縁は最後まで語られることは無かったことが非常に残念だ。
その辺のことはもしかしたら有償DLCの『メリサ編』で語られるのかもしれない……。








chart40.崩落する野望



魔導レンズは、レンズに選ばれた者しか使えない不確かなもの。
そのことを嘆いたオルドリック公爵は"誰もが平等に魔導レンズの力を使える技術"として確立し、人の世界がよい前へと進むために必要なことだと抜かす。





その覇道の果てに幾らの人々が犠牲となろうとも、それは人が進化するための必要な犠牲だったと吐き捨て──研究の集大成である"アンシェント・ドラゴン"を召喚する。


──ラストバトルの開幕だ。





アンシェント・ドラゴン 第一形態は装甲(S)を壊すことが最優先となる。
たまに仲間キャラクターが囚われ行動不可になるため、そうなったら一にも二にもギミックで救い出そう。




第一形態を倒すとそのまま第二形態へ。

HPやMPなどはそのままなため、残り残量に気をつけよう。
第二形態からはアンシェント・ドラゴンの背景にある魔法陣を見ながら立ち回ることになる。


これは『白』


魔法陣の色が"青"と"橙"のときは攻撃をしてこない。
それ以外のときは強力な全体攻撃か前衛一列に強烈な一撃をお見舞いしてくるので、〚防御〛一択だ。
ある程度HPを削ると背後の魔法陣が消え、単体に対して高火力の攻撃をしてくるようになる。早めに倒してしまおう。




参考までにわたしのPT編成を載せて置く。


サポートは、任意のタイミングで、素早さを上げれる『ロディ』


多分、レベル差が一番の理由だと思うが、この可愛さだけで選ばれたメンツで余裕で勝てた。
ナルンガード戦や図書館に出てくる雑魚モンスターの方が厄介だったくらいに楽勝だった。
ルーンやアクセサリーはあまりいじっていない。
頭悪すぎて理解してないから。









何処で道を踏み間違えしまったのだろう──



魔導レンズの力がすべて。
そんなことはない。と、言う者もいるかもしれないが、少なくとも『百英雄伝』の世界では──魔導レンズに愛されなかったオルドリック公爵にとっては"それ"がすべてだった。




選ばれた者たちは当たり前のように使う力。
しかしオルドリック公爵には無かった。
持つ者と持たざる者。
"当たり前で無いもの"を欲しいと願い進んだ道に我欲が混じっていたなど今更な話しだ。


──もう言葉なんていらない



歩んだ道を変えるには、進み過ぎた。

歩んだ道を戻るには、犠牲を生み過ぎた。


進む道を変えようにも屍に阻まれ前へにしか進めなくなったオルドリック公爵は、振り返ることなく目の前の少年──否、倒すべく敵 同盟軍リーダー ノアと向き合う。
最終決戦は一騎討ちで締めくくる。


専用BGMが戦闘を盛り上げる












chart41.英雄たち (総括)

ラスダンが崩壊するのはJRPGあるある



オルドリック公爵の覇道の果てを見届けた後は崩壊していくガルドヘブン城から脱出する。
ラスボスを倒したら、ラスダンが崩壊するのはRPGあるあるで毎度主人公たちは大変だなと思う。




背後に流れるBGMは、本作のメイン曲になっており、『百英雄伝』やりきった感を誘う。

(どれだけ英雄を集めたかで演出が変わる)、ノアたちがオルドリック公爵と戦っている間帝国兵や合成モンスターたちの足止めをしていた同盟軍の仲間たちと合流していくシーンには涙を流した。


ここまで頑張った先にこの仕打ちなのかと。


何がそこまで哀しかったのかというと、ゲーム本編の集大成、最後の大事なシーンだというのに、ボイスが一切用意されていなかったからだ。



ラスボス倒した後に流れる感動のエンドロールで、そんなことある──?


驚きを通り越して怒りすら覚えてくる。劇団をフルボイスにする余裕があったのなら、こっちにも少しくらい回しても良かったのに……。




本作は、クラウドファンディングで沢山の人が出資してくれたお陰で完成されたゲームだ。
スタッフロールで、沢山の名前が書かれていたのだが"初周から早送り"できたことに笑ってしまった。


まあ早送りしても1分以上もあって、永遠とも思えるような長い時を過ごすことになるのだが(集合体恐怖症の毛がある自分は画面を直視することができなかった)。




そして話は最初に戻る。
これだけの沢山の人たちが出資してくれたのに、最後の最後でボイスなしは駄目だろう。哀しくてめっちゃ泣いたわ。

これが無ければバクが多いことを除き良きJRPGだと言えたのに一気に冷めてしまった。



自分は最初が駄目でも最後が良ければ、あとは全部おっけー! というタイプたが、最初は微妙で、最後は最悪。
どう評価すれば良いのか分からない。


 これぞっJRPG! というストーリーも良いのは良かったのだが、如何せん説明不足な部分も感じた。
今どきのRPGじゃふわっとなぞっただけでも楽しめて、有償DLCとかやり込めばさらに深く楽しめる。
みたいな印象があるが、百英雄伝では何の説明もなく唐突に話しをふられたり、本編とは関係ないが興味だけ引いてプレイヤーを置き去りにする内容が多々あった。

エルフ組の三角関係の話しは結局何なだったのか、詳しく語られることはなく、エピローグでクリア後の話でもふわっと匂わせる程度だった。
オルドリック公爵が魔導レンズを求めた理由もそうだし、これだけ長い時間かけて設定を練られているのは伝わるのに、それが本編に全く活かせておらず、プレイヤーにも伝わらずで、宙ぶらりんになっているのは非常に勿体ないと感じた。


一応、まだ追加ストーリーが3本控えているので、そこで建てたフラグは回収してくれたらな…と思う。
わたしはべつにそこまでの興味がないので買わないが。
もし買ったとしても推しのマーカス編くらい。





本作は周回用にも作られていないため、引き継ぎ要素も少ない。

英雄を全員勧誘しきれてなくても、クリア後の世界ではキャラクターの居場所が違うため、フラグが立たないバクがある。
逆に全員勧誘したルートを引き継いで進めると、全員勧誘しなかったルートに進めないバクもある。



もし、全てのバクが直されてから遊ぶつまりなら、ストーリーだけ架け橋ってさくっとクリアしてしまうことをおすすめしておく。

普通にプレイすれば40~60時間程度で終わらせるからだ。
トロコン関連は、脳死するレベルでかなりやりごたえのある難易度となっている。

わたしは128時間プレイしてトロコン達成率は50%だ。


令和の今の時代にそぐわない要素も多々あるため、最近のRPGしか遊んだことのない人には、序盤操作や立ち回りが慣れるまでちょっとハードルが高いと思われるが、ストーリーは古き良きJRPGで本当に良かったため、JRPG好きならプレイして損はしない。


これから『百英雄伝』をプレイする人には、ネットでさに出回る悪い評価だけ見ずに、広く色んな方のレビューを読んで欲しいと思った一作でした。


ここまで、読んでいただきありがとうございました。
また次回、別のゲームでお会いいたしましょう。


2024.06.10.fen.
-百英雄-




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