見出し画像

夏休み後半は義父の家で居候生活

そんなこんなで、14日間の自宅隔離生活がやっと明け、
ほっとしたのもつかの間、
新たな試練がやってきました。
 
そう、夫がついに海南島から北京に戻ってきたのです。
 
本来なら喜ぶべきところですが、
やっと自宅隔離が明けたばかりの私たちにとって、
夫にどこで隔離期間を過ごしてもらうかということが
新たな問題でした。
 
私と子供たちはすでに14日間、
自宅から一歩も出ずに過ごしています。
これ以上の隔離はもうイヤです。
 
しかし、夫が自宅に入った時点で、
自宅ドアには再びセンサーが取り付けられ、
同居者全員が自宅隔離状態になります。
 
感染地域から北京に戻った
要注意人物である夫と接触した瞬間から、
私たちも要注意人物になってしまうのです。
 
…とはいえ、海南島でハラハラしながら2週間弱を過ごし、
やっとの思いで北京に戻ってきた夫に、
さぁ、今度は北京のどこかのホテルで
あと2週間隔離期間を過ごしてから自宅に戻ってね、
とはとても言えません。
夫には義父宅で2週間隔離期間を過ごしてもらう、
という案もありましたが、そうなると
高齢の義父が夫と一緒に隔離され、外に出られなくなります。
 
相談した結果、やはり夫には
自宅に戻って2週間自宅隔離してもらい、
私たちが自宅を出て、義父宅に2週間居候することに。
 
かくして、夏休み後半の2週間も、
隔離はなんとか逃れましたが、
ずっと自宅には戻れない日々を過ごした私と子供たち。
夏休みもあと数日を残すばかりという時になって
やっと夫の自宅隔離があけ、
私たちも自宅に戻ることができました。
 
8月1日に自宅を出て海南島に赴いてから
約1か月の時が過ぎていました。
 
9月より中国の入国規制が緩和され、
外国人ビジネスマンや留学生等の入国もしやすくなったようですが、
中国国内はいまだ徹底的なコロナ政策が続いています。
 
いつまで続くかは分かりませんが、
中国在住の皆様方、
出張・ご旅行などでお住まいの地域を離れる際には
各種情報に十分留意され、
新型コロナ感染者数は毎日チェックし、
少しでも普段と違う兆候があった場合には
素早い対応を取られることをお勧めいたします。
(こんな経験をした私に言われなくても
 重々ご承知のこととは思いますが)。
 
中国政府の決定は突然行われ、突然都市は封鎖され、
よほどの強力なパイプでもないと決定に従わないことは難しいです。
 
以上、1日の判断の遅れで、1か月をパーにした
私たち一家の体験談でした。


↓次の記事はコチラ。

↓前の記事はコチラ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?