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【NFL 観戦記】えっ? 自力が復活したんですか?

試合を観て思った内容をだらだらメモするコーナーです。

第 17 週のパッカーズ (Green Bay Packers) は 2023 年内では最後の試合、ヴァイキングス (Minnesota Vikings) の本拠地 U.S. バンク (U.S. Bank Stadium) でのサンデーナイト (Sunday Night Football) に登場。客席は満員。
どちらも 7 勝 8 敗で、この試合を落とすとシーズンはほぼ完全に終わる。他方、この試合に先立ってシアトル (Seattle Seahawks) が敗れたため、勝つと自力でのプレイオフが復活する感じだったみたいだ。どうせ無理だと思っていたのでよく知らなかった。

スコアはこうなった。

パッカーズはまたコイントスに勝って、先にボールのレシーヴを選択。とりあえず「ボール! ボール!」って言っておけば間違いは起きないから安心だな。

既報通りコーナーのふたりがいないのに加えて ILB キャンベル (De'Vondre CAMPBELL; #59) もアウト、WR ウィックス (Dontayvion Jaquain WICKS; #13) もワトソン (Christian WATSON; #9) も不在と穴だらけの編成だったけれども、ミネソタのほうも巨大なホールが空いていた。
新人のバックアップ QB だけあってさすがに連携も判断も悪く、パンサーズ (Carolina Panthers) が 30 点を挙げたパッカーズのディフェンスを相手にしてもなおチェーンが進んでいかない。

対照的にパッカーズの QB ラヴ (Jordan Alexander LOVE; #10) と OL が完璧なプレイを披露したため、みるみる差がついていく。ミネソタも早い段階での QB 交替は頭にあったはずだが、前半終了直前にファンブルロストを起こしたのが決定打で 20 点差。後半はニック・マレンズ (Nicholas Clayton MULLENS; #12) が出たが遅きに失した。

そうだ、パッカーズのオフェンスが素晴らしいパフォーマンスをしているのだ。ここ何試合も続いているはずだけれども、今週はさらに良かった。とにかくコールが大当たりで、いつドロップバックしても誰かしらワイドオープンになっている。あとは落とさずに捕ってくれたら優勝できるオフェンスだ。
そうしたら、あとはディフェンスか……ディフェンス? そういえば、今週はディフェンスも素晴らしかったな。タッチダウンもスペシャルチームのミスに起因するものだから、事実上完封したといっていいだろう。よし、じゃあジョー (Joe BARRY; DC) は首にしてくれ。終わりよければすべてよしって言葉もあるしな。

そんなわけで競争相手がコケたことによって、お鉢が回ってきた。
最終週はホームでの試合となり、勝てばプレイオフ出場に滑り込む自力条件。相手はすでに消化試合。しかも長年にわたって白星を供給し続けてくれているカモだ。まさにカモネギという言葉がふさわしい状況で……なんだかどっかで見た状況にそっくりで軽く目眩めまいがするが、気にしないことにしよう。
考えてみればこれは幸せだ。先発 1 年目の QB を据えて、最終週まで意義のある試合ができたのだから。結果がどちらに転ぼうと、あとから振り返ったときにはきっと見どころのあるシーズンだったと感じているはずだ。


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