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「まだ観てんの?」に対する答はいつも「つい、なんとなく」

今週も、試合を観て思ったことをだらだら書くコーナーがやってきました。

いちおう観てはいる。いるのだが、プレイオフの可能性がほとんどないし、仮にあったとしても勝てそうな気がまったくしないから身が入らない。「ん? いま何やったの?」を頻発。電話でやるゲームのほうがまだ集中している。

スコアはこれだ。

パッカーズ (Green Bay Packers) の今週はパンサーズ (Carolina Panthers) の本拠地。相手は全体 1 位でピックした QB ブライス・ヤング (Bryce Christopher YOUNG; #9) という一戦だ。
パンサーズのほうはここまで 14 試合でわずか 2 勝、アウェイでは全敗ととっくの昔に完全に目なし・・・になっており、ある意味で気楽にやれているはずだが成績は終わっている。誰もがフィリップ・リヴァース (Philip Michael RIVERS) になれるわけではないのだ。
言っちゃ悪いが、ラインもやる気がぜんぜん感じられない。このへんはモチベーションの問題もあるだろう。

それなら試合を圧倒できるかというとそうはならないのがグリーン・ベイのディフェンスだ
タッチダウン/インターセプションのレイシオが 1、ゲーム平均 160 ヤードちょいしか出ていなかったヤングのパスが 300 ヤード超えで 2 タッチダウンし、過去最高のレーティングを記録した。愚にもつかない成績のやつをエリート級に引き立てる技術は、リーグでもこのチームが随一ではなかろうか。

この試合もプレッシャーはそこそこ行っていたので、例によってカバレッジが崩壊している以外に考えにくい。
もちろん DC には理想の形がある。それを追い求めるのは良い。しかし手駒の制限はあるから作戦にも制限はあるし、理想が現実と乖離しすぎて何をやっているのかわからなくなったらそれはただのアホではないか。これを放っておくなら、それを呼んだ HC もそれを据えている GM も軒並みアホということになってしまう。なんとかしてくれ。
個人的に声が出たのは後半最初のパンサーズのドライヴ、4th & 1 の局面。ヤングがスニークしようとしているのだが彼の目の前の A-Gap がガバガバに空いており、そこを突かれてすんなり更新されたところだ。マジで[beep]だ。

いっぽうでオフェンスのほうはそこそこ好調で、ジョーンズ (Aaron LaRae JONES; #33) のラッシュが平均 6.0 ヤードと好き放題に出た。ただ、他の人間が持ったときはぜんぜん進まなかった(平均 2.7 ヤード)ので、OL が勝っていたのかどうかはよくわからない。たぶん違うと思う。

目的に欠けるチーム同士の試合は、規律が壊滅しがちだ。グリーン・ベイは余裕で逃げ切って心おだやかに終わる展開を逃し、かわりに不要な反則と凡プレイを連発して一気に泥仕合へと持ち込み、直近 3 試合で 31 点しか取っていないチームに 1 試合で 30 点取られた。しかも、もし最後にあと 1 秒でも残っていたら試合は延長まであった。
なんかもうね、ついた頬杖の跡が顔から消えないね。本当にいったい、なんでまだこんなものを観ているんだろうね?


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