始まりから終わりまで【「ライブラリ。」無料記事】
このマガジンは僕にとって約1年ぶりに始めたものです。
その前のマガジンはカフェとか経営的な話にこだわっていて月4本の配信で、月額500円。3年ほど続けて最終的には150人ほどの読者さんがいて本当にありがたかった。ジーンシモンズの言う「100人のファン」が欲しかったので成果としては十分だった。
購読料の金額もまとまっていたので、たまに参加しているボランティアのチームで使ったり、マガジンの読者さんがお店をオープンするとなればお花を贈ったり、クラウドファンディングを見かければその支援をしたり、いろんなところに還元できたのが良かった。
全部自分の懐に入れて年に1回のボーナスみたいにしても良かったけれど、なんだかつまらない気がした。
自分の購読料の使われかたが具体的に目に見えた方が「誰かのために使われて嬉しい」と思ってもらえる気がした。実際にそうだった。
去年に東京の店を出したことで、忙しくなったのと、その150人が財産のように思えてきたのでその精神性がダサい、と感じて思い切って廃刊にした。
でも文章を書く(打つ?)のは好きだしブログは毎日書いてたから、そこから1年日記みたいなものを続けたらまたマガジンをやろう、と決めた。
それで、ついこの間365日経ったのでマガジンを再開することにした。
以前のものとは違って、1年続けて書いてきたようなことが有料になっただけというか、僕自身のただの毎日のライブラリにしたかった。
金額で悩んだ。
以前と同じ500円か、それより下か上か。手数料も痛いしな、と思って650円にした。
PENITENT(↓)で飲むコーヒー1杯の金額と同じ。
下手だけど毎回身を削る思いで書いている。ダメだなぁという時も、いいオーラのある文章だなというときもあるけど、毎回本気だ。
まだまだ読者さんは少ないけれど以前のような「更新しなきゃ」というプレッシャーもなく楽しくやれているので良かったと思う。
ちょっとずつでも(突然にでもいいんだけど)読者さんが増えていけばいいな、と思う。
「過去が進んでいく」という言葉に出会った。僕らは結局未来を生きていないのではないか、と感じる。人は死ぬ時に赤ん坊に戻るというが、過去を進めながら、一周し終えた時に命を終えるのかもしれない。
新しく好きになったものは過去の延長でしかなく、常に自分のノスタルジーを刺激するものだ。
これは「自分にはなかったぞ」というものも必ず自分は持っていたものだったり、隠して見つからないようにしていたものだったりする(しません?)
全部始まりから持っていたものかもしれない、と思うと面白い。
お店にも来てくださいね〜〜!!