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やんちゃで元気な犬との暮らし|#日記

実家で飼っているポメラニアンは、あらゆるものを噛むのが好きだ。

スリッパ、靴、人間が使った後のタオル、ブラッシング用のくし、滑り止めマット、身の回りのありとあらゆるものを噛みたがる。

遊びの一環でロープの引っ張りあいを楽しむとか、そういうところまでで終わればいいのだけれど、ケージに入れている犬用トイレを3つ連続で壊された時には家族みんなで参ってしまった。

人間側からしたら「やめて〜!」と叫びたくなるが、ストッパーを動かすとカチャ、カチャと音が鳴り、トイレシートはカサカサと音を立てるので、もしかしたら音や噛み心地を楽しんでいたのかもしれない。

なお、薄型でカバー部分が外れにくいトイレを設置することで、新たなトイレ破壊は免れた。
メーカーさんの技術と努力に感謝である。

これも破壊されてしまったら、次こそステンレス製のトイレトレーを検討するしかないね、と話していて、買うならhappyinuselfさんのイタズラ防止トイレにしようかなと思っている。

プラスチック製のトイレトレーが大体2,000円〜3,000円台なので、それと比べると10倍以上する。
決して安い買い物ではないけれど、長い目で見たら、オタク的な言い回しをすれば「実質無料」になるかもしれないし……。

そしてこのポメちゃん、散歩に出かける時はあらゆるものを拾って食べようとする。
家の床には噛んでも飲み込めないサイズのもの・口に入れても大丈夫なものしか転がっていないけれど、外となると別だ。

小さく好奇心旺盛なポメラニアンと暮らすようになってから、道端のタバコの吸い殻やポイ捨てゴミの多さが気になるようになった。

「タバコが自分の口の中に入って、そのまま飲み込んでしまう想像をしてくれたらいいのに」とさえ思う。タバコ好きでもそれは流石に嫌なんじゃないだろうかと思うけれど、どうなんだろう。

悲しさを感じつつ、他人の行動をどうにかするのは難しいので、なんとかしてポメラニアンの拾い食いの方をやめさせたい。
そんな思いでネット上を彷徨っていたら、こんな記事を見つけた。

なぜ犬は「拾い食い」してしまうのでしょうか? この疑問は、私たちが“人間だからこそ”抱く疑問なのかもしれません。
結論から言いますと、「しつけない限り、犬は『拾い食う』生き物」です。

道に落ちている得体の知れないものを食べるなんて‥というのは、グルメで衛生観念が備わった“人間側の常識”であり、そもそも動物界では元々「有り」な行為です。

https://www.petsitter.co.jp/archives/452/

他の記事は具体的な対処法がメインで書かれていたのに対して、この記事は前提が犬の立場に立って書かれていた。そして強い納得感があった。

私は「落ちているものは汚い、もしくは口に入れてはいけない」と思っているから拾い食いする犬を叱っていたけれど、犬には「誰のものでもないし、落ちてるんだから口に入れてもいいじゃない。どうしてこの人間は怒っているんだろう?」と思われていたのかもしれない。

犬的にはありだったんだ、拾い食い。
人間の価値観で勝手に判断してごめんね、という罪悪感が湧いてくる。人間の心情としてはよく分からないものは口に入れて欲しくないけど、それは人間の都合だもんね。

このコラムでは拾い食いをやめるためのしつけの方法が、いくつかの段階を踏んで達成できるように紹介されている。
1つ目のステップの紹介の後に書かれているのが次の文。

さあ、これで落ちているものは勝手に食べなくなった!と、「しつけ完了」とばかりに安心してお散歩に出るのは、しかしながら早計です。例えるなら「ルールブックをちょっと読んで素振りをしただけの素人が、プロ野球の打席に立ってヒットを要求されるようなもの」です。 まだほんの、基礎の基礎を習得したに過ぎません。 ということで、ステップ2に進む前に、もう少し犬の学習理論について見てみましょう。

https://www.petsitter.co.jp/archives/452/

今まで暮らしていた犬たちはどちらかというとのほほんとしたタイプで、何でもかんでも噛んだり拾い食いしたりするタイプではなかった。

幼稚園生くらいの頃にはすでに犬がいる生活を送ってきて、人生の中で犬と暮らしてきた期間のほうが長いのに、犬という種族に対する理解を意識的に深める機会がなかったことに気がついた。

つい「家族」のくくりに入れてしまうし、長く一緒にいるから「家族の一員」として扱ってしまう。でも当然ながら、犬と人間は違ういきものなのだ。
しつけをしたつもりになっていたが、人間と同じように人間の価値観で言って聞かせても効果がないのは「それはそう」である。

毎日の暮らしの中で、せめて犬と言語的なコミュニケーションが取れたらな……と思うことも少なくない。
現実的にはなかなか叶わないところなので、犬が健康に、できるだけ楽しく長生きできるようにするためには、もっと犬について学ぶ必要がありそうだ。

まずはコラム記事の「拾い食いの直し方ステップ1」から、犬と一緒に根気よく頑張ってみる。


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