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私(母)の不登校~中学三年生~

数十年前、私は不登校になりました。
当時は今より、不登校への理解はなかったような気がします。

完全に行けなくなったのは中学三年生の時。
もう、何もしたくなくなり、ベッドから起き上がることも出来なくなりました。その日は中間テストの日だったのを今でも覚えています。

小学5年生くらいから始まった、思春期女子特有の複雑な人間関係に本当に疲れ切っていました。今思えば、すごくしょうもないし、ほっとけばいいことなんだけど、当時の私はいつ仲間外れになるかもわからない状況に、心も体も、SOSを全身で出していたように思います。
人に合わせ、人の顔色をうかがい、いつもビクビクして。。。。
心の余裕がなくなって、小さなことにも大きく傷つき、悩み、不安でいっぱいな状態で過ごしていました。

当時の私の親は学校は行くものと考えていました。
私が本当にベッドから起き上がれなくなるまで、いじめられていても学校には行け!というタイプでした。

ついに心も体も動かなくなり、完全不登校になりました。
私は心底ほっとしていました。
これで休めるって思ったんです。何も考えずに寝られると。
本当に疲れていたんだと思います。

しかし、高校受験の目前に出席数の問題が出てきました。
当時はとても出席日数が厳しかったんです。どうにか出席させようとした親が、行き着いた答えは教室に行かなくてもいいから相談室に行けというものでした。

結果からお伝えしてしまうと、高校には行けませんでした。
受験をし、入学式は出席しましたが、翌日から出席できずに退学しました。

心と体はつながっています。
心と体が壊れてしまったときに無理に行動しても良いことはありません。

私もあの時は入学すべきではなかったと思っています。

今はいろんな選択肢があります。勉強はいつでもできます。
友達より数年遅れてしまっても取り戻すことが可能です。
私は高校に行かなくて、困ったことはありません。

大丈夫なんです。

今、すごく悩んでいる人に届きますように。











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