～キャリア構築への第一歩～暗黒時代を脱出できたピーヨンさんとの出会い
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キャリア構築への第一歩となったメッセージ
私がオーストラリアに7ヶ月滞在した最初の宿は、シドニーにある結構大きなユースホステルでした。
ユースホステルには共同のキッチンと食堂があり、自由に自炊し、自由に食べる。そのような環境が整っています。
そこでシドニーの今後の生活の情報収集目的で泊まり、その日は広～い食堂で大勢の方がワイワイ食事をする中、1人ポツンと夕食を食べていました。
すると、年配のアジア系の女性が「一緒に食べても良い？」そんな感じで話しかけてくれました。
それが台湾系アメリカ人のピーヨンさんでした。
ピーヨンさんは、定年後、自分のためたお金で旅行を楽しんでいるそうで、今回もオーストラリア一周テント泊ツアーに参加し終え、アメリカに帰る前にシドニーに少し滞在しているとのことでした。
なぜ私が、今シドニーにいるのか、これからどうするのか。など雑談を重ねていくうちに、どのような流れか全く思い出せないのですが、私が今後のキャリア構築について悩んでいる話になりました。
そこでピーヨンさんのお話から私が受け取ったメッセージがこちらです。
何歳からでもキャリア構築もキャリアチェンジも可能。貴方のやる気とやり方次第！
ピーヨンさんは30歳過ぎた後に子育てをしながら会計士の資格をとり、キャリアを重ねていったそうです。自分の経験から贈ってくれたその言葉は大変真実味のあるものでした。
当時の私は31歳。新卒入社して8年間勤めた日系大手企業を裏切られた気持ちから退職し、結婚予定だった彼とも別れ、人間不信から沢山の友人と疎遠になり、30年かけて築き上げてきた「自分」が無になっていた時期でした。
今の私は、8年間の就業経験から次に繋がるキャリアを探すことができると知っています。その方法を見いだせたのは、その後手に入れたキャリアと複数回の転職活動経験のおかげ。当時の私は、そういった経験をする前でしたので思いつきもしませんでした。
当時の私の心境はというと、「全く新しいことを0から始めて20代の子に勝てる訳がない。」「こんな歳でスタートは遅い。０から始める選択肢が多すぎてどれを選べばよいかわからない。」「失敗しない一つを選ばなくては。」「それが何なのか解らない。」「どう考えて良いかもわからない。」思考がグルグルするだけでした。
そんなドロドロとした悩みを抱えて1年ほど経っていたこの日に、ピーヨンさんから前述のメッセージを受け取ったのです。
その時は、霧が晴れたような感覚はなかったけれど、今思うと、あの一言がキッカケで今に至ります。
シドニーで7ヶ月過ごした後、私は、日本で転職活動を始めました。そこで偶々出会い、働き始めた会社で、少しずつ与えられたチャンスに結果を出していったら、キャリアにつながる天職に出会いました。
過労で倒れるほど必死に、でも成長を楽しみながら努力と実績を重ねたことが実を結び、今ではそのキャリアを元に起業しています。
その天職が採用スペシャリストで、その経験を活かして起業したのが採用コンサルティングの会社です。
また、私と同じ様にキャリアにまつわるドロドロやモヤモヤを抱えている方たちをサポートする複業「転職活動アドバイザー」や「キャリア相談」もしています。
あの会話をキッカケに、このような未来が待っているなんて、夢にも思いませんでした。
新たな気づき：人生を豊かにすること
ここまでは、以前から考えていたことです。
今当時のことを思い出しながら、この投稿をしていて新たな気づきがありました。
実は、先程の食堂で出会ってから数日、ピーヨンさんの希望で私達は行動を共にしました。近隣の観光に加えて、私が見つけたホームステイ先の見学にも同行されました。
ピーヨンさんは歴史（場所だけでなく人の歴史にも）興味がある。と言っていて、私だけでなく、見学先のホームステイ宅のおばあちゃんにも色々と話しかけ雑談を繰り広げていました笑
ピーヨンさんは、その人の歴史から生まれる思考や物語に興味がある。と言っていましたが、同時に
いろんな方とそれとなく始める会話が、人生を豊かにする。
ということを知っていたのだと思います。
年を経て、なお私に学びをくださるピーヨンさんに感謝です。
そして、この投稿をきっかけにピーヨンさんに久しぶりに連絡しようと思います。
ボランティアでアドバイスをすることが多いのでサポートいただくと励みになります。