ルールをつくる人


私の娘(長女)は

自分にたくさんルールをつくる。


今の状態を
より良くしたい、という思いが
新しいルールを次々作り出す。


より良くしたい
改善したい

そういう発想は決して悪くない。


でも

できなかった時
どうなるか?


できなかった自分に対して
自己否定が生まれる。


家族とのバランスで
予定通りに進まない時、
不満をもらす。


本当は


それを繰り返すことで
今よりもっと自分の状態が良くなった時
「いい気分」を感じたいから
始めたはず。


でも、いつの間にか
たくさん作ったルールを
予定通りにこなすことが目的に変わってしまう。


いつの間にか
自分で作ったルールに縛られて
心が不自由になっている。


「ルールを少し減らしてみたら?」って
伝えてみた。


その時、それを言われるまで
自分がルールの下にいて
とても不自由になっていたことに
気づいていなかったみたいだった。


私にも似たような体験がいっぱいあった。


自分で作ったルールに振り回されて
ヘトヘトになっていた。


そんな時
下の娘が教えてくれた。

「今じゃなくてもいいんだよ」って。

無理な時に
無理をして頑張らなくても大丈夫なことを
教えてくれた。


それからの私は
とても気が楽になったのを覚えている。


今は
全然ルールを作らない。

「やらなければいけないこと」って
自分が勝手にそう思い込んだだけで
辛い時、無理してやろうとしなくても
そう大変な事態にはならないってわかった。

ルールって
決めた時が一番ウキっとなる。
でも、続けるうちに
最初のときめきは薄れていく。
そしてだんだん辛くなる。


誰かに教えられた
辛くても頑張って成し遂げる、とか
辛いことを乗り越えた先に喜びがある、を
自分に採用してしまうと
本当に辛いことだらけになる。


ルールがないと本当に自由だ。

体も気分も軽やかだ。

今日をどんなふうに過ごすか
今をどんな気分で過ごすか
毎回、選んでいいのだから。


私はこれからも
毎回選んで
毎回、自分で決めて
たとえできなくても
それを受け入れて
だったらどうしたい?って
自分に問いかけながら生きていきたい。


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