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心構え

「お客様は神様」

「デート代は男性が払うべき」


これらの言葉、1回くらいはどこかで聞いたことがある人が多いかなと。

どう思いますか?
私は正直、これの言葉を素直に受け取った時、あまり良いとは思いませんでした。

でも、先日友人がぽろっと言っていた言葉が印象的で、「これだ!!!!!」と思いました。

それは、

「お客様は神様」は従業員として働く側の心構え
「デート代は男性が払う」は男性側の心構え


ということ。


これらの言葉はあくまでも「心構え」であって、何かを提供される、してもらう側の人がどうこう言うことではない。友人の考えを聞いて、確かにな~と思った。

普段から耳にする言葉で、この言葉を武器にすることで店員さんに強気に出て口論になったりしているニュースを見ることもあった。けれど、それらについてまじまじと考えたことはなかったから、心構えと捉えるのは当たり前のようだけど新たな気づきになってハッとした瞬間だったなあ。


この考え方が腑に落ちてから、今まで思っていたことを改めて整理してみた。

特に、デート代に関してある女性は、

「女性はデートのために美容院に行ったりネイルをしたり新しい服を買ったりする。メイクをするために早く起きて準備をする。かけるお金や時間が男性よりも多いからご飯代とかは男性に出して欲しい。」

という。


それって「あなたがしたくてしてること」でしょ?と思ってしまうのは私だけかな。そんなにお金や時間をかけてまで自分に磨きをかけているのは、会う人に自分を良く見せたいからなのか、自分に自信を持つためなのか、理由は人それぞれだけど全部自分がそうしたいからしてることだよね。

男性に奢られるためにデートに行くの?そのための振る舞いなの?
そういう人も一定数いるんだろうけど、みんながみんなそうじゃないでしょ、きっと。

それに、気になる人と食事をしたりお出かけをする時に身だしなみや容姿を気にかけてお金や時間をかけるのは男性だって同じ。

もちろんそこにかかる時間や金額の差はあると思う。でも、だからって男性が女性の分のお金まで出すことを強いていい理由にはならないはず。


「私こんなにたくさん準備して来たの!!だからそれ相応の態度、行動を見せて欲しい!(お金出して!)」

↑こんな風に自分のことばかりで相手のこと何も見れてないと、逆に「奢ってあげたいな」なんて思ってもらえなくなるんじゃないの?と正直思ってしまいます、、。まあ女性だけに言えることではないけれど。

私は、自分の意見を持っていてそれを伝えられる人はすごい人だと思っています。でも、自分が思う正解や当たり前が他の人にとってもそうであるように振舞ったり、自分の中の正義みたいなものを押し付けるようになってしまうのはなんか違くて、好きじゃない。

実際、お客様は神様ではないし、デート代は男性が払うべきものではない。あくまでも人と接するうえでのマインド、心構え。

正解はありませんが、私にはこの考え方がしっくりきました。

考えるきっかけをくれた友達、ありがとう。


ではまた。

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