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【カナダ留学】2年間で4回の引っ越しを経験して学んだこと

カナダと日本の2拠点生活に挑戦中のYukiです。
日本とは異なり、海外での家探しは大変と言われています。
バンクーバーもそのうちのひとつです。

日本のように不動産やエージェントが斡旋しているものの、
手数料が高かったり、長期契約のみといった
留学生を対象としていない場合がほとんどです。

そのため、
・家賃が高くて希望の家が見つからない
・住む期間が短くてダメだと言われた
・詐欺に合った
といったようなトラブルはよく聞く話題です。

私も2年間で4回の引っ越しを経験していますが、
半分は意図せぬ引っ越しを迫られた状況でした。

今回は、なぜ4回も引っ越しをしなければいけなかったのか、
そして私がカナダの家探しをどう乗り越えたのかについて記載します。

4回の滞在方法についてもすべて異なるので、
特に海外留学が初めての方には参考になるかと思います。


1.ホームステイ兼シェアハウス(2か月)


最初に日本で留学エージェントに依頼していた滞在先になります。
予め滞在期間を決めて申込するといった期限付きです。

3食付きで1ヶ月いくらというスタイルで、
基本はホストファミリーと他の学生がいるという環境です。

しかし、実際行ってみると、
ホストの仕事の都合上、一緒に住むというわけではなく
日本人留学生5人のシェアハウスに、
毎日ホストマザーがご飯を作りに来てくれるといった新しいスタイルでした。

現地の人と交流という意味では
予想とは違ったホームステイでしたが、
毎日ご飯を作ってくれる中で色んな話をしていたので
今でも連絡を取り合うくらい関係性を築けています。


2.大型シェアハウス(約1年)


ホームステイが期限付きで延長ができないため、
自力での家探しが始まります。

私は主に下記のサイトを活用していました。
craiglist 
Facebook Marketplace
JP Canada

自力での家探しはタイミングがすべてと言ってもいいほどです。

家主の立場からすると、
すぐに入ってほしい人がいいので、先すぎる入居希望でもダメと言われます。

また、詐欺も多く、
うまく誘導してデポジットを支払って連絡が途絶えることもありますので、
必ず内見をして、家のオーナーとルールなどの確認を行った後に
契約書の締結・デポジットの支払いを進めてください。

私は運よく探し始めてすぐに内見のアポイントが取れ、
条件的にも妥協できる範囲だったので1件目で決めてしまいました。

10人以上の大型シェアハウスでしたが、
ゴーストハウスと呼ばれるほど静かで、
管理人さんの他にもハウスマネージャーがいたため、
勉強に集中できる環境下で生活を送ることができました。

2年目も継続して住む予定でいたのですが、
家の所有者の都合により、
シェアハウスの運営自体をなくすと急遽伝えられ
入居者全員が3か月以内に退去を命じられました。

急遽のことで、色々な条件があったこともあり
デポジットも戻ってきませんでした。

法律の確認も含めてデポジットの件については
アドバイザーとやりとりもしましたが、
この話は長くなりそうなので、今回は割愛しますね。


3.ホームステイ(1ヶ月)


学校の授業やアルバイトなど日々忙しい中で
また家探しが始まりました。

今回もcraiglist やFacebook Marketplaceを活用して
スキマ時間にメッセージを送っていきました。

(※どんなメッセージか知りたいなどあれば、
コメントや個別にご連絡くださいませ。)

そして、何件か内見をした後に
日本人の受け入れに慣れている4人家族の中に
お邪魔することに決めました。

内見の段階ではこれといった違和感などは感じなかったのですが、
この決断は時期尚早でした。

というのも、私はもういい大人と呼ばれる年齢で、
カナダと日本の両方で仕事もしており、
一人の時間も大切にしたいというタイプです。

一方で、大黒柱であるホストファザーは
自分が仕事でない時はずっと交流していたいというタイプで
私の性格とは真逆だったのです。

私も歩み寄る努力をしましたが、
彼の言動がエスカレートしていったため、
自分の身の危険を感じたため、短期間で出ることにしました。


4.居候(約半年)

新しいホームステイ先に引っ越して数日したタイミングで、
職場の方々との何気ない雑談の中で
自分の状況を話したところ、とても心配されました。

そこで初めて自分の身に危険が迫っているということを感じました。
平和ボケですね。

そして、この状況を心配してくださった職場の方が、
お家の一部屋が空いているということで、
住まわせてもらえることになったのです。

1年一緒に働く中で、私の人となりを知ったうえで
初めて他人と一緒に住むという決断をしてくださり、
とても感謝しています。

休日には一緒に散歩へ行ったり、
料理を作ったり、映画を観たりと
とても有意義な時間を過ごすことができました。

留学終了後、日本へ長期間帰国することが決まっていたので
帰る際には涙がとまりませんでした。

そしてまた、カナダに戻ってくることができたので、
会える日が待ち遠しいです。


5.友人とシェアハウス(最新)


そして現在、友人とシェアハウスに滞在しています。
他にも住んでいる人はいますが、滅多に会うこともありません。

今回は私が日にいながらの家探しだったので、
主に私が家のリストアップを行い、
友人が内見をするという役割分担で進めました。

時間も限られていたこともあり、
今回はシェアハウス仲介サービスを提供している会社にて
家探しの協力を依頼しました。

まだ住み始めて間もないですが、
サービスを通じての依頼だからといって丸投げしてはいけないことを
すでに学んでいます。

契約書のチェックや事前に受けた説明と実際の齟齬。
住み始めてからの細かい問題についての責任の所在など。

友達とシェアハウスを考えている方がいるようでしたら、
生活リズムやお互いの基本的な性格があっていないと
トラブルの元になるのでオススメしません。


6.4回の引っ越しを通じて学んだこと

様々な滞在方法を経験した私の引っ越し事情。

留学当初はこんなにも引っ越しをするとは
もちろん思ってもおらず。

「これもまた経験か。」と思いながら私が学んだことは3つです。

①タイミングが大切
家(部屋)を借りたい人と貸したい人の希望が重なれば
すぐに見つかりますが、
時期によってはなかなか見つからない場合もあります。

焦ったり心配しすぎたりで
早めに探し始めても入居日が先すぎると
受け入れてもらえないことも多々。

いわゆる「需要と供給」の接点がどこで交わるか、
本当にタイミングによるものだなと感じます。

来るべきときに見つかると強い心で
気長に探すようにするのが気持ちの面でのコツですね。

②信用しすぎない
一見親切でフランクな方がオーナーだったとしても
情報を鵜吞みにしすぎないでください。

実際は、決定権が違っていたり、
人柄はいいけれど、家のオーナーとしては
知識・経験が不十分な方もたくさんいます。

また、日本人は不満に直面しても声をあげない傾向にあるため、
その弱みを握って、
違法な方法で家を貸している場合もあります。

一旦住む家が決まった場合でも、
後出しで色々伝えられることも少なくありません。

客観的にオーナーをジャッジできる判断力が大切です。


③とにかく聞いて確認する
自分の身を守るためにも、必ず契約書を巻いて保管してください。
その際に、不明な点があれば曖昧にせず、確認しましょう。

オーナーに聞きづらい場合は、
留学エージェントや学校・バイト先の方など
現地滞在が長い人に頼ることです。

私はカナダBC州の場合なので、こちらの政府情報を参考にしていました。

また、トラブルが発生した際にはTRACというNPO団体へ
メールを送って状況を確認してもらった経験もあります。

英語で現地の法律も詳しく知らない中で、
自分一人で頑張ろうとするのは孤独ですし、限界があります。

もし周りに相談する方がいないという方は
私にご連絡してもらっても大丈夫です。


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個別で質問がありましたら、お気軽にこちらよりお問い合わせください。

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