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memo:春日井 茉白


このノートは私が所属している「とりのこいろ」作品に登場する、春日井茉白という役について少しずつ追記していきます。





春日井茉白(かすがいましろ)


生年月日:1988年8月14日生まれ
(「濡れた音色に、またあした。」(2020年4月)時点での年齢は31歳)

利き手:左利き

家族構成:母のみ(茉白の10歳の誕生日に、事故のため死去)

とりのこいろ世界軸として2020年現在、富松平四郎から送られてきたヒューマノイドである黒萩千春・千秋と暮らしている。



★とりのこいろ 第三回延期公演
「濡れた音色に、またあした。」
2023年4月26日(水)〜30日(日)
@アルネ543

春日井茉白(かすがいましろ)初登場作品です。
雨の観測をしている研究者。

本公演はダブルキャストでお送りしました。
私はシングルで両班出演しており、これからのとりのこいろ作品を広げるための実験をした公演でもあります。

というのも、AチームとBチームで過去に起きた"ある事象"を変えています。

2024年4月に第八回公演「仕舞った思ひ出消え去るうちに」が公演予定で、こちらは春日井茉白が主演の物語。
「濡れた音色に、またあした。」で上記作品に続く物語はBチームの春日井。


【「濡れた音色に、またあした。」Aチーム】

Aチームの春日井茉白は、Bに比べるとかなり冷たい人間に見えるかと思います。

Bチームの春日井よりも圧倒的研究者思考であり、自分の興味の示すことへの矢印がとてもはっきりしている人間です。
千春・千秋に対してはただのヒューマノイド(道具)としか思っておりませんし、コーヒーの時間や淹れ方もあらかじめ設定されているため、飲みたくない時にも彼女らは時間になると勝手に持ってきます。
基本的にはこの2人に対しての興味は0に等しいですが、たまに普段と違う言動をすることにより、研究者としての興味が爆上がりします。

作中、”あの方”…富松平四郎と電話をするシーンでは比較的、好意的に見えますがどちらかというと利用対象としてしか見ておらず彼女の中では利用価値がある人間の基準値を満たしている人に対しては物事を円滑に進めるコミュニケーション能力を発揮します。

両チームとも身に着けている”腕時計”。
Aは利き手とは逆の右手に腕時計をつけています。

この世界軸での時計は母の遺品として存在しており、事故前、母から預かっていたものです。
但し、Bチームの世界軸の腕時計と別の物ではなく腕時計自体は同一のものであるという事実は明確にしておきます。


【「濡れた音色に、またあした。」Bチーム】
※今後の作品に続く人間性と設定はこちら※

Bチームの春日井茉白は、Aチームに比べると比較的ポップに作りました。

というのも執着心の対象として、Aは「濡れた音色に、またあした。」の主人公であった村雨心白へのベクトルが強かったのに対し、Bは富松平四郎やHARPへのベクトルを強くしています。
母への想いはどちらの世界軸も変わらないので、基本として行動原理の中心には母の死が関係しています。

Bチームでは母が事故で亡くなり児童施設に入れられたあと、またあしたで茉白が身につけている腕時計を”富松平四郎から贈り物として貰う”という事象が発生しており、こちらの世界軸では利き手に腕時計をつけています。
((但しAチームの時計と同一のものである))
めちゃくちゃ邪魔です、が…嫌でも意識が向かいます。

基本的な人間性としてはA・Bにそこまでの違いはなく、利用できるか否かで判断していることが多いです。
性格的にはポップに見えるだけで悪く言えば上っ面、表面上よく見える手法をとっているといった方が正しく、過去に起きた様々な事象を抑え込むために自身の心が揺らぎづらい生き方をしています。
ただ、どうしてもその軸が揺らいでしまうものとして、富松やHARPという存在があります。
春日井とどう関係しているかの答えはあるのですが今は明確にしないので、今後の作品を楽しみにしていただき、それまで脳を溶かし続けていただければ幸いです。

こちらの千春と千秋に対しては”人語を喋る愛玩動物”と思っています。
茉白の母は、茉白の前では常に笑顔でいる優しく気丈な人でした。
それは最期の瞬間まで…千春と千秋に対してなるべく暗い顔を見せないようにするのは母から知らず知らずに教えてもらっていた無意識の生き方です。

「濡れた音色に、またあした。」は2020年4月のお話。


《春日井茉白の記憶による過去の時系列》

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