創業3ヶ月で1600万の融資が決まった話


こんにちは!
ゆーぱぱです。

先日信用金庫から1,000万円の融資が決まり、振り返ると初回融資から1,000万の融資実行が決まったポイントがあると思ったのでこのノートにまとめてみます。

ただし、再現性が低い(?)部分があるので参考にするというよりは、「そういうパターンもあるんだな〜」くらいで軽く読み物として楽しんでもらえたらと思います。
もちろん自分と属性が似ている人には参考になると思うので、そういうかたは是非実践してみて下さい。

また、融資に関してメインで書こうと思っていたのですが、せっかくだから自己紹介も一緒にしようと思い書いていたら自己紹介パートが半分くらいになってしまいました笑

自己紹介に興味が無い方は目次の「融資に関して」まで飛ばして下さい。

また、最後まで読んでくださった方に1つだけお願いがあります。
最後に記載しているので是非ご確認下さい。

このノートをオススメできる人

  • いつかは物販でメシを食っていこうと思っている人

  • 事業拡大のために融資を検討している人

  • 既に少し融資経験がある人

逆にオススメできない人

  • 既に何本も融資実行を受けた経験のある人

  • 物販での月商が1,000万超えている人

  • 自己資金豊富で融資の必要がない人

  • あくまで物販は副業で月に5万や10万くらい稼げればいいやというマインド、かつ拡大を目指していない人


自己紹介とゆーぱぱ物販の遍歴

あまり自己紹介をする場面が無いので少し長くなるかもしれませんが、自分の幼少期のころの経験も含めて自己紹介をさせて頂けたらと思います。

小学生の頃

自分は神奈川県で生まれて小学校低学年まで神奈川県で育ちました。
自分が小学生の頃にはまだ「連絡網」というクラス全員の名前と家の電話番号が載った紙があって、クラスの連絡事項がある際は、その連絡網を見て伝言ゲームのように連絡事項を伝えていってました。
今思えば個人情報ダダ漏れですよねw

自分の家は週末に家族で出かけることはあまりなく、暇を持て余すので土日になるとその連絡網を頼りに友達の家に電話しまくって遊べる人を探していましたw
同じクラスの男子ほぼ全員の家に土曜日も日曜日も電話していたと思います笑
けれど友達の家は家族で出かける用事があったりと断られることが多かったり、しまいには電話を何度もかけすぎて居留守(今振り返ると居留守だったのかなと思いますw)を使われてしまうこともありましたw
なぜこの話をしたかと言うと、新卒で入社した会社では電話営業が多く、今振り返ると小学校低学年のときの経験が活きているなと思ったからです。
ここで電話営業で大事な「断られてもめげない・諦めない」マインドが育ったのかなと思います。

小学校高学年からは、親の都合で東京に引っ越しました。
その頃は「弾丸レーサー」というミニ四駆のようなプラモデルや、自分で組み立てができるラジコンの「エアロアールシー」にハマって塗装を変えたり改造をしたりして楽しんでいました。

中学生の頃

中学生の頃の自分はパソコンにはまりました。
我が家に初めてパソコンがやってきたのは小学校5年生のときでした。
パソコンが来たばかりのときには全然興味がなかったのですが、小学校6年生のときにPSP(プレイステーション・ポータブル)を買って、PSPで音楽を聞くためにはパソコンからPSPのメモリースティックにデータを移さなければ聞くことができなかったので、その頃からパソコンを触り始め興味を持つようになりました。

特に自分がパソコンをよく触るようになったきっかけが「PSPの改造」です。

今はできないのかもしれないですが「モンスターハンター」で悪魔アイルーを作ってリオレウスをワンパンで倒したり、他にもPSPを改造することでいろんな事ができました。

自分でネットで色々と調べて改造して遊んでいたら友達も「俺のPSPも改造してくれ!」という依頼が多く、友達の分も無償でやってあげたりしていました。
そこで「もっとPSPの改造の仕方を知りたい人は世の中にいるのではないか?」と思い、当時のFC2ブログでPSP改造方法の発信活動を始めました。

もちろん他にもPSPの改造方法を解説するブログはありましたが、「図解でもっとわかりやすくする」ことを意識して発信をしていきました。

すると瞬く間にブログの訪問者数は増えていき月間で2万PVまで伸びました。
(アフィリエイトという仕組みを知り広告を貼ってみようとしたのですが、未成年で銀行口座の作り方も連携の仕方もわからず諦めてしまったので、収益は0でした。当時の広告単価はわかりませんがアフィリエイトをしていたら月に数万円くらいは稼げていたかもしれません。もったいない涙)

そんなこんなで1円の収益も発生しないブログを中学生の2年生くらいまでほぼ毎日更新していました。

そんなことばかりしていると問題なのが勉強です。
中学生の前半は殆ど勉強をしなかったので、中学2年生の頃の期末テストでは学年300人中290位とほぼドベでした。

この状況でやっと焦りに駆られ「なんかよくわかんないけど、流石に勉強しないとマズくね・・?」と思い、ときどき進研ゼミのチラシが家に届いていたので親に「進研ゼミをやらせてくれ!」と頼み込み勉強を開始しました。
(実は小学校6年生〜中学1年生の頃まで塾に行っていましたが、全く成果が出なくて親に「金の無駄だ」と言われてやめさせられていました笑)
流石に自分から「勉強したい」という意欲を見せたことで「じゃあ一回やらせてみるか」と進研ゼミを始めさせてくれたのだと思います。
やはり危機感にかられて自ら勉強するのが大事で、学校のテストでは290位→40位くらい(?)まで進研ゼミだけで成績を上げることができました。
高校も偏差値60ちょっとの学校に入学することができました。

高校生の頃

高校生の頃は部活に没頭していました。
全くの初心者ですが剣道部に入部しました。
なぜ剣道部に決めたのかというと、偶然体験入部で剣道部の先輩に声をかけられ見学をしに行ったところ、長い棒(竹刀)を振り回している先輩がめちゃくちゃかっこよく見えたからですw(厨二病ってやつですね)
本当にそれだけの理由で剣道部に入部しましたw
試合の成績はぼちぼちといったところですね。
一応剣道3段を持っています。

大学生の頃〜投資詐欺に引っかかる編〜

大学生の思い出は濃いのでいくつかエピソードをピックアップして書いていきます。
まず、FXの投資詐欺にひっかかりました。
よくある詐欺で消費者庁がしょっちゅう注意喚起しているやつです。

大学生の頃、一緒にいることの多かった友達がある日突然「なあ、〇〇(自分の名前)。俺の尊敬している先輩の話聞きにいかない?その人投資やっててかなり儲かってるらしい。俺も最近その人に投資教わっててまだ儲かってないけど近いうちに儲かりだすと思う」と誘ってきました。
今の自分なら絶対に「あ、よくある投資詐欺ね」と聞き流すのですが、20歳になったばかりの大学生の自分はそんな詐欺が世の中にあることもつゆ知らずで、その誘いに乗って「先輩」のところに話を聞きに行きました。

向かった場所は渋谷区青山のいかにも高級そうな良い匂いのするビルです。
しばらく待ち合わせのロビーで待っているとそこに先輩は来て、ソファーとテーブルのあるそこのロビーでそのまま打ち合わせでした。
内容としてはFXとバイナリーオプションの勝ち方を教えるスクールへの勧誘でした。
その先輩いわく機関投資家の人とのつながりも深く、雇用統計などの経済指標も発表直前には情報が回ってくるから、為替が上がるか下がるかは予測がつくとのことでした。(無知な大学生の自分はまんまとありえないこの営業トークを信じ込みますw)
そしてそのスクールの費用は55万円。
大学生の自分の銀行口座には2万円くらいのバイト代しか残っていなかったので、当然支払えません。
そこでその先輩は「知り合いが学生ローンの会社をやっている」と言って、翌日には高田馬場にあるその学生ローンで55万円のローンを組んでしまいました。金利は14%くらいあったと思います。

更にFXでお金を稼ぐには元手が必要です。
元手は頑張ってバイトで10万円コツコツためて捻出しました。
お金をためている間に、勿論その先輩から沢山、FXのいろはを教えてもらいました。(本屋に並んでる本に書いてある程度の内容ですw)

やっとためた10万円で「さあ勝負だ!」と思い、学んだことを実践するのですが、予想は外れに外れてあっというまに10万円はなくなってしまいました。
(しかも海外FX口座でレバレッジ1000倍とかでやってたので一瞬で10万円なんて溶けますよねw)

そんなこんなでトータル50万円くらい溶かしてスクール代と合わせて100万円ほど損をしました。
そこでやっと気づきました。

「FXやバイナリーオプションで稼ぐの無理じゃね?しかも友達を紹介してスクールに入会させたら10万円もらえるってマルチ商法じゃね?」
と。
そこからは目が冷めてそのスクールには近寄らなくなりました。

ちなみに誘ってきた友達とは今も友達です。(もうそのスクールは辞めて別事業で順調そうです)
騙したのか悪意は無かったのかはわからないですし、自分にとってどっちでも良いです。
逆に学生の時にFX詐欺に遭って、大切な100万円を損できたことに感謝してて、本気で運がよかったなと思ってます。
なぜなら、後述しますが新卒の時から投資信託をコツコツ買って資産形成を始めて今では夫婦である程度の個人資産を形成することができました。
もし学生の時にFX詐欺に遭っていなかったら投資信託をコツコツ長期で積み立てるという投資手法が自分にあっていることに新卒当時から気づくことはできていなかったと思いますし、今の自分は絶対になかったと思います。
そういう意味で詐欺に遭った経験は、金融の世界は詐欺が多くて短期的に儲けようとすると足元をすくわれることを痛いほど教えてくれました。

大学生の頃〜就活編〜

自分が就活をしていた頃は売り手市場だったのもあって、苦労という苦労はせずに済んだ印象です。
更に自分の大学生の頃の活動経験が当時は物珍しくて、選考もトントン拍子で進んでいきました。
何を学生の頃にしていたかというとマッチングアプリを開発するベンチャー企業(というかスタートアップで、代表と副代表とインターン生の2人の会社で、自分が5人目のメンバーでした)でインターンとしてマーケティングを2年ほどやっていました。
今ではペアーズなどがテレビCMを行うほどですが、当時は「マッチングアプリ?怪しすぎ」という社会的な認識だったので、その中でどうやって登録してくれる男女を増やすかを試行錯誤していました。
その中で自分が取り組んでいたのはYouTubeからの集客でした。
当時は企業がYouTubeをやるなんてほとんど無かったので、就活の面接官には珍しがられました。
その結果無事に就活も終わりました。

サラリーマンの頃

サラリーマンの頃に関しては色々としがらみがあり、細かく書けないのでサラッと書いていきます。
このあとの融資審査の話にもつながるのですが、今自分が行っている中国輸入物販事業に通ずる部分のある会社で働いていました。
それと同時に自分でも副業で物販を行っていました。

また、長期分散積立投資をずっと続けており、資産形成に関してインスタで発信もしています。(最近は物販集中でインスタは更新していません。興味ある方はXのプロフィール欄にリンクがあるので見てみて下さい)

そして2024年12月に退職独立し、本格的に中国輸入物販に取り組み初めました。

物販の遍歴

今までどんな物販に取り組んできたかつらつら書いていきます。

最初は店舗せどりです。2019年11月頃に副業に興味を持ち、ドン・キホーテの特価品コーナーで制汗剤スプレーを仕入れてメルカリで販売して1,000円の利益が生まれたことが始まりです。

おそらく物販をやったことがある人はわかると思いますが、一番最初に利益を出したときの感覚って忘れられないくらい嬉しいですよね。
それまで「お給料」でしかお金をもらったことが無かったのが、始めて自分の「事業所得」を生み出すことができたときとても嬉しかったのを今でも覚えています。

ただ店舗せどりだと、店舗にいく往復の時間もかかるし会社の仕事が終わって返ってくるのは21時頃だったので、なかなか仕入れができませんでした。

そこで次にやったのが電脳せどりです。
これも2ヶ月ほどでやめてしまったのですが、理由は「仕入れが安定しないから」でした。
勿論やり方を変えれば安定した仕入れが実現できたかもしれませんが、自分はすぐに諦めてしまいました。

その後、「ネットで仕入れができて」「仕入れが安定的にリピードできる」手法は無いかなと思い中国輸入に取り組み始めました
最初の販路はメルカリでした。

メルカリ中国輸入は長く続けることができて2年くらいやっていました。

ただメルカリだと自己発送なのでめんどくさくなってきて、FBAが使えるAmazonに切り替えました。

とにかく自分はめんどくさがりなので、物販でなるべく自分が動かなくても勝手に動いてくれる仕組みを作りたいと思い色々と試行錯誤してきました。

そして現在、6月売上は559万円で広告費を引いた限界利益で160万ほど出しています。

こんな感じで2024年年内に月商1,000万円を目指して奮闘しています。

融資に関して

ここから今回の本題の融資に関してのお話をしていきます。
これから融資を受けて事業拡大をしていこうという方には「こういう順序で融資相談をしていくのか〜」「こういうパターンがあるんだ〜」と思ってもらえたらと思います。
正直融資の進め方は十人十色だと思うので、あくまで一例くらいに思ってもらうのが良いと思います。
(※自分は金融のプロでもなんでも無いので参考程度にして、詳しくは専門家にアドバイスを貰ってください

融資の全体感としては

  • 今年4月に法人設立(個人事業主から法人化)

  • 5月に国民政策金融公庫から創業融資で600万の運転資金融資実行

  • 7月に信用金庫から1,000万の運転資金の融資実行

となります。

あくまで自分がよく聞く融資金額の相場は、ネット物販事業者の場合、公庫の創業融資で借りられる金額は200万〜300万が相場、更に立て続けに信金から融資実行はできたとしても数百万です。

なぜ自分の場合、公庫と信金からそれぞれ相場以上の金額を借りることができたのか自分なりに分析してここに書いていきます。

結論を先に言います。

銀行は融資金額を決める際に大きく下記2点を見ていると感じました。
まず1つ目は「今までの経歴とこれからやろうとしていることに一貫性があるか?」です。
2つ目は「ちゃんと返済してくれそうか?」です。

どちらも当たり前っちゃ当たり前です。

このあと「公庫から600万の融資がおりたとき」「信金から1,000万の融資がおりたとき」に分けてお話をします。

と、その前に「自分の資産形成に関して」と、なぜ「自分が融資に動いたのか?」「物販を行う上でなぜ融資が必要と判断したのか?」をお話しします。

資産形成のきっかけ

先程の自己紹介の中の「サラリーマンの頃」のところにも書きましたが、自分は新卒で社会人デビューをして間もなく投資信託の積立投資を始めました。
きっかけは今年のはじめにガンで亡くなられた山崎元さんの本「お金の増やし方」を新卒のときに読んだからです。

この本を一言でいうと「とりあえず投資の難しいことがわからない一般人は長期・分散・積立投資を黙ってしておけばいいよ」という内容です。
学生時代にFXで大損した自分は、
「為替や株価の短期的な推移を素人の自分が読むことは不可能」
「わからないなら長期200年で見たときに一番成長している株式をドルコストでつみたてておけばいいや」
と考え、その頃制度として認知され始めた積立NISAを始めました。


更にこの積立投資を加速させた(せざるを得なかった)のが当時彼女だった妻の「妊娠」です。


当時23歳だった自分がまさか父になるとは思いもしませんでした。
しかも新卒で入社した会社では仕事を覚えるのに必死でがむしゃらに働いていた頃でした。

妻の妊娠がわかったときには夫婦二人合わせて貯金は170万円ほどでした。
(いまでも覚えていますが2019年の2月頃です)
たった170万円(170万も大金ですが、当時の自分は子育てにかかるお金が未知数だったので全く足りるのか検討がつきませんでした)で、子供を育てていくことができるのだろうか?と妻と一緒に不安に駆られました。
当時の自分たちは子供を育てるのにいくらかかるのかわからないので、とにかく子どもと将来の自分たちのためにお金を貯めないとやばい!という不安で一杯でした。

そこから1年半くらいは節約を意識して生活をしました。

まずは固定費の家賃。なるべく安くて会社へのアクセスもいいところをと思い、8万円の家賃のところに住んでいました。大家さんが優しくて途中で無料のWifiもつけてくれて大変感謝しています。(結局そこには3年ほどお世話になりました)
細かいところで言うと、会社には自前の水筒を持っていくようにして、ペットボトルの出費を抑えたりもしていました。

子供と自分たちの将来のためです。

でも一番節約の後押しになったのは子供が生まれてすぐにコロナ禍に突入したことです。
家から出ることもできないので強制的に出費が減り、貯金が貯まっていきました。

ある程度貯まった頃からそんなに節約は意識しなくなりました。
(というか節約習慣が身について節約を節約だと思っていないのかもしれません笑)
途中で子どもの将来の学費等ももう大丈夫だなと思えるようになりました。

そして節約と同時にコツコツと投資信託の積み立ても続けていきました。
コロナ禍で株価が暴落したときにはまだ投資始めたてでしたので、大した金額を投資していませんでした。
なのでガッツリお金が減ることもなく、むしろ暴落していく中で買い向かうことができたのはラッキーでした。

投資先は米国株で
S&P500連動のETFと
配当もほしいなと思いVYMというETFをメインで積み立てています。

そんなことを5年ちょっと続けていたら夫婦合わせて5,000万弱まで資産が増えました。(勿論法人とは別で、完全に夫婦の個人資産です)
後ほど説明しますが、これが融資審査で有利に働きました。

直近の株高と円安の恩恵を受けていますが、含み益は幻です。いつか絶対に暴落がきます。
投資は自分のリスク許容度内で行いましょう。




「貯金額は本来できたはずの経験をドブに捨ててきた合算額だ」



という意見もあります。
それが正しければ自分たちの場合は5,000万円分ほどの経験をドブに捨ててきたことになりますw

この意見には正しいなと思う部分もあれば、自分たち夫婦には合わないなと思う部分もあります。
自分たち夫婦の場合は、新卒のときに急に子供ができてとてつもないお金の不安に駆られて資産形成をせずにはいられなかった状況にありました。
一度支出をコントロールする力がつくと、なかなかその習慣から抜け出すことが難しいです。
お金を貯める力と増やす力一般的な人よりもあると思いますが「使う力」が弱いので、使う力はこれから学んでいきたいと思っています。

特に強力な貯める必要性が無い人は急いで資産形成する必要はなくて、やりたい事にお金を使うべきかなと思います。ここはその人にあったバランス感覚なのかなと思います。

もし自分に子供がいなかったら絶対にもっとお金を使って、ここまで貯めれていなかっただろうなと思います。
(一応述べておきますが、自分は若いうちに子供ができて良かったと思っています。昨年末には二人目も生まれたので、二人目の子供が18歳になるときに自分はまだ46歳とかです。まだまだ元気な年齢なので何でもできます。子供はもともと欲しいと思っていたので、そういう意味で若いときに子供を作ることができて良かったです)

話を戻すと、自分が物販事業では融資を受けつつ拡大させて行くことを選んだ理由は、

  • 個人資産のうちこれ以上リスク資産割合を増やしたくないから

  • 低金利で借りることができるから

です。

まず1つ目の「個人資産の内リスク資産割合を増やしたくないから」に関して説明します。


自分の場合は、物販も一つの投資先として考えています。


法人化するときに会社に入れた自己資金は400万円です。(資本金100万円と在庫300万円分を自分の会社に販売した形になっています)
この400万円を入れると夫婦の個人資産は5,300万円ほどになります。
5,300万円のうち1600万円ほどが債権&現金の非リスク資産です。
ほかの3,700万円は株式と事業投資のリスク資産です。
現在のリスク資産と非リスク資産の割合は7:3です。
(この割合が投資における自分ルールです)
一般的にはリスク資産割合は(100-年齢)分に押さえておいたほうが良いので、自分の年齢を考えると今の資産ポートフォリオが丁度いいです。

つまりこの自分ルールに則るとこれ以上個人資産を会社に投入するこができません。
「でも売上はもっと拡大したいし、年内に月商1,000万円という自分で立てた目標は達成したい・・。そのためにはお金が必要だ・・。
じゃあ、融資を受ければいいか!」
と考えました。これが1つ目の理由です。
(正直、身勝手な理由です笑 けど、こんな身勝手な理由でも銀行はお金を貸してくれます)

2つ目の「低金利で借りることができるから」は読んで字の如くそのままの意味です。
1,000万円借りても保証料と金利含めても2%くらいです。
年間20万円程度、月にならしても2万円弱です。
今の自分なら、たった2万円の利益を物販事業から出すことは余裕です。
たった2万円払うだけで事業拡大のための運転資金を1,000万円も手に入れられるならありがたすぎます。

ここで一つ勘違いしている人が多いので書きますが、運転資金の場合元本返済分は利益から返すのではなく、売上から返済します
もちろん、中国輸入の場合利益率が高いので、利益から元本+利息分を返済できるのが理想ですし、自分もすぐにそうなりました。

ただ「運転資金の場合は元本は売上から、利息は利益から返済する」のが一般的です。

自分も最初はこの考え方がいまいちピンと来なかったのですが、古田土会計の森尾さんのYouTubeチャンネルをみて理解できました。
時間があるときにこの動画を見て理解を深めて下さい。
(動画内の5分30秒くらいから解説して下さっています)


公庫で600万円の融資がおりた話

公庫での融資に関して話していきます。
融資相場200〜300万円のところ、自分は600万円の融資が決まった理由は2つです。(ありがたいことに公庫の担当者の方が明確に評価ポイントを教えて下さいました)

  • 社会人として約5年間務めていた会社での実務経験が中国輸入物販に紐づくから

  • 20代という年齢でしっかり資産を形成しているから

上記2点でした。
別に創業計画書を作り込んだわけでもないですし(30分か1時間くらいで作りました)、なにか事業への思いを熱弁したわけでもありません。
が、上記2点の理由から600万円の融資が実行されました。
(創業計画書には申込み金額1,000万で記載しましたが、流石に無謀でした笑)

ここからは公庫に申込みを行った日から融資金の入金までをタイムラインでお話していきます。
(公庫は結構動きが早いので助かりました)

全体の流れとしては

ネットで申し込み→面談→審査→審査結果通知→融資の契約→入金です。

最初に公庫に申し込みを行ったのは4月末(27日?とかだったと思います)でした。
公庫の融資申し込みはインターネットで日本政策金融公庫のHPから行えます。
提出書類は創業計画書と登記簿謄本と個人の身分証くらいでした。
(詳しくは公庫HPを見て下さい)

とにかく簡単に申し込みができました。
自分の場合、申込時備考欄になるべく早く面談したいと記載しておいたので、翌営業日には担当者が電話をくれて5月頭に面談日程を調整してもらうことができました。それと同時に個人事業主時代の確定申告書をメールで送るように言われたので、送りました。
ゴールデンウィーク時期だったにも関わらず、かなり迅速に対応頂けました。

面談当日はジャケパンスタイルできれいめな格好をしていきました。
やっぱり第一印象大切ですからね笑

面談に持ってくるように言われた書類は

  • 個人用銀行の入出金履歴1年分(光熱費の支払い遅延などが無いかを確認していたようです)

  • 事業用で使っていた銀行の入出金履歴1年分(売上の入金と仕入れの出金履歴が見たかったようです)

  • どんな商品を扱っているのかを紙に印刷して提出(Amazonのページを印刷して見せました)

  • 法人登記先住所の契約書

だったかと思います。

面談してくださった担当者の方はメガネを書けた40代後半〜50代前半くらいの男性の方でした。
電話だととても早口でまくしたてられているような気分でちょっと「やりにくいな〜」と思っていましたが、実際にお会いすると全く印象は変わってとても自分の経歴とこれから本格的にやろうとしている中国輸入物販に興味を示してくださいました。

覚えている限り面談時に聞かれたことを書いていきます。

  • サラリーマン時代にはどのような業務内容を行っていたのか?

  • なぜ会社をやめて独立しようと思ったのか?

  • 事業を始めた経緯

  • 商品がどのようにうごいているのか

  • なぜ利益率が上昇しているのか

  • 広告の使い方や仕組み

  • 家族構成

  • 個人資産はいくらあるのか?

ざっとこんな感じだったと思います。
特にAmazonのSP広告の仕組みにはとても興味を示して頂きましたw
(1クリックごとに費用が発生する仕組みの部分など)

また、個人資産を聞かれてスマホでマネーフォワードの画面を見せたらとても驚かれました。

なぜ個人資産があるのに融資を検討しているのか聞かれて、先に述べた「自分ルール」の話をしたところ納得頂きました。(どう思われたかは知らないですが笑)

面談の最後に担当の方に言われたのは
「今日面談に来てもらうまでは正直融資できても200万か300万くらいだと思っていました。けれど〇〇さん(自分の名前)の今までのご経験と、何よりも20代でこれだけ資産形成を行っている人はみたことがありません。その資産から、あなたの計画性や継続力・実行力をとても感じました。
なので1,000万円は難しいですが600万円で私も頑張ってみます。」
と言って頂き、無事に600万円の融資が5月半ばに実行されました。

ネットでの融資申し込みから入金までゴールデンウィーク期間を除くと10営業日くらいかと思います。
正直公庫はとてもスピード感があってすぐに貸してくれるので、まず融資を検討している方は公庫に相談に行くと良いと思います。

改めて今回の融資面談で評価されたポイントは2つで

  • 前職での経験と中国輸入物販との関係性がある

  • 資産形成をする計画性と継続力と実行力がある

この2点を評価頂き融資が実行されました。


融資を受ける際にここだけは抑えたほうがいいポイントを記載します。

以前Xでも発信しましたが、融資相談時に必ず注意したほうが良いのが
「経営者保証を外す」ことです。
自分も公庫からの融資も信金からの融資も両方、「経営者保証なし」の融資です。

今年の3月15日から中小企業庁が「経営者保証なるべく外して、起業や事業拡大を後押ししましょうね〜」と呼びかけてくれました。

■経営者保証免除制度に関して
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2024/240315.html

中小企業庁HP

これを銀行担当者の方から提案してくれることは中々無いので、この制度を知らないで経営者保証ありで借り入れをしてしまうこともあるようです。

経営者保証を外すと会社が倒産したとしても個人資産は守られます
ただし、その一方で保証料の上乗せが発生します
とはいえ金額はたかが知れています。
条件等にもよりますが公庫借入の場合せいぜい+0.3%とかです。
例えば600万円借りたときの0.3%は年間+1万8,000円です。
月にならすとたった1,500円です。
アホほど安いです。
やらない手はないかなと思ってます。

信用金庫で1,000万円の融資がおりた話

次に信用金庫で1,000万円の借り入れができたときの話をしていきます。
5月半ばに公庫で600万円借り入れした自分は、資金繰りを勉強しようと思い、向こう3期分の資金繰り表の作成をしようとしました。
(逆を言えば資金繰り表なんかなくても公庫の借り入れはできます)

ただ、財務会計の勉強など全くしてこなかった自分には資金繰り表を0から作るのはハードルが高く、商工会議所に相談に行きました。
(今の日本は起業する人に優しいです。頼れる行政機関や制度はたくさんあるのでどんどん頼って課題を解決していきましょう)

そこで作成方法を教えて頂き、資金繰り表を作成しました。

資金繰り表を作成したらあることに気づきました。
「年内1,000万円の売上を作るなら、公庫から借りた600万だけじゃ足らないじゃん!」

中国輸入やっている方ならわかると思いますが、中国には毎年2月3月頃に春節という大規模なお休みがあり、その間中国の工場は休止し仕入れができません。
そのため前年12月頃には春節分も見越して発注をしておく必要があります。そこで資金が必要になります。

自分の計画だと12月には1,000万円売っている予定なので(達成できてたら嬉しいですがw)、今年12月には春節分含めて3ヶ月分ほどの在庫を仕入れる現金が出ていきます。そうするとキャッシュが足りません。
なので今から信金さんとお付き合いを始めて、融資の相談をしに行こうと考えました。
(融資は足元すぐに必要だから借りに行くというよりは、これから必要になる可能性があるから、今はお金に困っていなけど借りておこうというスタンスで借りるのが良いかと思います。困ってからだと全然遅いです。)

とりあえず近所の地銀と信金の5行に電話をかけました。
地銀は全く取り合ってもらえず、「まあ、一回相談にのってもいいけど、難しいと思いますよ」というスタンスでした(←本当にこんな感じの口調で言われました笑 イラッとしたのでいつか地銀の方から自分に「お金を借りて下さい」って言わせてやりたいと思ってます笑)

一個自分の会社には課題がありました。
それは登記先住所です。
法人登記時に自分の自宅住所を登記したくなかったので、バーチャルオフィスで法人登記を行いました。
銀行は営業実態が掴みにくかったり、犯罪に使われる可能性が高いのでバーチャルオフィス嫌がります。
いくつかの銀行はこのバーチャルオフィスを理由に取引を断られました。
(ただ、面白かったのが同じ銀行でも支店によってはバーチャルオフィスでも取り合ってくれるところもありました。なので、バーチャルオフィスを利用する方は登記先住所を管轄する支店と、営業所住所を管轄する支店と両方かけあってみると良いと思います)

そんなこんなで5行の内、2行の信金さんが取り合ってくれました。
最初はそもそも取引(新規法人口座開設)ができるかの面談があります。
1行はこちらから銀行に行く形で、もう一行は家に来てくれました。
(新しく取引を始める場合、銀行は事業実態確認のために家に来るようです)

面談時には公庫より多くの書類を求められました。

  • 登記簿謄本

  • 定款

  • 自宅の賃貸借契約書

  • 個人事業主時代の開業届

  • バーチャルオフィスの契約書

  • 取扱商品の資料

  • 銀行の入出金履歴1年分

覚えている範囲でざっとこんな感じです。(多分他にもあったと思います)
面談をした2行の内、対応が早かったほうと取引をしようと考えていました。
そのうち1行は約1週間半くらいで新規口座開設OKの旨の連絡を下さいましたので、その銀行とお取引を開始しました。

その後創業融資にもいくつか種類があって、商工会議所経由で申し込むと金利が安くなる創業向け融資があることを知り、商工会議所に行きました。(ただ最終的にはこの種類の融資条件に当てはまらないことがわかり、金利の恩恵は受けられなかったですw)
そこで商工会議所の方から取引銀行に自分を紹介して頂き、融資審査に進んでいきました。
(銀行はもともとの取引先などの紹介だと融通が効きやすくなる印象があります。なので、そういうツテが無い方は商工会議所を頼ると良いと思います)

審査の途中で何度も追加書類を求められ合計で7回8回くらいは銀行に足を運びました。(まさかのセキュリティの観点でメールで送ることはできなくて、紙で持って行くかFAXしか対応していませんでした笑)

諸々審査準備が整うまでに1ヶ月くらい要しました。

そして、融資の方向性が固まってくると信用保証協会の人が自宅に訪問しに来ます。

■信用保証協会とは
信用保証協会とは、中小企業や個人事業主が金融機関から融資を受ける際に、その返済を保証する公的な機関です。これにより、金融機関(今回の場合だと信金)はリスクを減らし、中小企業などは融資を受けやすくなります。

余談ですが、この信用保証協会を使わない融資(つまりリスクのすべてを銀行が背負う形になる融資)をプロパー融資といいます。
また、信用保証協会を使う融資の場合、信用保証協会と銀行で保証割合を決めます。
例えば保証協会付きで1,000万円を融資する場合、8割を保証協会がリスクを負って、2割を銀行がリスクを追う8:2の保証割合が多いようです。
ただし、創業融資の場合は極めてリスクが高いので、10:0ですべて保証協会がリスクを追う場合が多いようです。
つまり、信金はリスク0でお金をかせて金利収入が入ります。
なので既に保証協会付き融資を借りている人は、銀行と保証協会の保証割合を意識してみても良いです。
全くリスクを取っていないのに、「うちはリスクを取って貸してますよー」というスタンスの銀行員もいるようなので、要注意です。
そういう銀行員に限って定期預金や投資信託を提案してきたりするので、不用意に「普段お世話になってるからなー」とそういった提案にのって会社の資金繰りを悪化させないようにしましょう。
って古田土会計の森尾さんが言ってましたw
森尾さんのYouTubeチャンネルはめちゃくちゃ勉強になるので、是非見てほしいです。

話を戻しますが、保証協会の方が自宅訪問に来た際に準備しておくように言われた書類は

  • 個人の身分証

  • 売上と入金が突合できる資料

  • 自己資金額を証明できる資料

  • 仕入れの入出金履歴と発注書等

です。
自分の場合代行業者はラクマートさんを使っており、形式張った仕入れの発注書はなかったので、注文書のスクリーンショットを印刷して準備しておきました。

この訪問から3日後に融資決定の連絡を頂き1,000万円の融資実行が決まりました。

この信金さんからの借り入れは公庫と一部違って下記2点が評価されたと感じています。(この借り入れはここを評価しましたよ〜と教えて頂けてないのであくまで憶測です)

  • サラリーマン時代の経験が中国輸入で活きる部分

  • 既に売上が月商500万円以上立っていて、1,000万円の運転資金が必要な理由が明確な部分

この2点かなと思います。
追加で下記は多少好材料になったかな?と思った部分です

  • 作業部屋の壁に会社の企業理念を貼っておいた。(おそらく創業時から企業理念を決める人は少ないと思いますが、自分の場合は企業理念を決めていつでも見れるように壁に貼っています。それが保証協会の担当の方にも目について話題の一つになりました)

あくまでこれはプラスαでしか無いと思いますが、プラスに働いたと思います。

こんな感じで創業3ヶ月で1,600万円の借り入れをすることができました。
正直、銀行担当者のあたりはずれや運要素で融資金額は変わっていたと思います。

物販は絶対に資金力勝負です。
中国輸入物販は稼げる商品を見つけて売れる仕組みを整えたらあとはリピートして仕入れしていくだけです。
10万円稼ぐのにかかる労力も100万円稼ぐ労力も10倍も差はありません。

マインド面の話ですが、物販で稼げるようになるには自分のお金の器を大きくしていかないといけません。
自分も今では月に200万も300万も仕入れていますが、最初は1万円分仕入れることにもビビっていました。
徐々に仕入れ金額を増やしていき、自分のお金のキャパを広げていかないといつまでも稼げません。
これは今の自分にも言えることで、戒めとしてここに記します。

最後にここまで読んでいただいた方に一つだけお願いがあります。
自分が最近X上で物販に関する発信をしているのは、
「物販好きな友達や知り合いを増やしたい」からです。
そのためには自分の考えを発信して共感して頂ける人を作る必要があります。
また、物販を完全1人でやっているので、独立してから人と関わる機会が圧倒的に減ったんですよね・・。
なので人との関わりを増やすために発信活動を続けています。
そこでこのノートをより多くの人に読んで頂くために下記投稿を引用リツートして感想を教えて頂きたいです!


今回のこのノートが今後物販にチャレンジしたい人や拡大していきたい人に役に立っているなと感じることができたら、また自分が経験した物販に関する情報を発信していこうと思います。

それではここで失礼致します。
稚拙な文章でしたが、ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?