縮毛矯正の上手な美容師さんの見つけ方

 縮毛矯正は美容室メニューの中でも1,2位を争うハイダメージメニュー。それゆえ美容師さんによって腕前は雲泥の差です。
 ここでは20年間天然パーマに悩まされた筆者が経験に基づいて縮毛矯正の上手な美容師さんを見つけるコツを紹介します。

【事前準備編】

①口コミサイトで美容室を絞り込む。

美容室の絞り方としては

・縮毛矯正が得意、と謳っているところ
・縮毛矯正のメニューの値段が1万円以上のところ(もっと余裕のある方は1万5千円以上のお店だと安心。理由は後述) 

 ただしこの時点で適当に美容室を決めないこと!次の項目からがとくにコツとなります。
 縮毛矯正の成功は美容室ではなく美容師その人、だれにやってもらうかで決まります。

②絞った美容室の中からさらに腕の良い美容師を探す。

腕の良い美容師の見抜き方として

縮毛矯正の施術をした写真をインスタグラムやHPに載せている。
・過去に縮毛矯正の専門店で働いていた。
・使用する薬剤についてしっかりとHPやインスタグラムで説明をしている。
・HPやインスタグラムに挙げている施術後のイメージが自分の好みである。
・歴10年程度の経歴の長い人
・店長(大方指名して間違いありませんが、歴が極端に短い場合は避けるが吉。形だけ店長というケースを避けるため。)

などが挙げられます。 
 ここで注意点は歴が長くてもカットやカラーだけの経験で来た人ではなく、縮毛矯正の経験を積んできた人を選ぶということです。縮毛矯正は本当に腕の差が出ます。
 ですので歴が長いからこの人にする、と安易に決めるのではなく、上記の条件を複合的に検討しましょう。

③予約をする。

 このとき美容師さんの指名を忘れずに!

【当日のチェック編】

 まだあるのかよ、と思われた方もいるかもしれませんが縮毛矯正を受けて数か月したらまた癖が出てくるので再度矯正をかけなおすと思います。
美容室によって使用する薬剤が違うため、縮毛矯正をかけるお店がコロコロ変わるのは、薬剤同士の相性がよくなかったりと髪にとってあまりよくありません。
 できるだけ同じ美容師さんに縮毛矯正をしてもらいましょう。

①一人で縮毛矯正の施術をしてくれるか。

 シャンプーから一人で担当してくれるのが望ましいですが、シャンプーは別の人(アシスタント)でもシャンプー以降の過程(薬剤を付ける、アイロンをする)は一人でやってくれるところを選びましょう。

なぜなら
・薬剤をつける時間や使用する薬剤の強さが重要なため(お客さんによって強さが違うのはもちろん、同じお客さんによっても髪の毛の部分によって癖が違ったりするため強さやつけておく時間が異なる)

・アイロンも力の強さやアイロンのやり方の技術によって仕上がりに差が出てくる。 (均等にアイロンをかけないとサラサラストレートにならず、髪の毛が折れてしまったり、左右差が出てしまいます。)

 複数の美容師で縮毛矯正を行う美容室には特徴があります。
 それは「価格が安い」「客を1日フルで入れている」ことです。このような場合、施術時間が長い縮毛矯正では1つ1つの施術の過程にかかる時間を短くすることで回転率を上げないと利益が出ません。安くするには理由があります。どこかを削っているのです。

  私が昔通っていた個人経営の非常に腕の良い美容師さんは「縮毛矯正では1万8千円くらいいただかないと赤字になってしまう」とおっしゃっていました。個人経営ということもあったと思いますが時間対利益について考えるとどこの美容室でもだいたい当てはまると思います。
 縮毛矯正は「安かろう悪かろう」の典型例です。

②くせ毛の悩みに寄り添ってくれるか。

 くせ毛の悩みに寄り添ってくれる美容師さんはとても丁寧です。施術前のカウンセリングも丁寧ですし、スタイリングや日々のケアの方法もしっかりと解説してくれます。この時に薬剤のことについて質問してみてもいいでしょう。
 施術終了後や次回来店時に「さらっさらですねー」といわれ切れ毛や枝毛の相談をしても「大丈夫、また矯正かけなおせばさらさらになるよ!」というような人は注意かなと個人的には思います。(あくまで個人的感想)

③(2回目の矯正をかけに行った際に確認すること)
前回かけて残っている矯正を加味して施術してくれるか。

 たとえばですが、前回矯正でかかってまっすぐになっている髪に再度薬剤を付けるとダメージがたまり、切れ毛、枝毛が増加します。  
 ですので2回目にかけに行った際には、前回かかった矯正の部分には薬剤を付けないまたはつけても弱いものをつけているか確認しましょう。

 私の経験ですが、2回目にかけに行ったときに全体に薬剤を塗られていまい、髪にダメージを食らって、別の美容室にいったところ切れ毛のせいなのか「左右で髪の長さが違うよ。」といわれたことがあります。

④番外編 美容師さんの手を見てみよう。

 強い薬剤を使うほど手があれやすくなるといわれています。手がきれいな美容師さんは強すぎない薬剤を使っている・・・といううわさを聞いたことがあります。
 (あくまで噂であり、手袋を付けて施術を行う美容師さんもいらっしゃるので一概には言えません)


いかがでしたか?
矯正の上手な美容師さんを探すには事前準備と当日のチェックが欠かせません。縮毛矯正の成功は美容室ではなく美容師その人、だれにやってもらうかで決まります。みなさんが素敵な美容師さんに出会い、さらに美しくなれることを心より願っています。

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