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これからはIQ(知能指数)よりCQ?!

IQは皆さんご存知ですよね。

知ってるけど、自分のIQは知らない。
ちょっと気にはなるけど、わざわざIQテストをやるのは面倒くさい。

そんな知名度の高いIQですが、殆どの人間はIQ80~120の間に収まっており、大体平均値は100です。

そして、
このIQに相当な開き、隔たりがあると会話が困難になると言います。

具体的には20以上離れると、会話が成り立たないと感じる事が多い様です。

互いの負担にならず、歩み寄りのできる限界が、だいたいIQ差20ぐらいだそうです。

この、歩み寄りというワードを、頭に入れておいて欲しいです。

余談ですが、
あまり意味のないデータかもしれないですが、日本人として知っておいて欲しいこと

IQの平均が高い国・地域のランキング2023年版
調査対象199か国・地域のうち、

1位は日本(IQ:106.48)
2位は台湾(106.47)
3位はシンガポール(105.89)
4位は香港(105.37)
5位は中国(104.10)
6位は韓国(102.35)

と世界一位とされています。国民性はもちろんの事、義務教育の賜物なのでしょうか。

軒並みアジアの国々がトップに入っていることも気になる所ですね。


と、ここまでIQばかりの話をしましたが、本題。

CQというのはご存知でしょうか?
あまり聞き馴染みの無い言葉かと思いますが、

CQ(Cultural Intelligence Quotient/カルチャーインテリジェンス指数)のことで、日本語的にいうと「文化の知能指数」というような意味です。

IQ(知能指数)やEQ(心の知能指数)と同様、知性を表す指数の一種として使用される言葉です。具体的には、文化の違いを超えてコミュニケーションを図る能力を表します。
ここでいう文化とは、国や地域ごとに形成される文化のみではなく、個人の価値観、働き方、組織文化など、より広義な文化が含まれます。

https://solution.jma.or.jp/column/c231011/

だそうです。
つまりは、異文化理解力です。

「CQは21世紀のリーダーシップには不可欠な要素」
という思想が広がっており、グローバルな時代には必要不可欠な能力と言えます。

実は僕自身もこのCQと言うワードの存在を最近知ったのですが、
初めて出会ったときに、帰国子女として

「あ、自分の中にあった考えにちゃんとした名前がついていたんだ!」
と感じました。

異文化理解能力。
幼少期の頃から、様々な国で、色んな人と出会う度に、幼いながら自然と強く意識していた事です。

このCQがないと何が問題かというと、

拒絶反応を起こす、会話が成立しない、何考えているか分からないから一生分かり合えないと思ってしまう。

IQの開きがあるときと共通してますよね。

お互いに歩み寄れなくなってしまいます。

僕の祖父母も、タトゥーを入れてる人は断固拒否、孫が入れたいなんてもってのほか、という感じでした。宗教上の理由で入れ墨を掘る文化もあるのに、もうそんなことは耳を貸さず完全ブロック!

2023年の今日もどこかで紛争や戦争が絶えません。

「あの子とは一生分かり合えない。」
「男と女は一生分かり合えない。」
「天才と凡人は一生分かり合えない。」
「あの国の人とは一生分かり合えない。」

色んなドラマや映画、漫画で見聞きしてきたセリフ。

しかし、このCQに至っては、

お互いが高め合う事により、分かり合えななくとも分かろうとする、理解できるようになるといいます。

他の国の人達だけでなく、今まで理解出来なかった身近な存在の事も理解できるようになれるかもしれないです。

寝言言ってんじゃねぇ、と思われるかもしれないですが、

全人類が異文化の理解力を高め合えば、
紛争や戦争もなくなるんじゃないかと思っています。


カルチャーショック案件


海外で仕事をしていて、

イスラム教もキリスト教もヒンドゥー教のスタッフもいて、それぞれ個性豊かで面白い人たちです。

どれだけ大事な会議をしていようと、時間になればイスラム教のスタッフは礼拝をしますし、

どれだけ忙しくても、宗教のお祭りがあったら仕事をほっぽってそっちに行くし、

考えもよらない行動をたまに起こしたり。

特にイスラム教やヒンドゥー教の人達は、
家族>宗教>仕事

と、家族と同等くらい宗教を大事にしているので、
何か宗教的なイベント事があれば仕事そっちのけでそちらに集中しますし、

当たり前のように週単位で仕事をストップするので、
宗教に疎く、勤勉で働き蟻体質の日本人からしたら、ちょっと理解のできない感覚ですよね。

更に国籍は同じでも中華系、ヨーロッパ系と祖父母の代で移民してきた人達も沢山いて、それぞれの国の文化が各個人に根付いていて、そのイベント時にもお休みすると。

日本人からすると、
「休みすぎじゃい!仕事進むのが遅くて遅くてしょうがないんですけど!」
と盛大にツッコミたくなります。

そういうイベントで休んでも、
有給?扱いになるのか、月の内どれだけ休んでも、お給料は毎月同額を支払らわれます。

日本人には「?」マークですが、
そもそも仕事に対する姿勢、価値観が違うので、
そこも理解しないといけない。

最近広まってきた流行語、ダイバーシティですね。


僕の職場では、
•イスラムの礼拝をする用のマットが敷かれて、
•日本の神社からの魔除けや商売繁盛のお札を置き、
•隣にはヒンドゥー教のお供えと魔除け、
•そしてクリスマスは皆でお休みすると。
•ボーナスの支給時期はスタッフの宗教によって異なる
•どこか一つの宗教の行事があれば、他の人が代わりばんこで、お互いの埋め合わせをする。

もしかして、何気に世界平和の縮小図が描けているのでは?

日本人の良き性格の落とし穴


ここで一つ。日本人あるあるで、陥りやすいのは、相手に全てを合わせようとしてしまう事です。

「郷に入っては郷に従え」
僕もこのことわざは好きですし、よそ様の国に住んでいるので、常日頃から意識していることです。

ただ、全て合わせる必要はない事です。
自分の価値観や文化も相手と同等に大事なものですし。

僕の失敗談として、
高校の頃白人グループに馴染めるように、
食事もファッションも音楽も全て皆と同じ、と合わせてしまい、結果的に自分らしさという一番大事なものを見失い、つまらない人間になってしまいました。

郷に従いすぎちゃってました。
本当は大好きな生魚もJPOPもない人生なんてつまらない。


譲れるところ、譲れないところをお互い汲みして、歩み寄れるギリギリのラインを探し続ける必要があります。


ただやはり、バランスが大事です。
全てを受け入れなくとも、
自分の文化を全て貫き通すのも一長一短

例として、

イスラム原理主義
キリスト教の弾圧
離婚寸前まで行くような夫婦喧嘩
闇堕ちした漫画の悪役
たけのこの里vsきのこの里戦争
目玉焼きにソースVS醤油戦争
つぶあんVSこしあん戦争

ちなみに僕はたけのこの里派。何がなんでも譲らない。笑
↑と、自分以外を受け付けなくなると、そこに歪みが発生してしまいます。

それがいい意味にも悪い意味にもなるときがあるので、本当に難しい問題だと思います。

少し話が逸れてしまいましが、

国籍や宗教の違いだけでなく、
同じ日本人同士でも異文化体験をする事は多々ありますよね。

まさか、この世にきのこの里派の人間が存在するなんて。
Oh,異文化体験。(笑)

CQ値増幅計画

これからの時代嫌でも色んな、本当に様々な人々、物事に出会っていくと思います。そんな時代に必要不可欠なCQの能力。

それではここから、
CQ、異文化理解能力値のレベルアップする方法を見ていきましょう。

大きく4つの要素があるみたいです。

意欲、知識、戦略、行動。

カッコよく言い換えると、
ウィリングネス、ナレッジ、ストラテジー、アクション。

意欲と戦略を中心に伸ばしていこう、よりも

ウィリングネスとストラテジーをセンターとしてグロウイングしていこう、と言う方がモチベーション上がるかもです。もしくは嫌われます。

CQ意欲:異文化を受容しようとする意欲
CQ知識:文化間の相違性や類似性への理解
CQ戦略:文化の違いを調整するための戦略
CQ行動:異なる文化に対して取る適切な行動

この四つを意識することが、UQ能力値の伸びに繋がるそうです。


僕の最近あった話。同い年の友達に、2023年になって

🧍‍♀️「ビットコインって詐欺だと思ってたー」
と言われて衝撃を受けました。

UQに繋がるいい例だと思うので、これに当てはめながら一緒に考えて見ましょう。

よくよく話を聞いて行くと、その子の頭の中では

【ビットコイン→なんのこと?→知らない→なんか凄い儲かるらしいよ→
でもなんかネガティブなニュース見たことある→騙されるらしいみたいなのをSNSで見かけた→テレビでもやってたし→怪しい→怖い→詐欺】

と、情報を精査する事なく、興味を持つ事もなく、断片的な情報のみで結果詐欺と判断してしまっていたみたいです。2020年のままストップしてしまっていいる状態。

無知である程、怖がると言いますよね。
暗闇も何があるか分からないから怖い。

ここにCQの4要素を絡めていった場合
おさらいです。
CQ意欲:異文化を受容しようとする意欲
CQ知識:文化間の相違性や類似性への理解
CQ戦略:文化の違いを調整するための戦略
CQ行動:異なる文化に対して取る適切な行動

【ビットコイン→なんのこと?→知らない→知りたい(CQ意欲)→なんか凄い儲かるらしいよ→でもなんかネガティブなニュース見たことある→騙されるらしいみたいなのをSNSで見かけた→テレビでもやってたし→怪しいかも→でも一歩踏み込んでみよう(CQ意欲)→自分で調べてみよう(CQ知識)→ブロックチェーンは世界を変えるすごい技術だ(CQ知識)→ニュースで見た問題の本質は、ビットコイン、仮想通貨そのものではないんだ(CQ知識)→専門家はどう見ている?世界の動き、日本政府の動きは?(CQ戦略)→自分が仮想通貨を持った際の予想されるトラブルは?メリット/デメリットは?(CQ戦略)→実際に買ってみようか?(CQ行動)→今後の仮想通貨の動きを追っていこうか(CQ行動)

CQの4要素を絡める前と後では結果が全然違いますよね。

ビフォーアフター、皆知ってる?

これで世界中で普及しつつ、現在進行形で世界的にその方向に向かっている仮想通貨の世界に取り残されることなく済むと。

国籍の違う人、宗教の違う人、考え方の違う人、新しい技術や製品、ずっと食わず嫌いな食べ物、きのこの山派の人。

今までの自分と異なるもの、異文化に触れたとき、拒絶するのではなくて、まずは興味をもつことであなたの世界は無限に新しい扉を開き続けることができます。

もしかしたら、英語という異文化を、さっきのビットコインの話の様に、いつの間にか塞ぎ込んでるだけかもしれません。

CQ4要素を絡めてみると、
👀「案外英語なんて簡単じゃん!全然話せるじゃん!」
と思えるようになるかもです。


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