世界人口の高齢化による医療従事者ニーズが急拡大

今後、コンピュータ・サイエンスと看護では、雇用が拡大する可能性の高いと見込まれている。

医療は、世界の人口の高齢化につれて世界中で急成長しており、女性にとっては雇用を提供してくれる豊饒な部門だ。この部門だけでも、女性の仕事における需要の4分の1を占めうる。

しかしながら、コンピューター・サイエンス分野における女性の雇用拡大、逆に看護分野における男性の雇用拡大は、過去の事例を見ると限定的になっている

米国では、コンピュータ・サイエンス従事者に占める女性の割合は、1980年代と1990年代に40%にまで上昇したが、その後は、わずか25%程度にまで低下した。同部門におけるジェンダーの役割の固定観念と、女性のメンターの不足がその一因である。
米国における男性看護師の割合は、1970年の約3%から2000年には約11%へと増加したが、その後2018年までに、たったの1%ポイント増加しただけであった。ジェンダーの役割の固定観念が、この職業でもキャリアを追求するのを遠ざけていると男性たちはいう。

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